Internet Explorer の場合

Internet Explorer の手順は次のとおりです。

  1. オンライン銀行などのセキュア通信を必要とするオンライン エンティティの Web サイトにアクセスします。
  2. リンクをたどって最初のログオン ページまで進みます。ログオンする必要はありません。
  3. URL を確認します。http ではなく https で始まっていることがわかります。HTTPS は、SSL を使用する HTTP のセキュアなバージョンです。
  4. Web ブラウザーのステータス行を確認します。南京錠のような記号が表示されています。これは、このページの通信で SSL が使用されていることを示しています。

    ページによっては、安全な (暗号化された) 情報および安全でない (暗号化されていない) 情報の両方が含まれていることがあります。このようなページを表示すると、ブラウザーから警告が表示され、続行するかどうかの確認が求められることがあります。続行を選択すると、Internet Explorer ではそのようなページを安全なものとして扱わないため、南京錠の記号が消えます。このチュートリアルを続行するには、他の HTTPS ページを試す必要があります。

  5. 南京錠の記号をダブルクリックします。エンティティの証明書が表示されます。

    [証明のパス] をクリックすると、証明書を発行した CA からルート CA までの CA の階層が表示されます。

    アクセスした Web サイトになりすましていた Web サイトは、信頼できる CA によるチェックでいずれの CA からも署名が得られず、証明書を偽造できなかったことがわかります。ブラウザーの CA のリストには本物の信頼できる CA しか含まれていないため、そのいずれにも一致せず、ブラウザーによって証明書が拒否されることになります。

    しかし、どれほど信頼できる組織であっても、証明書に何らかの問題があることを示す警告メッセージが [全般] タブに表示されることがあります。これは、有効期限が過ぎている可能性があるなど、証明書の詳細の一部に誤りがあるためです。そのような場合は、証明書の詳細を確認し、Web サイトを信頼するかどうかを判断する必要があります。