コンパイラ指令の読み方

すべてのコンパイラ指令をアルファベット順に説明します。各説明には、次の項目が含まれます。

DIRECTIVE-NAME
DIRECTIVE-NAME の機能の簡単な説明
構文
構文の表示形式
                                +--------------+
                                V              |
>>-.---.-.-------DIRECTIVE-NAME--"parameter(s)"-.-><
   +-/-+ +.----.-DIRECTIVE-NAME-----------------+
          +-NO-+

指令の構文は、「レールロード トラック」と呼ばれる図式を使用して示されます。この図式では、指令とパラメーターはそれらの記述順序を表す線で結合されます。これらの図式は、左から右の順に読んでいきます。各図式は >> で始まり、>< で終わります。トラックは、代替構文を示すために分岐し、その後にまた結合することがあります。トラックの長さに意味はありません。

上の例では、パラメーターの上部にループがあります。これは、繰り返し可能であることを示します。

指令のパラメーターは引用符 (" ") で囲んでいますが、他に特別な説明がない限り、引用符の代わりにかっこを使用することができます。

パラメーターがカンマの後に指定されていて、ファイル名が省略されている場合は、指令の前にスラッシュ (/) を置く必要があります。そうしないと、指令は誤ってファイル名であると見なされます。

コンパイラ指令の名前を読みやすくするためにハイフンを使用することもできます。名前にハイフンが含まれていても、含まれていない場合とまったく同じように処理されます。たとえば、DPC-IN-SUBSCRIPT は DPCINSUBSCRIPT と同じです。

パラメーター
指令に対する有効なパラメーターのリストおよび説明を示します (有効なパラメーターがある場合)。
プロパティ
デフォルト: 指令のデフォルト設定を示します。DIALECT 指令を特定の値に設定すると、一部の指令に値が設定されて、デフォルト値や、ユーザーが設定した値がオーバーライドされる場合があります。DIALECT によって設定される指令は、DIALECT のページに記載のとおりです。リンクをクリックすると、「DIALECT」ページが表示されて、方言固有の設定を確認できます。DIALECT 指令を使用して指令を設定する方法の詳細については、「DIALECT」を参照してください。
段階: その指令を使って制御する段階を示します。次のいずれかになります。
  • 構文チェック
  • 生成
  • 両方
$SET: 指令をソース プログラムの $SET 文に配置できるかどうかを示します。この部分に「最初の行」と記されている場合は、COBOL のコードの第 1 行目の前の $SET 文でのみ使用可能であることを示します。ソース コード内の $SET 文で指定される指令は 72 列以内にする必要があります。
依存関係
この指令の設定によって他の指令の設定が変更されるかどうか、または他の指令がこの指令の設定に影響するかどうかを示します。
ここには多くの異なる事例が示されますが、それらの事例は次のキーワードで大まかに分類できます。
直ちに 指定された設定の変更は、その指令のプロセスの一部として直ちに実行されます。この場合、1 番目に指定した指令で設定された値は、2 番目に指定した指令でリセットすることができます。ただし、この操作は、設定の意味を理解してから実行してください。
最後 指定された変更は、すべての指令が処理された後で反映されます。この場合、ユーザーが新しい値をオーバーライドすることはできません。
説明
指令に関するその他の情報が記載されています。