DIALECT

チェック時および実行時の動作を、指定された方言に合わせる。

構文:

>>--.---.----DIALECT--"dialect"-----------><
    +-/-+

パラメーター:

dialect
使用する方言。他のコンパイラ指令は値に応じて設定される。有効な値は、以下の「説明」セクションに記載。

プロパティ:

デフォルト: DIALECT"MF"
段階: チェック
$SET: 初期

依存性:

dialect の設定に応じて、他の様々なコンパイラ指令がデフォルトで設定される。

説明:

SAA1 および SAA2 も使用可能。ただし、これらは下位互換性確保のためにのみ使用する。

注: COBOL 開発システムでは、DIALECT 指令は AMODE 指令を設定しない。メインフレーム形式のポインターとの互換性を確保するには、AMODE を適切なストレージ形式に設定する必要がある。

有効な dialect の値は下記のとおり。各方言に設定されるその他のコンパイラ指令については、リンク先のページを参照。

DIALECT"ANS85"
ANS85 COBOL をエミュレートする方言を設定する。

DIALECT によって設定される指令の一部は、コンパイラがデフォルトで設定する指令と等しい。ただし、設定が意図せず上書きされる可能性もあるため、エミュレートする COBOL 言語特有の指令設定を理解しておく必要がある。例:

ALIGN"2 OPT" DIALECT"ANS85"
ALIGN を ALIGN"8 OPT" に設定する (DIALECT"ANS85" が設定する値であるため)。
ALIGN"2 OPT" DIALECT"MF"
ALIGN を ALIGN"8 OPT" に設定する (MF 方言が指令をデフォルト値に設定するため)。ALIGN のデフォルト値は ALIGN"8 OPT である。