FDCLEAR

書き込み操作のたびに、ファイルのレコード バッファーをクリアするように指定します。

構文:

>>-.---.-.-------FDCLEAR--"integer"--.-----><
   +-/-+ +.----.-FDCLEAR-------------+
          +-NO-+

パラメーター:

integer
次のいずれかになります。
1
書き込み操作のたびに、ファイルのレコード バッファーをクリアするように指定します。バッファーは、DEFAULTBYTE 指令で指定された値にクリアされます。
2
1 の場合と同様ですが、レコード バッファーは、最初の OPEN 文の後にもクリアされます。

プロパティ:

デフォルト: NOFDCLEAR
段階: 構文チェック
$SET: 任意

説明:

FDCLEAR 指令は SELECT 句を処理する際に有効です。選択したファイルにこの機能を適用するには、各 SELECT 句の前および後で $SET 文を使用します。または、プログラム内の全ファイルにこの機能を適用する場合は、SELECT 文を処理する前にのみ $SET 文を使用します。

入出力制御段落内の SAME RECORD AREA 句の処理対象のファイルについては、FDCLEAR 指令は無視されます。

パラメーターなしで FDCLEAR を指定した場合は、FDCLEAR "1" を指定した場合と同じ動作になります。

例:

次のコードでは、FDCLEAR は file-2 にのみ適用されます。

 file-control.
     select file-1 ...
$set fdclear
     select file-2 ...
$set nofdclear
     select file-3 ...