FILEMAXSIZE

FILEMAXSIZE オプションは、ファイルのオフセットを保存するために内部で使用されるバイト数を指定します。

このパラメーターの設定は、ロック機構にも影響を与えます。同じファイルを共有しているプログラム間では、セマフォおよびレコード ロックを正しく処理し、共有ファイルの破損を避けるためにも、使用する FILEMAXSIZE の設定を統一する必要があります。

構文:

FILEMAXSIZE = { 4 } { 8 }

パラメーター:

4
ファイル アドレス指定を 32 ビットの値に制限します。これは、旧バージョンの Micro Focus 製品と互換性があります。
8
NTFS ファイル システムへのアクセス時に、Windows プラットフォームでのファイル アドレス指定に 64 ビットまでの値を使用できます。ただし、基になるレコード ロック機構が変更されます。したがって、非常にサイズの大きいファイル (1 GB 超) を共有する場合には、ファイルの破損を回避するためにも、そのファイルにアクセスするすべてのプログラムで FILEMAXSIZE8 に設定する必要があります。

属性:

デフォルト値: 8

説明:

注: 次の状況のいずれかに該当する場合は、FILEMAXSIZE8 に設定しないでください。
  • 64 ビット ファイル システムをサポートしていないオペレーティング システムでアプリケーションを実行する場合。
  • FAT ファイル システムにアクセスするアプリケーションを実行している場合。FAT ファイル システムでは、32 ビットを超えるファイル アドレス指定はサポートされません。
  • 32 ビットのファイル システムの共有ファイルにアクセスする必要のあるアクセス プログラムがある場合。
  • 32 ビットのファイル アクセスのみに対応した旧バージョンの Micro Focus COBOL 製品を使用するアプリケーションとの間でファイルを共有している場合。

これらのシナリオでは、FILEMAXSIZE を 4 に設定してください。

あるファイルにアクセスするすべてのアプリケーションで、同じ値の FILEMAXSIZE を使用してファイル ハンドラーを構成する必要があります。

不明なリモート ファイル システムに対する 64 ビット ファイル アクセスを要求する場合は、remote_64bit_access チューナーを設定してください。

Novell システムでは、32 ビット (4GB) サポートのみ提供されています。