JCL での動的 PDS の作成

次の例に示した拡張子構文を使用すると、JCL で動的 PDS を作成できます。

ファイルがデータ用かソース用かに応じて、JCL で次の変数を設定する必要があります。
変数 データ PDS の値 ソース PDS の値
LRECL ゼロより大きい任意の数 0
RECFM FB、V、VB、F のいずれか LSEQ

データ ファイル用の PDS の使用

//DD1      DD DSN='TEST.DYN1',DISP=(NEW,CATLG), 
//            DCB=(RECFM=FB,LRECL=123,DSORG=PO) 
//*MFE: %PCDSN=C:\DPDS\*.DAT

これにより、TEST.DYN1 は動的 PDS として作成され、そのメンバーは C:\DPDS ディレクトリ内の拡張子 .DAT の付いたファイルになります。

ソース ファイル用の PDS の使用

//DD1      DD DSN='LORINCE.CTLLIB.PDS',DISP=(NEW,CATLG),
//            UNIT=SYSDA,SPACE=(CYL,(3,1,1)),
//            DCB=(RECFM=LSEQ,LRECL=0,DSORG=PO)
//*MFE: %PCDSN=C:\DCCPDS\*.TXT

これにより、SORT、IDCAMS、REXX、JCL、および PROC のコントロール カードまたはソースに使用できる動的 PDS として LORINCE.CTLLIB.PDS が作成されます。

動的 PDS の削除

動的 PDS を削除しても、基本的な PC ファイルは自動的には削除されません。基本的な PC ファイルを削除するには、MF_DEL_DYNPDS 環境変数を Y に設定します。