DATAMAP

コンパイラにデータ項目に関する情報を出力させます。

構文:

>>-.---.-.--------DATAMAP-.----------.--.---><
   +-/-+ |                +-(option)-+  |
         +-NO-DATAMAP-------------------+

パラメーター:

option
アドレス列またはオフセット列をデータ項目情報の一部として表示します。
ADDR
プログラムのデータ領域の先頭からのオフセットとしてのデータ項目のアドレスを表すアドレス列を表示します。このオプションは、ネイティブ コードにのみ該当します。
OFFSET
01 レベル グループの先頭からの各データ項目のオフセット値を表すオフセット列を表示します。

プロパティ:

デフォルト: NODATAMAP
段階: 構文チェック
$SET: 初期

依存関係:

DATAMAP(OFFSET) は、パラメーターなしで DATAMAP を指定すると、JVM コードにコンパイルする際に自動的に設定されます。

DATAMAP(ADDR) は、パラメーターなしで DATAMAP を指定すると、ネイティブ コードにコンパイルする際に自動的に設定されます。

説明:

この指令は、コンパイラのチェック フェーズでデータ項目に関する情報を出力させます。該当するデータ項目は、ユーザーが指定したものと、コンパイラにより自動的に生成されるもの (RETURN-CODE 特殊レジスタ用データ領域など) の両方です。

この情報は、リスト ファイルの末尾に出力されます。データ項目の情報は、プログラム中でコンパイラがデータ項目を検出する場合と同じ順序で出力されます。最初の行は、データ項目が含まれるプログラムのプログラム ID です。データ項目ごとに、次の情報がリストされます。

  • 行番号
  • データ名
  • データ項目のアドレスまたはオフセット。option のパラメーターを参照してください。
  • データ項目のサイズ (バイト数)
  • データ項目の属性。次の形式の文字列です。

    ss xxxx cccccccccc R E G

    各要素の内容は次のとおりです。

    ss
    データ項目の場所。次のいずれかになります。
    IO 入出力節
    FD ファイル記述
    WS 作業場所節
    TL スレッド局所記憶節
    OS オブジェクト記憶節
    LC 局所記憶節
    LS 連絡節
    RD 報告書節
    SS 画面節
    PG 変数 (コンパイラのチェック フェーズにより生成される特殊レジスタなど)
    PD 一時変数 (手続き部により生成され、SEARCH 文で使用されるものなど)
    xxxx
    次のいずれかになります。
    G 集団項目
    GO 集団 occurs 項目
    GSO 集団 sub occurs 項目
    E 基本項目
    EO 基本 occurs 項目
    ESO 基本 sub occurs 項目
    ESOO 基本 sub occurs occurs 項目
    cccccccccc
    データ型の説明。Display、Comp、Comp-3、Numeric E (Numeric Edited を表す)、AlphNum J (AlphaNumeric Justified を表す) など
    R
    他のいずれかのデータ項目を再定義したもの
    E
    外部データ項目
    G
    一般的なデータ項目