次の例では、デフォルトのステップ実行モードが Step In に設定され、ステップ実行のアクション リストが現在のソース行を出力するように設定されています。2 つのステップ コマンドが実行されます (2 番目のコマンドのカウントが 2)。
CodeWatch> DSTEP IN [P] CodeWatch> STEP Step at PRIMES.SIFT\95 95: primes(count) = this_prime; CodeWatch> S 2 Step at PRIMES.SIFT\97 97: do while (k < n);
次の例では、デバッガーは sift ルーチンからステップ アウトします。
CodeWatch> STEP OUT Number of primes found was (prime) 5 1 2 3 5 7 Step at PRIMES.SIFT\%EXIT 106: end sift;
説明
action-list には、1 つ以上の CodeWatch コマンドをセミコロンで区切って指定します。
STEP コマンドは、実行ポインターの現在の位置でプログラムの実行を開始し、1 つまたは指定した数の文の後で実行を停止します。
単一の文を実行するには、オプションを指定せずに Step を使用します。複数の文を実行するには、count パラメーターを指定します。
Step Out を指定した場合、デバッガーは現在のルーチンの出口ポイントまでステップ実行します。Step Out を count パラメーターとともに指定した場合、最初のステップで現在のルーチンの出口ポイントまで進み、その後の各ステップでは呼び出し元ルーチン内の後続の文まで進みます。したがって、実行ポインターが呼び出し先ルーチンにある場合に呼び出し元ルーチン内の次の実行可能な文まで進めるには、STEP OUT 2 を発行します。最初のステップで現在のルーチンの出口ポイントまで進み、2 番目のステップで呼び出し元ルーチンに戻って順方向に進みます。実行ポインターがすでに呼び出し先ルーチンの出口ポイントにある場合に Step Out を発行すると、実行ポインターが呼び出し元ルーチンの出口ポイントまで進みます。
Step In を指定した場合、現在の実行ポイントがサブルーチン呼び出しにあれば、デバッガーは読み出し先ルーチンのエントリ ポイントまでステップ実行します。Step In を count パラメーターとともに指定した場合、最初のステップでエントリ ポイントまで、次のステップで最初の実行可能な文までのように順番に進みます。
Step Over を指定した場合、デバッガーはルーチンの呼び出しをステップ オーバーします。Step Over は STEP コマンドのデフォルトのモードです。
アクション リストを指定した場合は最後のステップで実行されます。これは、他のステップで実行するアクションとして設定されます。ステップのアクション リストを削除するには、Step の引数として null のアクション リストを指定します。これをステップ実行なしで行うには、DSTEP コマンドを使用します。
ステップ操作が完了すると、デバッガーは現在の実行ポイントを示すメッセージを次の形式で発行します。
x は現在の実行ポイントの場所、つまり次に実行される文です。
ユーザー プログラムの現在の実行ポイントがローカル以外の Goto にある場合、Step は使用できません。