VSE では、シャットダウンまでシステム上で実行される任意のジョブに使用可能な値をシステム スタートアップ時にいくつか設定できます。MSS は、構成ファイルを使用して、この動作をエミュレートします。構成ファイルでは、次のことに関する情報を指定できます。
- デバイス。これらは、プリンター、せん孔機、テープ、リーダー、またはディスクとして指定できます。
- 論理装置。SYSxxx (xxx は 3 桁の数字)、または SYSIPT や SYSLST などのいずれかの標準論理デバイス。
- 標準ラベル。一般に使用されるファイル名とそれに関連したデータ セットを設定できます。これにより、JCL デックでは、このファイル名/データ セット名の DLBL 文が不要になります。ファイルは自動的に割り当てられます。
MSS は、各ジョブの開始時に構成ファイルを読み取ります。そのため、ジョブを実行してから構成ファイルを変更した場合は、そのジョブを再実行すると、変更済みの構成ファイルが取得されます。