符号付き数値 DISPLAY データ項目の符号についてのデフォルトの規則を指定します。
構文:
>>-.---.--SIGN--"convention"---------------><
+-/-+
パラメーター:
convention |
符号保存規則。含まれる符号については次のいずれかにする必要があります。
- ASCII
- MF (ASCII と同じ)
- EBCDIC
- IBM (EBCDIC と同じ)
- acu
- mbp
- ncr
- realia
- vax
デフォルトの符号モードについては次のいずれかになります。
- INCLUDED
- TRAILING
- SEPARATE
- TRAILING-SEPARATE
- LEADING
- LEADING-SEPARATE
詳細については、「説明」を参照してください。
|
プロパティ:
デフォルト: |
SIGN"ASCII" および SIGN"TRAILING" |
段階: |
構文チェック |
$SET: |
最初の行 |
依存関係:
CHARSET"ASCII" を指定すると直ちに SIGN"ASCII" が設定されます。
CHARSET"EBCDIC" を指定すると直ちに SIGN"EBCDIC" が設定されます。
DIALECT"RM" を指定すると直ちに SIGN"EBCDIC" および SIGN"TRAILING" が設定されます。
説明:
convention パラメーターのオプションの意味は次のとおりです。
JVM COBOL では、SIGN"EBCDIC" を HOST-NUMMOVE、HOST-NUMCOMPARE、または SIGN-FIXUP と組み合わせた指令は無効であり、コンパイル時に拒否されます。ネイティブ COBOL では、その組み合わせが許可されます。
SIGN 指令を繰り返して、含まれる符号およびデフォルトの符号モードの符号保存規則を指定することもできます。
符号モード INCLUDED と TRAILING は、両方で末尾の含まれる符号を示します。符号モード SEPARATE および TRAILING-SEPARATE は、末尾の独立した符号を示します。符号モード LEADING は、先頭の含まれる符号を示します。符号モード LEADING-SEPARATE は、先頭の独立した符号を示します。TRAILING-SEPARATE と LEADING-SEPARATE のハイフンは省略可能です。
内部符号表現として 16 進値 B が使用されている場合、SIGN"ASCII" はデータ項目を負として扱います。他のいくつかの COBOL システム (RM/COBOL など) は、このように表現された項目を正として扱います。
デフォルトの符号モードは、特殊名段落の NUMERIC SIGN 句またはデータ記述項の SIGN 句でオーバーライドできます。