データ セットの割り当て

MVS では、プログラムで使用するファイル名と JCL で使用する対応データ セット名の間の直接接続が提供されます。たとえば、COBOL プログラム内の SYSUT1 の場合、

SELECT INFILE ASSIGN TO UT-S-SYSUT1

は次の文に接続し、

//SYSUT1 DD DSN=DSNAME1,DISP=OLD

DSNAME1 という名前のデータ セットを表す PC ファイルをプログラムに割り当てます。

また、SYSUT2 の場合、

SELECT OUTFILE ASSIGN TO UT-S-SYSUT2

は次の文に接続し、

//SYSUT2 DD DSN=DSNAME2,DISP=(NEW,CATLG),...

DSNAME2 という名前のデータ セットを表す PC ファイルをプログラムに割り当てます。そのファイルは、ジョブストリームの実行時に自動的に作成され、カタログ化されます。