user クラスへの MSS ユーザー属性の追加

Active Directory スキーマ内の user クラスの定義を MSS ユーザー属性で更新するには、本書と一緒に付属している LDIF ファイル msif-user-plus-mto.ldf をインポートします。通常は、次のようなコマンド ラインを使用します。

ldifde -i -f ms-user-plus-mto.ldf -k -v -j . -c "DC=X" #schemaNamingContext

このコマンド全体を 1 行に入力してください。

ldifde コマンドに慣れていない方のために詳細を説明します。パラメーター #schemaNamingContext は、LDAP ディレクトリ内のスキーマの DN に置き換えられる記号定数です。パラメーター DC=X は LDIF ファイル内のプレースホルダーで、ファイルの処理時に ldifde によって #schemaNamingContext の値に置き換えられます。つまり、ファイル内の LDIF コマンドで "DC=X" を指定すると、実際には LDAP スキーマが更新されます。

Windows ユーザーに user 以外のクラスを使用している場合は、この LDIF ファイルをインポートする前に変更する必要があります。LDIF ファイルの詳細については、Active Directory のドキュメントまたは LDIF に関するその他の参考資料を参照してください。