手続き部の概要

ANS85 手続き部は省略してもよい。

プログラム定義、

ISO2002MF 関数定義、

またはメソッド定義内の手続き部には、実行対象の手続きを含める。これらの手続きは、宣言文または非宣言文 (あるいはその両方) である。

ISO2002MF オブジェクト定義およびファクトリ定義の手続き部には、オブジェクトまたはファクトリ オブジェクトで呼び出せるメソッドが含まれる。

MF 呼び出しプロトタイプの手続き部には、手続きは含まれない。ただし、ENTRY 文が含まれる場合がある。

ISO2002MF 関数プロトタイプ、メソッド プロトタイプ、またはプログラム プロトタイプの手続き部では、パラメーターとその戻り値があればそれらを指定する。

書き方 1 の一般形式 (節を含む)


*

書き方 2 の一般形式 (節を含まない)


*
ISO2002MF 

書き方 3 の一般形式 (インターフェイス オブジェクトまたはファクトリ)


*

説明:

「手続き部の見出し」という用語については、「手続き部の見出し」トピックに記載のとおり。

書き方 1 および 2 を使用できるのは、プログラム定義、

ISO2002MF プログラム プロトタイプ定義、関数定義、関数プロトタイプ定義、

ISO2002MF メソッド定義、

MF 呼び出しプロトタイプのみである。

ISO2002MF 書き方 3 を使用できるのは、ファクトリ定義またはインターフェイス定義、

ISO2002MF またはオブジェクト定義のみである。

上記の宣言完結文は USE 文である (「USE 文」、「USE FOR DEBUGGING 文」、および「USE BEFORE REPORTING 文」トピックを参照)。USE 文は、該当する節をいつ実行するかを指定する。

手続きは、手続き部内で段落または段落の集団、あるいは節または節の集団で構成される。手続き名は、それが記述されているソース要素の段落または節を参照するために使用する語である。手続き名は、段落名 (修飾されている場合がある) または節名で構成される。

段落が節内にある場合は、すべての段落を節に含める必要がある。

OSVSVSC2MF この規則は必須ではない。

段落は、段落名とその後に続くピリオドとスペース、および任意の数の完結文から構成される。段落名を省略する場合は、手続き部の見出しまたは節見出しおよびその後に続く 1 つ以上の (連続する) 完結文で構成される。段落は、次の段落名または節名の直前、手続き部の最後、あるいは宣言部分の END DECLARATIVES のいずれかで終了する。

節は、節見出しおよびその後に続く任意の数の段落で構成される。節は、次の節の直前、手続き部の最後、または宣言部分の END DECLARATIVES のいずれかで終了する。

VSC2MF ただし、宣言部分の節には宣言完結文を含める必要はない。これは PERFORM 文によって呼び出すことができる。PERFORM 文の詳細については、「PERFORM 文」トピックを参照。

VSC2MF 上記のように指定された段落内で明示的に含まれていない完結文は、指定されていない暗黙的な段落に含まれるものと見なされる。節内に明示的に含まれていない段落は、指定されていない暗黙の節に含まれるものと見なされる。

プログラム定義内では、

ISO2002MF またはメソッド定義内では、

実行は手続き部の最初の文 (宣言部分を除く) から開始する。以降、文は記述されている順番で実行される (他の順番が示されている場合を除く)。

MF 呼び出しプロトタイプでは、手続き部は実行されない。

ISO2002MF オブジェクト定義では、宣言部分は、内包されるメソッド定義ごとに指定されている場合と同様に動作する。

ISO2002 ファクトリ定義では、宣言部分は、内包されるメソッド定義ごとに指定されている場合と同様に動作する。

ここでは、算術式と条件式、共通指定と入出力指定、組み込み関数、および COBOL 動詞について説明する。

MF 手続き部の見出しは、手続き部の書き方 2 では省略可能である。ただしこれを省略できるのは、これより前に部が記述されていない場合、および手続き部が COBOL 完結文で始まる場合 (節見出し、段落見出し、または宣言節ではなく) のみである。