CBL_ABORT_RUN_UNIT

既存のスレッドの状態に関係なく、現在の実行単位を中止します。

構文：

call 'CBL_ABORT_RUN_UNIT' using by value ret-value

パラメーター：

	呼び出しプロトタイプ使用時 (「説明の読み方」を参照)	PIC
`ret-value`	cblt-x4-comp5	pic x(4) comp-5

入力パラメーター：

ret-value

この実行単位の終了時にオペレーティングシステムに返される戻りコード。

説明：

シングルスレッドのアプリケーションまたはランタイムシステムでは、この呼び出しは次の構文と同等です。

stop run returning ret-value

マルチスレッドアプリケーションでは、STOP RUN は、既存のすべてのスレッドが終了するのを待ってから実行単位を終了します。一方、CBL_ABORT_RUN_UNIT は、既存のスレッドが終了するまで待ちません。実行中のすべてのスレッドをキャンセルして実行単位を終了し、オペレーティングシステムに制御を戻します。

注: この呼び出しを使用するのは、アプリケーションで重大な問題が検出された場合のみにすることをお勧めします。このルーチンをマルチスレッドアプリケーションで呼び出すと、重要なファイル操作の間にスレッドが終了してしまう可能性があるため、重大な問題が発生することがあります。