DBSPACE

表意定数 SPACE が DBCS 表意定数として使用された場合に、この定数を、システムが提供する 2 バイトの空白文字としてコンパイラに解釈させます。

構文:

>>-.---.-.--.----.--DBSPACE---------.---------><
   +-/-+ |  +-NO-+                  |
         |                          |
         +----------DBSPACE"MIXED"--+

パラメーター:

none
DBSPACE セット (パラメーターなし) を指定すると、コンパイラでは、システムが提供する 2 バイトの空白文字が使用されます。NODBSPACE を指定すると、このコンパイラの旧バージョンとの互換性が保たれ、2 バイトの空白文字は、2 字の ASCII の空白文字 (x"2020") になります。
MIXED
IF、EVALUATE または PERFORM UNTIL 文によって、データ項目が表意定数 SPACE と等しいか等しくないかを比較する場合の条件は次のとおりです。
  • データ項目が PIC G または PIC N USAGE DISPLAY として定義されており、各 2 バイトのペアが 2 バイトの空白文字または 2 つの 1 バイト空白文字を含む場合、SPACE と等しい。
  • データ項目が英数字であり、1 バイトおよび 2 バイトの空白文字の組み合わせを含む場合、SPACE と等しい。2 バイトの空白文字は 2 バイトの境界で整列する必要はありませんが、データ項目の長さの中にすべて収まっている必要があります。
  • 長さの違う 2 つのデータ項目が等しいか等しくないかを比較し、長さが短い方のデータ項目の長さの中で違いがない場合、長い方のデータ項目の残りを上記のルールに則して SPACE と比較し、結果を生成する。
DBSPACE(MIXED) および CHARSET(EBCDIC) でコンパイルされるプログラムの動作は不定になります。

プロパティ:

デフォルト: MF"integer" の設定によって異なります。integer が 7 よりも大きい場合は、デフォルト値は DBSPACE になります。それ以外の場合のデフォルト値は NODBSPACE です。(方言)
段階: 構文チェック
$SET: 最初の行

依存関係:

COBOL370、NCHAR"2"、SAA、VSC2"2" または VSC2"3" により、DBSPACE が設定されます。

MF"integer" でinteger が 7 よりも大きい場合に、DBSPACE が設定されます。