HOSTARITHMETIC

算術結果の 10 進数切り捨てを、サイズ エラー状態の後に発生させるかどうかを制御します。
注: この指令は、ネイティブ COBOL でのみサポートされています。

構文:

>>-.---.-.----.--HOSTARITHMETIC----------------><
   +-/-+ +-NO-+

パラメーター:

なし

プロパティ:

デフォルト: NOHOSTARITHMETIC
段階: 構文チェック
$SET: 可能

説明:

HOSTARITHMETIC を指定すると、次のような影響があります。

  • ON SIZE ERROR 句がない算術演算 (ADD、SUBTRACT、MULTIPLY、DIVIDE、および COMPUTE) の結果がターゲット項目の保持できる最大値を超える場合には、10 進数切り捨てが行われます。切り捨てが行われる場合を、次に示します。
    • ターゲット項目が 10 進数形式 (DISPLAY、COMP-3、または COMP-6)
    • ソース項目が浮動小数点項目
    • 計算式でべき乗や組み込み関数が使用されていない
    • 複合演算も中間結果も 10 進数で 31 桁を超えていない
  • ON SIZE ERROR 句がある算術演算 (ADD、SUBTRACT、MULTIPLY、DIVIDE、および COMPUTE) の結果がターゲット項目の保持できる最大値を超える場合には、ON SIZE ERROR 句が正常に実行され、ターゲット項目の値は変更されません。

この指令を $SET 文に指定する場合は、指定した場所にかかわらず、プログラム全体のランタイム動作に影響があります。

重要: この指令は、生成されたコードのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。