アプリケーションの実行
プロダクション用の CICS 環境を設定しているのであれば、ここで PCT エントリを作成してプログラムの名前を CICS トランザクション ID に関連付けます。しかしこの例では、Micro Focus の一般的なプログラム実行 CRUN を使用します。これはテストに便利で、CICS テーブルを変更することなく、要求ベースでのプログラム実行を可能にします。
端末エミュレーターを起動し、画面をクリアします。なお端末エミュレーターは必要に応じて、以前設定したリスナー ポートと通信するように設定し、さらに Enterprise Server Administration の [
Home
] ページでサーバーの [Communications Processes] セルから見つかる正しい IP アドレスに接続するように設定します。
CRUN
progname
を入力します。
progname
はプログラムの名前です。これにより、CICS の
SPOOLOPEN、SPOOLWRITE
、および
SPOOLCLOSE
コマンドを使用して JCL をサブミットする CICS アプリケーションが呼び出されます。
提供されているサンプル プログラムを使用した場合、出力画面に「
Test run OK
」というメッセージが表示されます。また、スプール サービスの呼び出し時に、次のようなメッセージが出力コンソールに送信されます。
Spool service created, region SSTMDEMO, process-id = 8180 10:11:12
リージョンの Enterprise Server Administration 画面を表示している場合は、[
Control
] をクリックし、[
ES Monitor & Control
] をクリックすることで、スプール出力を確認できます。次に、左側の列の [
Resources
] リストから [
JES
] を選択し、[
Spool
] をクリックします。
上位ヘルプ:
SSTM および CICS スプール機能による JCL のサブミット
前のトピック:
TN3270 リスナーの作成