データのエクスポート

個別のファイル、またはフィルターで指定されたファイルの集合を、区分データ セットやソース コード管理システムにエクスポートしたり、QSAM データ セット全体をエクスポートしたりできます。オプションで、1 つ以上のコマンドを含む制御ファイルを指定して、MFDAS でそれらのコマンドをバッチで実行できます。これには、任意の名前の制御ファイルにコマンドを配置し、MFDAS の直後にほかのパラメーターを指定せず、@filename パラメーター (filename は制御ファイルの名前) を指定して MFDAS を実行します。

注: ユーザー出口を構成して、エクスポートが成功した後でアクションを実行できます。

転送はテキストまたはバイナリで実行できます。BINARY または TEXT の作用対象を使用して、該当タイプのデフォルトの転送タイプをオーバーライドしてください。PDS、Librarian、Panvalet、または Endevor のデフォルトの転送タイプは TEXT です。QSAM のデフォルトの転送タイプは BINARY です。

FILENAME パラメーターを使用すると、特定のワークステーション ファイル名を指定したり、特殊なフィルター文字を含めて、指定したその文字に基づいて複数のエクスポートを実行したりできます。このような特殊なフィルター文字を使用して 1 つ以上のファイルをエクスポートする場合は、メンバー名は適合するファイル名に置き換えられるため、MEMBER パラメーターとしてはアスタリスク (*) を指定する必要があります。特殊なフィルター文字として有効な文字を次に示します。

*
任意の文字が続きます。
?
この位置に任意の 1 文字が入ることを表します。

エクスポート コマンドの例を以下に示します。

PDS

区分データ セットにエクスポートするには、次の操作を行います。

MFDAS EXPORT {BINARY | TEXT} {filename|filter} TO PDS
pdsname
MEMBER memname
Librarian

Librarian データ セットにエクスポートするには、次の操作を行います。

MFDAS EXPORT {BINARY | TEXT} {filename|filter} TO LIB
libname
MEMBER memname
Panvalet

Panvalet データ セットにエクスポートするには、次の操作を行います。

MFDAS EXPORT {BINARY | TEXT} {filename|filter} TO PAN
panname
MEMBER memname
Endevor

Endevor データ セットにエクスポートするには、次の操作を行います。

MFDAS EXPORT {BINARY | TEXT} {filename|filter} TO END
ENV 'env' SYS 'sys' SUB 'sub'
MEMBER memname
TYPE memtype
[CCID change-control-id]
[COMMENT user-comment]
[OVERRIDE SIGNOUT]
[LOCK={YES | NO}]
[COMMENT user-comment]
[BYPASS GEN]
[PGRP processor-group]
注: このコマンドでは、常にステージ 1 へのエクスポートが行われます。このコマンドを使用して、ステージ 1 からステージ 2 のエンティティにプロモートすることはできません。
QSAM

QSAM データ セットにエクスポートするには、次の操作を行います。

MFDAS EXPORT {BINARY | TEXT} filename TO QSAM
qsamname