COBOL のフォーマット機能の設定

フォーマット処理のプロファイルを作成または編集する際、プロファイルで設定できるオプションは次のとおりです。

[General]

[Base indent]
デフォルトの基本インデントを変更します。
[Preserve left margin]
フォーマット処理で複数の行が 1 行にマージされたときに左マージンのテキストを維持します。

次の例では、マージンにテキストがある 2 つの行がフォーマット処理でマージされます。

123456 copy "Copybook1.cpy"
654321 .

この設定を有効にすると、移動する行のマージンにあるテキストが維持されます。

123456 copy "Copybook1.cpy".
654321 
[Right margin on line insert (source format fixed only)]
固定長ソース フォーマットのコードで新しい行が挿入されたときの右マージンの設定を指定します。
  • [Keep] - マージンのテキストが同じ行に維持されます。
  • [Duplicate] - マージンのテキストが新しい行のマージンにコピーされます。
  • [Move down] - マージンのテキストが文の最後の行のマージンに移動されます。
[Align inline comments]
インライン コメント (*> で始まる記述) をコード ブロックのインデント列に整列します。
[Preserve end of line comments]
コードをフォーマットするときに行末コメントを維持します。
[Directive alignment]
コード内でのコンパイラ指令の整列に関する設定を指定します。
  • [None] - 指令を整列しません。
  • [Fixed] - 指令を固定の列に整列します。
  • [Indicator area] - 指令をインジケーター領域に整列します。
  • [Alignment column] - 指令を整列する列を指定します([Fixed] を選択した場合のみ使用できます)。
[Wrap at column (source format free/variable only):]
自由形式または可変長のソース コードを折り返す列を指定します。

[Identification Division]

[Keyword & value on separate lines]
フォーマット処理でキーワードの値を新しい行に移動する場合に選択します。

[Environment Division]

[Ensure new line after paragraph in configuration section]
環境セクションの各段落見出しの後にキャリッジ リターンを挿入する場合に選択します。

[Data Division]

データ部のいくつかの要素のフォーマット処理に関する設定を指定します。

[Top Level Data Items]
最上位のグループ項目のインデントを指定します。[Level Number indent] をコード領域の先頭を基準に設定し、[Name indent] を宣言内のレベル番号の先頭を基準に設定します。
[Child Data Items]
子項目のインデントのオフセットを指定します。[Level Number indent] および [Name indent] を親項目または親名の開始列を基準に設定します。
[Align data item clauses]
データ項目句の整列方法を指定します。
  • [Off] - フォーマット処理で整列を行いません。
  • [Fixed] - データ項目句の開始列を指定します。
  • [Match siblings] - 同じレベルのデータ項目句を整列します。

[Procedure Division]

手続き部のいくつかの要素のフォーマット処理に関する設定を指定します。

[Argument alignment]
引数が複数行に折り返されている場合のリスト内での引数の配置を指定します。[Adjacent] を選択すると、前の引数のすぐ下の折り返された行に引数が配置されます。[By continuation indent] を選択すると、[Indent for wrapped statements] の設定に従って引数が配置されます。
[Indent size]
COBOL 動詞のインデントを書き込み領域を基準に指定します。
[Indent for wrapped statements]
折り返された文の次の行のインデントを文の先頭を基準に指定します。
[Nested indent reference]
複数行の文の内容のインデントを指定します。
  • [Continuation indent] - 文と同じ列から内容が始まります。
  • [Start of container] - 複数行の文の折り返された行と同じ列 ([Indent for wrapped statements] で決まる) から内容が始まります。
[Position of period]
ピリオドの位置の設定を指定します。
[Fixed] - ピリオドを配置する列を指定します。
[Match previous line] - ピリオドを前の行と同じ開始位置に整列します。
[End of statement] - ピリオドを文の末尾に配置します。
[EVALUATE]
EVALUATE 文のインデントを構成します。
[Indent WHEN labels]
WHEN 句とその内容のインデントを EVALUATE 文を基準に指定します。
[Indent WHEN contents]
WHEN 句の内容のインデントを WHEN ラベルを基準に指定します。
[Whitespace options]
空白文字の管理とキーワードおよびデータ項目の整列に関する設定を指定します。
[Format statement whitespace]
フォーマット コマンドで行の末尾の空白文字を削除する場合に選択します。
[Align TO keywords]
隣接する文の TO キーワードを整列する場合に選択します。[Format statement whitespace] を有効にした場合にのみ適用されます。
[Align signature parameters & arguments]
USING、RETURNING、または GIVING 文に続くパラメーターを整列する場合に選択します。[Format statement whitespace] を有効にした場合にのみ適用されます。

設定を選択するときに役立つ追加のオプションを利用できます。

  • [Show original code] - このオプションを切り替えると、値を編集した後と元のフォーマット処理の比較が [Preview] ペインに表示されます。
  • [Source format] - フォーマット処理の設定をプレビューするソース フォーマットを指定します。この設定はプレビューにのみ適用されます。
  • [Restore Defaults] - すべての設定を以前に保存した値にリセットします。