POWER 文

注: これらのトピックに示されているコマンドと作用対象の組み合わせは、「解析されるが処理されない」と記載されていない限りサポートされます。この記載の意味は次のとおりです。
  • 解析されるが処理されない - そのコマンドと作用対象の組み合わせはサポートされていませんが、Enterprise Developerで解析され、検証に失敗すると JCL エラーが生成されます。
  • 解析されるが処理されない* - JCL コマンドおよび POWER コマンドのいくつかの作用対象 (テープやボリュームに固有の作用対象など) が Micro FocusEnterprise Developer 環境では適用されないことを示します。詳細については、「General Differences」を参照してください。

POWER 文は、次の機能によって VSE JCL を補完します。

ジョブ入力制御言語

プレフィックス $$ で始まります。

* $$ JOB

* $$ JOB は、ジョブ全体の POWER パラメーター値を設定します。

サポート レベル

JNM=job-name

BLDG=

解析されるが処理されない

BRTNC=

解析されるが処理されない

CLASS=jobclass

DEPT=

解析されるが処理されない

DISP=

解析されるが処理されない

DSKTIN=

解析されるが処理されない

ECHO=

解析されるが処理されない

ECHOU=

解析されるが処理されない

EOJMSG=

解析されるが処理されない

LDEST=

解析されるが処理されない

NETACCT=

解析されるが処理されない

NTFY=notify

PDEST=

解析されるが処理されない

PRI=priority

PROGR=

解析されるが処理されない

PWD=password

ROOM=

解析されるが処理されない

SEC=

解析されるが処理されない

SYSID=

解析されるが処理されない

PDEST=

解析されるが処理されない

USER=

解析されるが処理されない

XDEST=

解析されるが処理されない

* $$ LST

LST スプール ファイルは、プリンター出口で使用できます。詳細については、* $$ PUN の説明を参照してください。

* $$ PUN

PUN スプール ファイルは、プリンター出口で使用できます。次のすべての作用対象が解析され、保存されて、プリンター出口で使用できるようになります。

作用対象
BRTNC=YES|NO
BURST=
CHARS=
CLASS=class
CMPACT=name|NO
COPY=copies
COPYG=
DEST=node_id,user-id,subsys)
DFLT=
DISP=disposition
DIST=dist-code
FCB=phasename
FLASH=
FNO=formnumber
FORMDEF=
JNM=
JSEP=n,option
LST=lstaddr
LTAB=linetab
MODIFY=
PAGEDEF=
PRMODE=value
PRI=priority
PURGE=NO
PUN=
PWD=password
RBC=norbc
RBM=norbm1,norbm2
RBS=norbs
REMOTE=remote-id
SYSID=n
TADDR=
UCS=
USER=user-info

* $$ SLI

$$ SLI は、ソース ライブラリ インクルードを開始します。ジョブが読み取りキューにサブミットされる前に VSE ライブラリまたは ICCF ライブラリのメンバーがインクルードされます。

     *--- POWER SLI CARD PARAMETERS
     *--- * $$ SLI ICCF=(member-name),LIB=(nnnn)
     *---          or
     *--- * $$ SLI MEM=member-name[.type],S=lib.sublib,sublib[.bookname]
     *---                               up to three sub libraries

詳細は次のとおりです。

ICCF
member-name がライブラリ MFE.VSE.ICCF.LIBnnnn からインクルードされます。
SLI MEM
member-name が最初に見つかった sublib からインクルードされます。
(sublib は、次の属性で作成できる PDS データ セットです。RECFM=LSEQ、Record Length=80、Dynamic PDS=Enabled、PDS Exts=VSE、および DS ORG=PO。SLI MEM 文で指定されている sublib データ セットにインクルード メンバーを追加します)

* $$ EOJ

Power のジョブ カードの終わりです。

スケジューリング

詳細については、「Micro Focus Batch Scheduler Integration」を参照してください。

オペレーター コマンド

PALTER、PDELETE など、さまざまなオペレーター コマンドを使用して POWER のジョブ処理を制御できます。

ESMAC オペレーター コンソール、スケジューリング、JCL User Exit のいずれかを使用することで機能を利用できます。詳細については、「ESMAC」を参照してください。