コンテナー化されたネイティブ COBOL アプリケーションの Enterprise Server でのデバッグの準備

Enterprise Server で実行されるコンテナー化されたネイティブ COBOL アプリケーションをデバッグできるようにするには、コンテナーを次のように構成する必要があります。

• Web サービスと J2EE リスナーが固定ポート (Enterprise Developer によって自動的に公開される) で実行されるようにします。さらに、アプリケーション (TN3270 など) との対話のための通信に必要となる他のすべてのリスナー ポートも固定ポートである必要があり、それらのポートはコンテナーの実行時に「-p」または「-P」オプションを使用して手動で公開する必要があります。

  リスナーの固定ポートの設定については、「リスナーのエンドポイント アドレスで固定ポートを設定するには」を参照してください。また、「Docker: Docker run リファレンス」には、コンテナーの実行時に docker run または podman run プログラムで「-p」または「-P」オプションを使用してポートを公開する方法が説明されています。

• エンタープライズ サーバーの環境構成では、ES_DDBG_PORT_RANGE 環境変数を定義し、Enterprise Developer がコンテナーへの接続に使用するポートを指定します。次に例を示します。

  [ES-Environment]
  ES_DDBG_PORT_RANGE=08000,00001

  詳細については、「ユーザー インターフェイスから環境変数を設定するには」および「環境変数：アルファベット順」を参照してください。

  また、「Docker: Docker run リファレンス」には、コンテナーの実行時に docker run または podman run プログラムで「-p」または「-P」オプションを使用してポートを公開する方法が説明されています。

• コンテナーには、デバッグするアプリケーションのデバッグ情報ファイル (.idy) を含めます。

  これらのファイルは、コンテナーの構成を単純化するために、実行可能ファイルと同じディレクトリに保管できます。