cobaudit_event (非推奨)

監査イベントを出力します。
注: 監査マネージャーは非推奨です。下位互換性のみを目的として提供されています。代わりに syslog イベントを使用することをお奨めします。詳細については、「エンタープライズ サーバーの監査」を参照してください。

構文:

cobrtncode_t cobaudit_event(cobuns32_t      flags_p,
               	const cobuns8_t *component_id,
               	AUDIT_EVENT     *audit_event)
表 1. パラメーター
  型定義 PIC
flags cblt-x4-comp5 pic x(4) comp-5
component-id pic x(n) pic x(n)
audit-event cblt-aud-event 次を含むグループ
cblte-audevt-version cblt-x4-comp5 pic x(4) comp-5
cblte-audevt-flags cblt-x4-comp5 pic x(4) comp-5
cblte-audevt-id cblt-x4-comp5 pic x(4) comp-5
cblte-audevt-category cblt-x4-comp5 pic x(4) comp-5
cblte-audevt-data-count cblt-x4-comp5 pic x(4) comp-5
cblte-audevt-reserved1 cblt-x4-comp5 pic x(4) comp-5 occurs 7
cblte-audevt-event-len cblt-pointer pointer
cblte-audevt-event-type cblt-pointer pointer
cblte-audevt-event-data cblt-pointer pointer
cblte-audevt-reserved2 cblt-pointer pointer occurs 7

入力パラメーター:

Control flags
ビット 意味
0-12 予約済み 予備 (値は常に 0)
13 0 cblte-audevt-event-data は、さまざまなサイズおよびタイプのデータをトレースするためのポインターの配列です。cblte-audevt-event-len 配列および cblte-audevt-event-type 配列の対応する要素を設定する必要があります。
  1 cblte-audevt-event-data は、同じサイズおよびタイプのデータをトレースするためのポインターの配列です。cblte-audevt-event-len および cblte-audevt-event-type の最初の要素のみを設定する必要があります。
14-29   予備 (値は常に 0)
30 0 component-id は空白文字で終了します。
  1 component-id は null で終了します。
    (ビット 31 を設定しない場合は無視される)
31 0 component-id は、CBL_AUDIT_HANDLE_GET (pic x(4) comp-5) によって作成された監査ハンドルです。
  1 component-id は、テキスト文字列 (pic x(n)) です。文字列の終了文字はビット 30 で定義されます。
component_id
コンポーネント識別子。これは、flags のビット 31 が設定されていない場合は 32 ビットの符号なし整数トレーサー ハンドル (コンポーネントでの監査ハンドルの取得方法の詳細については、「CBL_AUDIT_HANDLE_GET (非推奨)」を参照)、flags のビット 31 が設定されている場合はテキスト識別子になります。
audit_event
監査イベント構造体
version 構造体のバージョン。値は常に 0 です。
flags 制御フラグ。値は常に 0 です。
event_id 出力されるイベントのタイプを識別するために使用される、コンポーネントに固有のイベント識別子。
event_category 監査イベント カテゴリ。
data_count 監査データ項目の数。event_len 配列、event_type 配列、および event_data 配列の要素数を示します。0 の場合もあります。
event_len 32 ビットの符号なし整数の配列へのポインター。配列の各要素は、event_data 配列内の対応する監査データ項目の長さを示します。data_count が 0 の場合は NULL になります。
event_type 32 ビットの符号なし整数の配列へのポインター。配列の各要素は、event_data 配列内の対応する監査データ項目のタイプを示します。data_count が 0 の場合は NULL になります。
上記以外の値は、タイプ 0 (バイナリ) として扱われます。
0 バイナリ 
1 テキスト (ローカル エンコーディング) 
2 アドレス 
3 COMP-5 
4 COMP-X 
5 UTF8 
6 符号付き COMP-5 
7 符号付き COMP-X
event_data ポインター項目の配列へのポインター。配列の各要素は、event_type 配列および event_len 配列内の対応する要素によって示されるタイプおよび長さの監査データ項目に対処します。data_count が 0 の場合は NULL になります。

注意:アドレス タイプの項目の場合、配列要素は、アドレス値へのポインターではなくアドレス値です。

出力パラメーター:

なし

戻りコード:

AUDIT_RET_SUCCESS
AUDIT_RET_INVALID_HANDLE
AUDIT_RET_INVALID_AUDIT_CATEGORY
AUDIT_RET_NOT_ENOUGH_MEMORY
AUDIT_RET_OUTPUT_ERROR
AUDIT_RET_INVALID_COMPONENT_NAME
AUDIT_RET_NO_SERVER_PROCESS
AUDIT_RET_ACCESS_DENIED
AUDIT_RET_TIMEDOUT

説明:

cobaudit_event() は C プログラムでの使用を意図しています。event_id で指定されたイベントを 1 つ以上の出力先に出力します。