Codecomp ユーティリティ

Codecomp ユーティリティを使用すると、EBCDIC/ASCII 文字セット変換のマッピング テーブルを含むファイルを作成できます。これらのファイルは、カスタマイズしてアプリケーションに組み込むことができます。

注: Codecomp を使用して作成できるのは、1 バイト文字セットのカスタマイズされたテーブルのみです。

codecomp ユーティリティの使用方法は次のとおりです。/p オプションを使用する方法と、使用しない方法があります。

  1. /p オプションを使用して、拡張子が .e2a のファイルと .a2e のファイルを、それぞれ 1 つずつ指定します。Codecomp ユーティリティはこれらのファイルを、現在の国別設定で使用されているマッピング テーブルを含むファイルとして作成します。これらのファイルを編集することによってテーブルをカスタマイズできます。
  2. 上記の方法で生成された 2 つのファイルを、/p オプションを使用せずに指定します。codeset.cpy というコピーブックが作成されます。このコピーブックは、カスタマイズしたコードセット モジュールをマッピング ファイルから作成するために使用されます。

構文

>>--codecomp--.----.--filename--.-----------.--><
              +-/p-+            +-filename2-+

詳細は次のとおりです。

/p 現在の国別設定で使用されているマッピング テーブルを、指定したファイルに書き込むことを指定します。
filename マッピング ファイルの名前。ファイルの拡張子は、EBCDIC から ASCII に変換するためのマッピング テーブルの場合は .e2a、ASCII から EBCDIC に変換するためのマッピング テーブルの場合は .a2e です。このファイルは、/p オプションを指定した場合は出力ファイル、/p オプションを指定しない場合は入力ファイルになります。
filename2 マッピング ファイルの名前。ファイルの拡張子は、EBCDIC から ASCII に変換するためのマッピング テーブルの場合は .e2a、ASCII から EBCDIC に変換するためのマッピング テーブルの場合は .a2e です。このファイルは、/p オプションを指定した場合は出力ファイル、/p オプションを指定しない場合は入力ファイルになります。

/p オプションでファイル名を 1 つだけ指定すると、拡張子に応じて EBCDIC から ASCII への変換または ASCII から EBCDIC への変換用のマッピング ファイルが 1 つ生成されます。

/p オプションを使用せずにファイル名を 1 つだけ指定すると、Codecomp は指定されたファイル内のテーブルを逆にして、対応するマッピング テーブルの生成を試みます。この処理が成功するのは、テーブル内の 2 番目の列に 0 から 255 の範囲内のすべての値が含まれている場合のみであり、この条件が満たされなければラウンドトリップ変換は失敗します。