プロジェクトのプロパティの [Assembler] ページで指定するプロパティは、選択した構成に対して適用されます。
[Compiler] タブ
- [General]
-
- [Create debug information]
- オンにすると、デバッグ情報がコンパイル時に生成されます。
制限事項: アセンブラー デバッガーでは、アセンブラー モジュールのデバッグに使用するどのエンタープライズ サーバーでも構成変数 ES_SERVER_CONSOLE=YES を設定する必要があります。
- [Generate listing file]
- オンにすると、オプションの相互参照リスティングを含むリスティング ファイルがコンパイル時に生成されます。
- [Create optimized code]
- アドレスの参照を解決するマクロ オブジェクト コードの追加パスをアセンブラー コンパイラで作成する場合にオンにします。プログラムのコンパイルでマクロを数多く実行する必要がある場合、この指令を指定してコンパイルの合計時間を短縮できます。これは OPT コンパイラ指令を設定します。
- [Include cross reference listings]
- オンにすると、コンパイル時にリスティン ファイルを作成するとき相互参照リスティングを含めます。
- [Mark module as reentrant]
- これは、コードに連続再利用可能のマークを付ける場合と同じ効果があります。マルチスレッド プログラムの再入可能性を制御する REENTRANT コンパイラ指令を設定するのと同等です。これをオンにした場合、多くのプログラム エリアが動的に割り当てられるため、実行中のプログラムのコピーが複数あると安全です。
- [Additional directives]
- ここに、コンパイル時に適用される追加指令を入力します。
- [CICS Support]
- [EXEC CICS] をオンにすると、前処理が必要な EXEC CICS コマンドがモジュールに含まれるかどうかを指定します。なお、アセンブラー コピーブックに EXEC CICS コマンドが含まれる場合、別の手順を実行する必要があります。利用可能な EXEC CICS オプションは次のとおりです。
- [Insert standard prolog machine (DFHEIENT, DFHEIEND, DFHEISTG)]
- オンにすると、DFHEIENT、DFHEIEND、DFHEISTG の各マクロを EXEC CICS コードに挿入します。
- [Insert standard epilog macro (DFHEIRET)]
- オンにすると、EXEC CICS コードに DFHEIRET マクロを挿入します。
- [Unsupported function handling]
- サポートされない CICS 機能をアセンブラーで処理する方法を指定します。
- [Unsupported option handling]
- サポートされない CICS オプションをアセンブラーで処理する方法を指定します。
- [Link]
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- [Automatically link module]
- スタンドアロンの単一アセンブラー モジュールをリンクするときオンにします。
- [Auto-link options]
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- [Advanced]
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- [Use pre-assembled macros]
- オンにすると、前処理された有効なマクロ ファイル (.mpc) がプロジェクト ディレクトリから見つかった場合に、マクロの前処理段階を実行するのではなく、このファイルをアセンブリ段階の入力として使用します。有効な .mpc ファイルが見つからない場合や、見つかった場合でも、そのファイルの日付が対応するマクロのソース ファイルよりも前の場合、ソースからマクロをコンパイルし、今後使用できるようにそのファイルを .mpc ファイルとして保存します。この設定は、MPC コンパイラ指令を設定するのと同等です。
- [Create Assembler Analysis Tool (AAT) information]
- オンにすると、アセンブラーのコンパイル中にアセンブラー解析ツール (AAT) からレポートが発行されます。このレポートは、アセンブラー プログラムの解析に役立つファイルです。AAT 指令を設定するのと同等です。
- [&SYSPARM substitution value]
- プロジェクト内にあり SYSPARM の設定を必要とするアセンブラー プログラムでは、ユーザー マクロの &SYSPARM のオカレンスで置き換えられる値を入力します。$SYSPARM の値を指定します。これは、アセンブラー モジュール内で使用可能な変数で、コードのどの部分をアセンブルするかを判断します。
- [Build settings]
- 読み取り専用のフィールド。コンパイル段階でプロジェクトに設定されるすべてのアセンブラー コンパイラ指令を示します。
[Linker] タブ
- [General]
-
- [Create debug information]
- オンにすると、コードのリンク時にデバッグ情報を作成します。
制限事項: アセンブラー デバッガーでは、アセンブラー モジュールのデバッグに使用するどのエンタープライズ サーバーでも構成変数 ES_SERVER_CONSOLE=YES を設定する必要があります。
- [Mark load module as reentrant]
- オンにすると、リンクするロード モジュールが再入可能であること示すマークを付けます。
- [Mark load module as serially reusable]
- オンにすると、モジュールが呼び出されるたびに再ロードされることはありません。
- [Resolve external calls at link time]
- 複数のアセンブラー モジュールをリンクするときオンにします。その場合、すべての呼び出しが呼び出されたモジュールの外部名を参照します。モジュールをランタイム時に動的にリンクする場合は、このオプションをオフにします。
- [Generate listing file]
- オンにすると、オプションの相互参照リスティングを含むリスティング ファイルをリンク段階で作成します。
- [Addressing mode]
- 別称 AMODE。アセンブラー プログラムのメモリ要件を示します。AMODE により、プログラムで使用されるアドレス タイプが決まります。
AMODE には次の 2 つの値があります。
- AMODE (24) は、24 ビット (3 バイト) アドレス指定 (行の下のメモリ) を示します。
- AMODE (31) は、31 ビット アドレス指定 (行の上および下のメモリ) を示します。
この製品では、AMODE の 24 または 31 の値がサポートされます。これは、行アドレスの上および下のメインフレームスタイルを、実際の 32 ビット PC メモリ アドレスにマッピングすることでどちらのタイプのアドレス指定もエミュレートするためです。AMODE (24) プログラムは行の下のメモリにのみアクセスし、AMODE (31) プログラムは行の下と上のどちらのメモリにもアクセスできます。
- [Additional directives]
- ここに、リンク段階で適用される追加指令を入力します。
- [Advanced]
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- [Rename output to alias name]
- ビルドしている実行可能ファイルのエイリアスを作成するには、このコマンドを使用します。エイリアスは、エントリ ポイントのマッピング ファイル mfentmap.dat に作成されます。
- [Residency mode]
- 別称 RMODE。アセンブラー プログラムのメモリ要件を示します。RMODE は、プログラムをロードして実行する際にそのプログラムを配置しておく場所を示します。
RMODE には次の 2 つの値があります。
- RMODE (24) は、プログラムを行の下のメモリにロードしなければならないことを示します。
- RMODE (31) は、プログラムを行の下または上のいずれかにロードできることを示します。
- [Linker output]
- どのタイプのロード モジュール (実行可能コード ファイルまたはデータ テーブル) を作成するかを指定します。
- [Build settings]
- 読み取り専用フィールド。リンク段階で適用されるすべての指令を示します。