プログラムのコンパイル

重要: Open PL/I アプリケーションをこの Enterprise Developer リリースで使用するには、PL/I アプリケーションを再コンパイルしてリンクし直す必要があります。

Open PL/I は、次の実行可能プログラムで構成されています。

名称 mfpli および mfplx の 4 番目の文字は「L」の小文字です。

mfpp はコンパイルの前に実行され、その出力は Open PL/I コンパイラに渡されます。

mfpp を直接実行することもできますが、プログラムをコンパイルする際に mfplx-macro オプションを使用して実行する方法を推奨します。この方法では、mfpp の出力は自動的にコンパイラに転送されます。

mfpli で使用できるファイル名は 1 つだけです。また Open PL/I コンパイラ オプションしか受け入れず、別途 ldpli ステップを実行する必要があります。mfpli でコンパイルするファイル名のサフィックスに制限はありません。

mfplx では複数のファイル名を使用でき、mfpli オプションのほか、-c および -o などの、UNIX または Windows システムの標準コンパイラ オプションおよびリンカー オプションの多くを使用できます。-c オプションでは、リンクなしのコンパイルを指定します。-c を使用する場合、-o オプションがコンパイラに渡されます。一方、-c を使用しない場合、-oldpli に渡されます。mfplx を使用する場合、一部のファイル名ではサフィックスが .pl1 または .pli に制限される点に注意してください。

インクルード プリプロセッサは、選択済みまたはデフォルトの「インクルード」文を処理し、別のプリプロセッサまたは Open PL/I コンパイラによって 1 つのソース ファイルとして処理できるデッキを生成します。これは通常、mfplx の制御下で実行され、常に最初のプリプロセッサとして実行されます。その出力は、次のプリプロセッサまたは Open PL/I コンパイラへの入力になります。

注: このプリプロセッサを直接呼び出すために必要なコマンドを決定する最良の方法は、mfplx コマンドで -# オプションを指定し、使用済みのコマンドを使用することです。次に例を示します。
mfplx -# -incl myprog.pli –isuffix .inc –path e:\source\include –ppincl myprog.out –optincl sp

CICS プリプロセッサは、EXEC 文をネイティブ PL/I コードに変換できます。このコードは、さらにマクロ処理される場合がありますが、最終的にはその後コンパイルおよびリンクされます。

OpenESQL プリプロセッサは、コンパイルの前に SQL 文を処理します。

mfppmfpli、または mfplx を呼び出す構文の説明については、以下のセクションを参照してください。