casesxml

エンタープライズ サーバーの定義をインポートおよびエクスポートします。

casesxml では、次の 2 つの操作のいずれかを実行できます。

  • 構造化されたリージョンの定義、CICS リソース定義ファイル、およびカタログを含む .xml ファイルを casesxml エクスポート形式で生成します。
  • casesxml エクスポート形式の .xml ファイルをインポートして、リージョンの定義、CICS リソース定義ファイル、およびカタログを更新します。

casesxml は、Enterprise Server のセットアップで使用される主要なリソース定義のコピーを作成する場合に便利です。たとえば、バックアップが必要な場合や、複数のユーザーで共通のリソース定義を共有する場合に使用できます。

casesxml は、mfds コマンド、casrdtex CICS コマンド、および mfcatxml カタログ インポート/エクスポート ユーティリティの機能を統合した機能です。casesxml と個々のコマンドまたはユーティリティのどちらを使用するかは、インポートまたはエクスポートする情報のタイプによって異なります。

構文:

casesxml command [switch ...] [parameter ...]

パラメーター:

command
export Enterprise Server から .xml ファイルに定義をエクスポートします。
import .xml ファイルから Enterprise Server に定義をインポートします。
switch
インポートおよびエクスポート:
-s セキュリティ定義を含めます。
-v 詳細な出力を表示します。
エクスポートのみ:
-a すべての RDT エントリを含めます。
インポートのみ:
-o 既存の定義を上書きします。
parameter
インポートおよびエクスポート:
-dresource-definition-file-location CICS リソース定義ファイルの場所。

指定されていない場合は、Micro Focus Directory Server (MFDS) のリージョン定義から決定されます。

このオーバーライドは、エクスポートの実行時に設定されていない環境変数を使用してリソース定義ファイルの場所が定義されている場合、またはインポート シナリオで別のリソース定義ファイルを対象にする場合に必要になることがあります。

このオーバーライドは、エクスポートの実行時に設定されていない環境変数を使用してリソース定義ファイルの場所が定義されている場合、またはインポートの実行時に別のリソース定義ファイルを対象にする場合に必要になることがあります。

-pmfds-password MFDS から情報を取得する際に使用するパスワード。
-umfds-user-name MFDS から情報を取得する際に使用するユーザ名。
エクスポートのみ:
-c すべての出力を 1 つのファイルに結合します。結合されたファイルの名前は region-name_combined.xml です。

-c を指定しない場合、返される情報に応じて複数の .xml ファイルが生成されます。

すでに存在する出力ファイルは上書きされます。

-rregion-name 定義をエクスポートするリージョン。

これはエクスポートの実行時は必須ですが、インポートの実行時は省略可能です。

-tmfds-timeout MFDS から情報を取得するときに使用するタイムアウト期間 (秒数)。デフォルトは 5 です。
-wwork-location 出力ファイルの書き込み先の場所。デフォルトは %TMP% です。現在のディレクトリを使用するには、-w%CD% と指定します。すでに存在する出力ファイルは上書きされます。
-z 1 つ以上の .xml ファイルを生成し、さらにそれらの .xml ファイルを含む .zip ファイルを生成します。

.zip ファイルの名前は region-name_export.zip です。ファイルがすでに存在する場合は上書きされます。

インポートのみ:
-ffile-to-import インポートするファイルの名前。casesxml エクスポート形式の .xml ファイル、または casesxml エクスポート形式のファイルを含む .zip ファイルを指定できます。