サーバー インスタンス プロパティ:全般

このページを使用して、エンタープライズ サーバー インスタンスの構成可能な基本属性を変更します。

このページにアクセスする方法は次のとおりです。

  1. サーバー インスタンス画面で、[Server > Properties > General] タブを選択します。
注意:
登録したエンタープライズ サーバー インスタンスのプロパティを変更すると、アプリケーションの接続エラーおよびデータの損失が発生する可能性があります。
[Name]

サーバーの一意の名前を指定します。最大 8 文字まで入力できます。名前の変更は、サーバーのステータスが「Stopped」の場合にのみ可能です。名前に山かっこ (<>) またはアンパサンド (&) を含めることはできません。

[System Directory]

コンソール ログ、トレース、ダンプ診断ファイルなど、Enterprise Server から出力されるシステム作業ファイルの場所を指定します。このディレクトリは、エンタープライズ サーバー間で共有できません。デフォルトでは、%USERPROFILE%\Documents\Micro Focus User\Enterprise Developer\WORKAREA\es-name(Windows) または /var/mfcobol/es/es-name(UNIX) (es-name はエンタープライズ サーバーの名前) です。

注: Windows では、エンタープライズ サーバー インスタンスを起動する手順は、Micro Focus Directory Server (MFDS) によって実装されます。デフォルトでは、MFDS プロセスはローカル システム アカウントを使用して Windows サービスとして実行されます。そのため、環境変数 %USERPROFILE%C:\Windows\system32\config\systemprofile に解決されます。MFDS は 32 ビット アプリケーションであるため、ブラウザーからエンタープライズ サーバー インスタンスを起動する場合、Windows では、この場所は C:\windows\syswow64\config\systemprofile にマップされます。ただし、コマンド ラインからエンタープライズ サーバー インスタンスを起動する場合は、ログオン ユーザーのアカウントが MFDS プロセスで使用されます。つまり、環境変数 %USERPROFILE%C:\Users\<userid> にマップされます。作業ファイルが 2 つのディレクトリに配置されて混乱することのないように、システム ディレクトリを指定してください。

このフィールドでディレクトリを指定する場合は、そのディレクトリが存在している必要があります。Enterprise Server によって自動的に作成されることはありません。

[Working Mode]

この Enterprise Server で 32 ビットと 64 ビットのどちらのアプリケーションを実行するかを示します。

32 ビット作業モードのサーバーでは、32 ビット アプリケーションのみを実行できます。64 ビット作業モードのサーバーでは、64 ビット アプリケーションのみを実行できます。

サーバーの作業モードは、サーバーの作成後に変更することはできません。ただし、サーバーのコピーまたはインポート時に変更することはできます。

[Startup Options]

これらのフィールドを使用して、サーバーを最初に起動した際のサーバーの構成を指定します。これらのフィールドをサーバーの実行中に変更した場合、次にサーバーを起動するまで変更は反映されません。

[Shared Memory Pages]

Directory Server で実行されるすべてのプロセス用に予約するメモリ内の共有ページの数を指定します。各ページの長さは 4 KB です。

[Service Execution Processes]

サーバーの初期化時に開始するサービス実行プロセスの数を指定します。

[Shared Memory Cushion]

共有メモリの割り当てがサーバーの動作要件に対して小さすぎる場合でもサーバーの処理を継続できるように共有メモリ ページから予約する 4KB のページの数を指定します。値の範囲は、1 から共有メモリ ページの数までです。

[Requested Licenses]

このエンタープライズ サーバーに必要なライセンスの数を指定します。

[Show Local Console]

サーバーの実行中にエンタープライズ サーバーのメッセージをテキスト ウィンドウで表示する場合にオンにします。メッセージは、[System Directory] で指定されたディレクトリの console.log というファイルに書き込まれます。テキスト ウィンドウは、エンタープライズ サーバーを実行しているマシンでのみ表示できます。システム メッセージは、Enterprise Server のコンソール ページでも参照できます。

[Allow Dynamic Debugging]

ローカルまたはリモート IDE を使用してこのエンタープライズ サーバーで実行されているアプリケーションをデバッグする場合にオンにします。

[Start on System Start]

MF Directory Server プロセスの開始時に ES サーバーを起動する場合にオンにします。MF Directory Server プロセス (mfds) は、通常、システムの起動時に開始されます (Windows では、システム サービスとしてデフォルトで登録されています)。一般的な使用方法は、マシンが再起動された場合に一連の ES サーバーが自動的に再起動されるようにすることです。セキュリティが有効で、デフォルトの資格情報が無効な場合は、サーバーの [Security] プロパティの [Automated Execution Control Enterprise Server Credentials] セクションで有効な資格情報が指定されていることを確認します。

[64-Bit Working Mode]

このボックスは情報提供のみを目的としており、サーバーの作業モードが 64 ビットである場合にオンになります。

[Purge Old Logs]

既存の console.nnn バックアップを削除する場合にオンにします。

[Console Log Size]

console.log の最大サイズを指定します。このサイズに達すると、console.nnn としてバックアップされ (nnn は新しいバックアップごとに 1 ずつ増えます)、その後のメッセージは新しい console.log に記録されます。0 に設定すると、console.log が 1 つだけ作成されます (起動時にすでに存在する場合は、console.bak としてバックアップされます)。

[Windows Monitoring and Management]

これらのフィールドを使用して、サーバーを最初に起動した際のパフォーマンスとイベントのロギング オプションを指定および構成します。これらのフィールドをサーバーの実行中に変更した場合、次にサーバーを起動するまで変更は反映されません。

[Allow Performance Monitoring]

Windows Management Instrumentation を通じてパフォーマンス カウンターを提供できるようにする場合にオンにします。その後、Windows Perfmon でパフォーマンス情報を表示できます。

[Event Logging]

該当するチェックボックスをオンにすると、Windows イベント ログに記録するイベントを指定できます。

[Configuration Information]

サーバーの起動時および実行時の動作を決定する構成情報のテキストを入力します。オプションです。コメントにはプレフィックスとして番号記号 (#) を付けます。

[Description]

サーバーの説明のテキスト (目的や所有者など) を入力します。オプションです。

[Export]

クリックすると、このサーバー、およびこのサーバーの指定した場所に含まれるオブジェクトに関する情報がエクスポートされます。

[Copy]

クリックすると、名前以外はこのサーバーと同じである新しいサーバーが作成されます。

[Delete]

クリックすると、このサーバーが削除されます。

[Validate]

クリックすると、このサーバーの検証レポートが生成されます。検証レポートは、サーバーの構成エラーを通知します。