esfupdate を使用してセキュリティ マネージャーの変更内容を更新するには

外部セキュリティマ ネージャーを使用している場合、セキュリティ情報に対する変更 (ユーザーの追加やグループ メンバーシップの変更など) があった際に更新後の情報を使用するように Enterprise Server に通知する方法は 2 つあります。

本トピックでは、esfupdate ユーティリティの使用に必要な手順について説明します。

esfupdate ユーティリティの構文は次のとおりです。

esfupdate [options]update-type[entity-name]
options
実行する一連のアクション。使用できる値は次のとおりです。
スイッチ アクション 意味
-a action 実行する更新アクション。「add」、「delete」、「modify」、「other」のいずれかです。デフォルトは「modify」です。
-u user Directory Server にバインドするためのユーザー名。
-p password Directory Server にバインドするためのパスワード。
-m host[:port] Directory Server の場所。デフォルトは localhost:86 です。
-r server 更新するサーバーの名前。これにはワイルドカードを含めることができます。
-M   Directory Server を更新します。
-v   バージョン情報を表示して終了します。
-h   構文情報を表示して終了します。
update-type
「user」、「group」、「resource」、「users」、「groups」、「resources」、「all」のいずれかです。
entity-name
update-type が「user」、「group」、または「resource」の場合は必須です。それ以外は省略されます。

説明

ユーザーおよびパスワードを指定しない場合、esfupdate では匿名で Directory Server へのバインドが試行されます。

ユーザーを指定し、パスワードを指定しなかった場合は、パスワードを入力するように要求されます。

-M と -r のどちらも指定しなかった場合、Directory Server および実行中のすべてのサーバーに更新通知が送信されます。

次の例では、Directory Server および実行中のエンタープライズ サーバーにユーザー SAFU の変更が通知されます。この通知は、Mainframe Subsystem Support のユーザー属性 (ユーザーの優先度など) が変更された際、あるいはグループへの追加 (またはグループからの削除) が行われた際に送信されます。Directory Server には「SYSAD」ユーザーとしてバインドされます。

esfupdate -u CN=SYSAD -p SYSAD user SAFU