casperm を実行するには

  1. root でログインします。
  2. COBDIR を、製品がインストールされている場所に設定します。
  3. 次を入力します。
    casperm.sh

    Enterprise Server System Administrator の英数字のユーザー ID を入手したことを確認するよう求めるメッセージが表示されます。これが、Process User ID となります。

    次のメッセージが表示されます。

    Do you want Error and Warning messages to be displayed via the syslog daemon (y/n)? 

    コンソール メッセージは、常にファイル console.log に記録されます。このプロンプトに Y と応答すると、メッセージは情報タイプ メッセージとして syslog デーモンにも送信されます。

  4. Y または N を入力します。

    次のメッセージが表示されます。

    Enter the alphanumeric user ID of the Enterprise Server System Administrator.
    Press return to use (hub):

    上記は、root で実行する必要がある Directory Server を除く、すべての Enterprise Server プロセスのオーナーになるユーザー ID です。これは、Process User ID と呼ばれます。エンタープライズ サーバーは、Enterprise Server Administration から開始された場合、この Process User ID で動作します。サーバーのすべてのプロセスがこのユーザーの権限を使用して実行されるため、ファイルの作成およびファイルへのアクセスに影響があります。Directory Server は、Directory Server プロセス (Enterprise Server Administration) がポート 86 を使用するため、root として実行する必要があります。このポートは、root 権限で実行されているプロセスでのみアクセスできます。

  5. Process User ID を入力するか、Enter キーを押してデフォルト値を使用します。

    次のメッセージが表示されます。

    Enter the directory where you want the Enterprise Server
     run-time system files to reside. Please enter the absolute path.
     Do not use environment variables. Press return to use (/var/mfcobol/es):

    特別な理由がない限りは、デフォルトを使用してください。

    ここで指定するディレクトリは、このインストールで実行するすべてのエンタープライズ サーバーの作業ディレクトリのルートになります。各サーバーの最初の実行時に新しいディレクトリが作成され、console.log ファイルおよび診断ファイルを含む多くのファイルがこの場所に作成されます。Process User ID には、このディレクトリで作成および書き込みの権限があることが必須です。

  6. Enter キーを押してデフォルトを受け入れるか、使用するディレクトリを入力します。

    スクリプトが実行されて、上で入力した設定が処理されます。完了すると、次のメッセージが表示されます。

    Processing –f option...

    コマンドが終了します。