CBL_NLS_READ_MSG

制約事項: 各ロケール サポートは、ネイティブ COBOL コードでのみサポートされます。

構文:

call "CBL_NLS_READ_MSG" using     msg-file-handle
                                  full-msg-number
                                  msg-ins-struct
                                  msg-buffer
                        returning status-code

パラメーター

msg-file-handle
呼び出しプロトタイプ (「説明の読み方」を参照):cblt-x4-compx
PIC:pic x(4)
full-msg-number
cblt-nls-msg-params として定義されている集団 (以下を含む)
01 cblt-nls-msg-params          typedef.
  03 cblte-nmpb-set-number      cblt-x2-compx. 	*> pic x(2) comp-x.
  03 cblte-nmpb-number          cblt-x2-compx. 	*> pic x(2) comp-x.
  03 cblte-nmpb-max-buffer-len  cblt-x2-compx. 	*> pic x(2) comp-x.
  03 cblte-nmpb-actual-msg-len  cblt-x2-compx. 	*> pic x(n) comp-x.
  03 cblte-nmpb-flags           cblt-x2-compx. 	*> pic x(2) comp-x.
msg-ins-struct
cblt-nls-msg-ins-struct として定義されている集団 (以下を含む)
01 cblt-nls-msg-ins-struct      typedef.
  03 cblte-nmis-ins-count       cblt-x2-compx.  *> pic x(2) comp-x.
  03 cblte-nmis-ins-pointer     cblt-pointer.   *> usage pointer.
                                                *> Occurs depending on ins-count.
msg-buffer
呼び出しプロトタイプ (「説明の読み方」を参照):pic x(n)
PIC:pic x(n)
status-code
説明の読み方」を参照。

入力パラメーター:

msg-file-handle
メッセージの取得元となるメッセージ ファイルの識別ハンドル
cblte-nmnp-set-number
メッセージの取得元となるメッセージ ファイル内のメッセージ セット
cblte-nmnp-number
メッセージの取得元となるメッセージ セット内でのメッセージ番号
cblte-nmis-ins-count
メッセージに挿入するテキストの数
cblte-nmis-ins-pointer
メッセージに挿入するテキスト (null 終了) へのポインター
cblte-nmb-buff-len
msg-buff-text の長さ

出力パラメーター:

cblte-nmb-buff-text
返されたテキスト (null 終了)
status-code
ルーチンが成功したかどうかを示します。
0 成功
40 NLS モジュールが初期化されていない
401 メッセージ セットが見つからない
402 メッセージがメッセージ セット内にない
403 メッセージがテキスト バッファーよりも長い
404 無効な msg-file-handle
上記以外の status-code の値は、ランタイム エラーのメッセージ番号です。

説明(Windows)

メッセージ ファイル内のメッセージは、いくつかのセット (メッセージ セット) にグループ分けして格納されています。そのため、必要に応じて、デフォルトのメッセージ ファイルに独自のメッセージ セットを定義できます。また、このルーチンでは、メッセージ ファイルから取得したメッセージに、各国語の文法規則に応じた順序で、テキストを挿入することもできます。

説明(UNIX)

各メッセージ カタログでは、メッセージを複数のセットに分割できます。セット内の各メッセージには、識別メッセージ番号があります。メッセージ カタログの詳細については、『プログラマーズガイド - アプリケーション作成』の「国際化対応」の「NLS メッセージ ファイルの作成」を参照してください。

このルーチンでは、メッセージ カタログから取得したメッセージにテキストを挿入することもできます。元のメッセージに含まれるフォーマット構文 (%s) が、指定したテキストに置き換えられます。メッセージに含まれる %s フォーマット構文の数が、cblte-nmis-ins-count の値を超えることはできません。

テキストの挿入順序は、各国語の文法規則に応じて調整できます。挿入順序を調整するには、%n$s フォーマット構文を使用します。この構文によって、該当箇所には n 番目の cblte-nmis-ins-pointer が使用されます。n の値は cblte-nmis-ins-count を超えてはなりません。