例 - テスト ケースの作成

ここでは、簡単なテスト ケースを作成する例を示します。これには、セットアップ コード、データ ファイルへの書き込みを行う簡単なテスト、およびテストの実行後に環境を整理するティアダウンが含まれます。メインのテスト ケース セクションに独自のテスト アサーションを含めることで、このテストをさらに拡張することができます。

  1. 単体テスト プロジェクトを作成します (下記のリンクを参照)。
  2. ソリューション エクスプローラーで、新しいプロジェクトの名前を右クリックし、[Add > New Item] を選択します。
  3. [Add New Item] ダイアログ ボックスで、[Test Program] を選択し、テスト プログラムの名前を入力して [Add] をクリックします。
    制約事項: mfunit というテスト プログラム名は使用しないでください。この名前にすると、Micro Focus Unit Testing Framework で実行されません。

    新しいテスト プログラムが作成され、その中に最初のテスト ケースのスタブ コードが作成されます。

  4. この簡単なサンプル テストではデータ ファイルを使用するため、program-id. program-name の行の直後に次のコードを追加します。
           environment division.
           input-output section.
           file-control.
           select cust assign to 'cust.txt'
           organization is line sequential.

    さらに、data division の行の直後に次のコードを追加します。

           file section.
           fd cust.
           01 cust-file.
              03 customer-id    pic 9(5).
              03 customer-info  pic x(65).
  5. entry MFU-TC-SETUP-PREFIX & TEST-program-name の行の直後に次のコードを追加します。
           open output cust

    これにより、ファイルを開くことでテストが設定され、テスト ケース自体で実行されるファイル操作の準備が整います。

  6. entry MFU-TC-PREFIX & TEST-program-name の行の直後に次のコードを追加します。
           move 0 to customer-id
           perform 100 times
            add 1 to customer-id
            move "A customer" to customer-info
            write cust-file
           end-perform

    テスト ケースでファイルに対する簡単な書き込み操作が実行され、失敗するとテスト ケースが失敗としてマークされます。これは、独自のテスト アサーションを追加するセクションでもあります。詳細については、「テスト結果の判定」を参照してください。

  7. MFU-TC-METADATA-SETUP-PREFIX & TEST-program-name エントリ ポイントの最初の文を次のように編集します。
    move "This is a simple test to write to a data file" to MFU-MD-TESTCASE-DESCRIPTION
  8. entry MFU-TC-TEARDOWN-PREFIX & TEST-program-name の行の直後に次のコードを追加します。
           close cust

    ティアダウン セクションは環境を整理します。

このプロジェクトをビルドして、[Micro Focus Unit Testing] ウィンドウから実行できます。