FCT Entry (fct_name)

このページを使用して、[FCT (Active)] ページで選択した fct_name という名前の FCT に関する情報を表示します。FCT に関する情報を表示し、FCT のステータスを変更できます。

このページは、FCT に関する情報の提供を主な目的としています。FCT の値を設定するには、CICS FCT ページを使用してください。

[Apply]

クリックすると、ページに対して行った変更が保存され、ページが更新されます。このボタンは、FCT を編集する権限がある場合にのみ表示されます。

[FCT]

この FCT の名前が表示されます。[Apply] をクリックすると、FCT に対して行った変更が保存されて FCT が更新された際に、「Update complete」というメッセージも表示されます。このメッセージを削除するには、[Refresh] をクリックします。

[Dataset Name]

メインフレームで使用されているこのファイルのデータ セット名が表示されます。

[Status]

ファイルの現在の状態に関する情報が表示されます。これには、CICS FCT ページおよび CICS FCT - fct_name (grp_name) ページに表示される [Status] の現在の設定に加えて、[Access] フィールドと [Set] フィールドのサブセットも含まれます。

最初の情報項目はオープン/クローズ ステータスです。これは、システムによって制御される一時的な状態です。表示される可能性のある値は、次のとおりです。

  • Open
  • Closed
  • Opening
  • Closing
  • CloseRequest - ファイルを閉じる要求がアプリケーションによって発行された際
[Enabled]/[Disabled]/[Unenabled]

トランザクションからファイルに現在アクセス可能かどうかを示します。

  • [Enabled] - トランザクションからファイルに現在アクセス可能です。
  • [Disabled] - トランザクションからファイルに現在アクセス可能ではありません。無効なファイルは「DISABLED」参照を返します。一部のアプリケーションでは、これによって問題が発生する可能性があります。使用しているアプリケーションがこれに該当する場合は、代わりに [Unenabled] を設定してください。
  • [Unenabled] - トランザクションからファイルに現在アクセス可能ではありません。有効でないファイルは「NOTOPEN」参照を返します。これは、「DISABLED」参照を処理できないアプリケーションで処理できます。

この設定はこのページで変更できます。

[Disabling]

Yes は、ファイルが現在無効になっていることを示します。Disabling は、システムによって制御される一時的な状態です。

[Start Empty]

Yes は、システムの起動時にファイルの現在の内容が削除されることを示します。

[Recoverable]

Yes は、ファイルが保護されたリソースであり、ファイルに対する変更はバックアウトできることを示します。

このファイルには Fileshare サーバーからアクセスする必要があります。

[Forward Recoverable]

Yes は、フォワード回復が可能となるようにジャーナルを使用してファイルの変更を記録することを示します。

このファイルには Fileshare サーバーからアクセスする必要があります。

[Readable]

オンになっている場合、ユーザーがファイルからレコードを読み取れることを示します。この設定は変更できます。

[Addable]

オンになっている場合、ユーザーがレコードをファイルに追加できることを示します。この設定は変更できます。

[Browsable]

オンになっている場合、ユーザーがファイルを参照できることを示します。この設定は変更できます。

[Deletable]

オンになっている場合、ユーザーがファイルからレコードを削除できることを示します。この設定は変更できます。

[Updatable]

オンになっている場合、ユーザーがファイル内のレコードを更新できることを示します。この設定は変更できます。

[Exclusive]

オンになっている場合、更新中は他のトランザクションからはファイルを読み取れないことを示します。この設定は変更できます。

[Type]

ファイル タイプが表示されます。次のいずれかになります。

  • KSDS Variable ASCII - キー順データ セット
  • ESDS - 入力順データ セット
  • RRDS - 相対レコード データ セット
  • Alternate to fct_name type - 代替索引。fct_name はこれが代替索引となる FCT を示し、typefct_name によって表されるファイルのタイプを示します。
  • Undefined - リモート ファイル
[Record]

レコードの最大長および最小長が表示されます。

[Key]

キーの長さおよび開始位置が表示されます。

[Resource Group]

この FCT が属するリソース グループが表示されます。

[Use Count]

この FCT が使用された回数が表示されます。

[Cataloged file, FCT Fix Up]
カタログの DSN を指す FCT には修正プロセスが適用されます。通常、これは初回アクセス時に自動で 1 回だけ実行されます。FCT で参照しているカタログ エントリに変更が加えられた場合、物理ファイルの DCB 情報とライブ テーブルに保持されている DCB 情報の間の実行時の相違を防ぐために、このボタンを使用して修正プロセスを強制的に実行できます。
[Dump Display, Table]

クリックすると、この FCT のダンプが作成されて表示されます。