Event-before-PGM-call

初期プログラム (PGM= JCL パラメーターに相当する) が呼び出されようとしていることを示します。このイベントは、ステップごとに 1回 (PGM= プログラムの場合)、CALL コマンドごとに 1 回 (コマンドで指定されたプログラムの場合)、および DSN コマンドの RUN サブコマンドごとに 1 回 (サブコマンドで指定されたプログラムの場合) 発生します。

ジョブ ステップの場合、このイベントと Event-step-ready の違いは、このイベントは子プロセスで発生し、呼び出されようとしているプログラムに代わって処理を行う機会をユーザー出口に提供するという点です。たとえば、プログラムが使用する特殊なモジュールをロードする必要がある場合は、上記の操作を行います。プログラム名などのデータの変更は、Event-step-ready では許可されますが、このイベントでは許可されません。

このイベントの目的は、プログラムが呼び出される前にユーザー出口で任意の処理 (名前競合を回避したりするためのプログラムのロードなど) を実行できるようにすることです。

このイベントと Event-after-PGM-call は、子プロセスで発生します。その他のイベントは、すべて親プロセスで発生します。親プロセスで発生したイベントを出口で記憶することはできません。

このイベントは、現在実装されていません。

イベント固有のデータ:

このイベントに使用できるデータは次のとおりです。

  • ジョブ番号
  • ジョブ名
  • ジョブ開始日時
  • ステップ開始日時
  • ステップの名前と番号
  • プロシージャ ステップの名前と番号
  • Event-step-ready に対して提供されるすべてのデータ

アクション:

このイベントに対するアクションは要求できません。デフォルトのアクションのみが行われます。