DEFINE CLUSTER

DEFINE CLUSTER コマンドは、新しい VSAM データ セットを作成します。このコマンドにより、データおよび索引ファイルがローカル マシン上に作成され、データ セット名がカタログされます。

構文:

DEFINE CLUSTER (parameters) -
             [DATA(parameters)] -
             [INDEX(parameters)] -
             [CATALOG(parameters)]

パラメーター:

MFJAMS では次のパラメーターがサポートされています。これらのパラメーターは、次で特に明記しない限り、IBM のマニュアルに記載されているとおりにサポートされます。

NAME(data-set-name)
VSAM データ セットの名前。このパラメーターは必須です。
CYLINDERS(primary[ secondary])
ボリュームの使用可能なスペースからクラスターに割り当てられるスペースのシリンダー数。このパラメーターは、メインフレーム環境で実行する場合にのみ有効です。
KILOBYTES(primary[ secondary])
ボリュームの使用可能なスペースからクラスターに割り当てられるスペースのキロバイト数。このパラメーターは、メインフレーム環境で実行する場合にのみ有効です。
MEGABYTES(primary[ secondary])
ボリュームの使用可能なスペースからクラスターに割り当てられるスペースのメガバイト数。このパラメーターは、メインフレーム環境で実行する場合にのみ有効です。
RECORDS(primary[ secondary])
ボリュームの使用可能なスペースからクラスターに割り当てられるスペースのレコード数。このパラメーターは、メインフレーム環境で実行する場合にのみ有効です。
TRACKS(primary[ secondary])
ボリュームの使用可能なスペースからクラスターに割り当てられるスペースのトラック数。このパラメーターは、メインフレーム環境で実行する場合にのみ有効です。
VOLUMES(volser[ volser...])
クラスターのコンポーネントにスペースを割り当てるボリュームを指定します。このパラメーターは、メインフレーム環境で実行する場合にのみ有効です。
DATACLASS(class)
新しいデータ セットのデータ クラスの名前を指定します。
CONTROLINTERVALSIZE(size)
クラスターの制御間隔のサイズ。このパラメーターは、メインフレーム環境で実行する場合にのみ有効です。
MANAGEMENTCLASS
新しいデータ セットの管理クラスの名前を指定します。
REUSE|NOREUSE
クラスターを再利用可能なクラスターとして繰り返し開くことができるかどうかを指定します。
LINEAR
線形データのデータ セットが定義中であることを示します。
INDEXED
KSDS データ セットが定義中であることを示します。
NONINDEXED
ESDS データ セットが定義中であることを示します。
NUMBERED
RRDS データ セットが定義中であることを示します。
KEYS(lengthoffset)
KSDS データ セットに対する主キー フィールドの長さとオフセット (0 に対する相対値)。オフセットは、レコードの最初の 4096 バイト内になければなりません。lengthoffset を加えた値は、レコードの最大長を超えない必要があります。デフォルトは KEYS(64 0) です。
RECORDSIZE(averagemaximum)
10 進数フォーマットで表されたレコードの平均長と最大長。デフォルトは RECORDSIZE(4089 4089) です。
MODEL(data-set-name)

MFJAMS では次のパラメーターがサポートされています。これらのパラメーターは、次で特に明記しない限り、IBM のマニュアルに記載されているとおりにサポートされます。

この新しいデータ セットと同じ KEYS および RECORDSIZE パラメーターを持ったカタログ式 VSAM データ セットの名前。これは、パラメーターの明示的な指定の代わりとなるものです。
SHAREOPTIONS(crossregion[ crosssystem])
コンポーネントまたはクラスターのユーザー間の共有を定義します。整合性を確保するために、DATA レベルと INDEX レベルで同じ共有オプションが指定されていることを確認してください。詳細については、ヘルプ トピック「SHAREOPTIONS」を参照してください。
注: SMS で管理されているデータ セットを含む、SMS で管理されているボリュームおよびカタログを、SMS 以外のシステムと共有しないでください。

VSAM RLS モードまたは DFSMStvs モードでデータ セットにアクセスすると、SHAREOPTIONS パラメーターの値が (3,3) であると見なされます。

ACCOUNT
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
BUFFERSPACE(size)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
BWO(TYPECICS|TYPEIMS|NO)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
EATTR(NO|OPT)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
ERASE|NOERASE
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
EXCEPTIONEXIT(entry-point)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
FILE(ddname)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
FREESPACE(CI-percent [CA-percent]|0 0)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
FRLOG(ALL|NONE|REDO|UNDO)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
LOG(NONE|UNDO|ALL)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
LOGSTREAMID(logstream)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
OWNER(ownerid)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
RECATALOG|NORECATALOG
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
SPANNED|NONSPANNED
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
SPEED|RECOVERY
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
STORAGECLASS(class)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
TO(date)|FOR(days)
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。
WRITECHECK|NOWRITECHECK
このパラメーターは構文解析されますが、無視されます。

説明:

  • ファイルは可変長レコードとして作成されますが、最初に書き込みを行うプログラムによって変更される可能性があります。最初のプログラムが固定長レコードを使用してファイルにアクセスした場合は、ファイルのレコード タイプが可変長から固定長に変更されます。
  • INDEXEDNONINDEXED、および NUMBERED は相互に排他的です。デフォルトは INDEXED です。
  • MFJAMS では、主キーの重複エントリは許可されません。
  • MODEL から取得された値は、KEYS および RECORDSIZE によってオーバーライドされます。
  • MFJAMS は、Micro Focus 分割キーおよびキー圧縮機能をサポートしていません。

例:

クラスターを定義する典型的なジョブを次に示します。

//DEFCLUS  JOB  CLASS=A
//IDCSTEP  EXEC PGM=IDCAMS
//SYSPRINT DD   SYSOUT=*
//SYSIN    DD   *
  DEFINE CLUSTER(NAME(TEST.KSDS.DUMMY) KEYS(5,0) -
       RECORDSIZE(80,80) CYL(1 1)) 

DEFINE CLUSTER 文で継続文字 (-) を使用していることに注目してください。