COPYEXT

COPY 文で指定されたファイル名で拡張子が省略されている場合に、コンパイラが検索するコピーブックのファイル名拡張子を指定します。

構文:

                             +-----------------+
                             V                 |
>>-.---.--COPYEXT-"extension-.-.-------------.-.--"--><
   +-/-+                       +-,-extension-+

パラメーター:

extension ファイル名拡張子

プロパティ:

デフォルト: COPYEXT"cbl,CPY"(Windows) または COPYEXT",cbl,cpy"(UNIX)
段階: 構文チェック
$SET: 最初の行

依存関係:

DIALECT"RM" を指定すると直ちに COPYEXT",cbl,CBL" が設定されます。

説明:

25 個までの拡張子を指定できます。それぞれの拡張子の長さは最大 10 文字です。次のように拡張子が空の場合は、拡張子がないことを示します。

COPYEXT"src,,txt"
COPYEXT"cpy,cbl,cob,abc,"

COPY 文で指定されたファイル名に拡張子がない、またはピリオドが付いている場合、可能性のある拡張子のリストが順番に検索されます。検索は、該当するファイルが検出されるか、リストの終わりに到達する (エラーが報告される) まで継続されます。

拡張子が指定されていない COPY 文が多数ある場合に COPYEXT を使用すると、プログラムのコンパイル速度が向上します。たとえば、すべてのコピーブックのファイル名拡張子が .cpy である場合、COPYEXT"CPY,CBL" を指定すると、不要なファイルにアクセスせずに済みます。

メインフレームから移行されたプログラムを実行している場合は、COPYEXT に大文字と小文字の拡張子の両方を設定する必要があります(UNIX 環境にのみ該当)