ユーザーおよびグループについて

制限モードで実行中の Directory Server の Enterprise Server Administration に接続すると、要約画面が表示されます。この画面は、Directory Server が管理するエンタープライズ サーバーの基本情報を詳細に示します。

他のアクションを実行する前に、ログオンする必要があります。ログオンするには、ユーザー アカウントが必要です。Directory Server には事前に設定済みのユーザー アカウントが多数ありますが、別のアカウントを作成することもできます。

ログオンした際に使用できる機能は、そのユーザーが属しているユーザー グループに設定された権限によって決まります。

どのユーザーも、複数のグループに所属できます。グループに関しても、Directory Server には事前に設定済みのグループがいくつかありますが、別のグループを作成することもできます。事前に設定済みのグループにはそれぞれ、特定の管理作業を実行するための適切な権限があります。各グループには、それぞれ 1 つまたは複数のユーザーが設定されていますが、Micro Focus アプリケーションが使用する System グループは例外です。

グループ 説明 事前に設定されているユーザー
All Users これは、権限が最も制限されているグループです。デフォルトの Enterprise Server 権限は、読み取り専用に設定されています。この権限により、グループ内のユーザーは、エンタープライズ サーバーの構成情報を参照できます。すべてのユーザーはこのグループに属しています。 schemaadmin、adddelete、modify、administrator
Add/Delete このグループには、次の管理作業が有効になるデフォルトの Enterprise Server 権限が設定されています。
  • サーバーの追加および削除
  • サービス、リスナー、パッケージの、サーバーへの追加およびサーバーからの削除
adddelete、administrator
General Administrators このグループには、エンタープライズ サーバーに対する管理作業がすべて有効になるデフォルトのエンタープライズ サーバー権限が設定されています。また、ユーザーの管理を除くすべての Directory Server 管理作業も許可されています。 administrator
Directory Server Administrators このグループには、Directory Server およびエンタープライズ サーバーのすべての管理作業に必要な権限が設定されています。 schemaadmin
Modify このグループには、エンタープライズ サーバーの構成情報の変更を有効にするデフォルトのエンタープライズ サーバー権限が設定されています。 modify
システム これは、Micro Focus アプリケーションを使用するためのグループです。