日付/時刻組み込み関数は、日、秒、および文字による日付/時刻スタンプとしての日時情報を取得または操作します。これらの組み込み関数の一部では、使用する日付/時刻パターンを指定できます。
これらの関数のタイム ゾーンおよびタイミングの精度はシステムによって異なります。
日付/時刻パターンで使用する形式を次に示します。
YYYY | 4 桁の年 |
YY | 2 桁の年 |
ZY | 2 桁の年 (先頭の桁なし) |
MM | 2 桁の月 |
ZM | 2 桁の月 (先頭の桁なし) |
MMM | 大文字 3 文字の月 (例:DEC) |
Mmm | 先頭のみ大文字の 3 文字の月 (例:Dec) |
DD | 特定の月における 2 桁の日 |
ZD | 特定の月における 2 桁の日 (先頭の桁なし) |
DDD | 1 年のうちの日数 |
HH | 1 日のうちの時間数 |
MI | 1 時間のうちの分数 |
SS | 1 分のうちの秒数 |
999 | 1 秒のうちのミリ秒数 |
999999 | 1 秒のうちのマイクロ秒数 |
HH、MI、SS、または 999 のいずれかを使用してサポートされるパターンは、YYYYMMDDHHMISS999 のみです。
サポートされる日付/時刻パターンは次のとおりです。
4 桁の年 | 2 桁の年 | |
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先頭が年 |
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先頭が月 |
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先頭が日 |
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DB2 形式 |
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ゼロなし |
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パターンの日の部分の値は、指定されていない場合は 1 になります。パターンの月と日の両方の部分が指定されていない場合は、どちらの値も 1 になります。
MMM を使用する場合は、3 文字すべてを大文字で記述する必要があります。Mmm を使用する場合は、先頭の文字のみを大文字で記述する必要があります。
入力では、「ゼロなし」のパターンの日付の値は 8 文字未満になることがあります。たとえば、2008年 1 月 20 日という日付が 8-1-20 と指定されている場合、パターン ZY-ZM-ZD に一致します。出力では、これらのパターンのいずれかに対して生成される文字列は常に 8 文字となり、ゼロが抑制された場合は末尾に空白文字を追加して補完されます。
YYYY-MM-DD-HH.MI.SS.999999 および YYYY-MM-DD HH:MI:SS.999999 の場合、マイクロ秒部分 (999999) の最後の 3 桁は常にゼロになります。
リリアン形式では、グレゴリオ暦の始めからの日数または秒数で日付を表します。この形式は、経過時間を含む計算を実行するのに便利です。リリアン形式の日付は、グレゴリオ暦が始まった日よりも後の 2 つの日付の間の日数または秒数を計算する手段として 1986 年に考案されました。リリアン形式では、グレゴリオ暦の最初の日である 1582 年 10 月 14 日からの経過日数をカウントします。1 日目は 1582 年 10 月 15 日の金曜日です。
たとえば、1988 年 6 月 18 日はリリアン形式では 148172 になります。リリアン形式の日付の有効な範囲は、1 から 3,074,324 まで (1582 年 10 月 15 日から 9999 年 12 月 31 日まで) です。
経過秒数については、リリアン形式では 1582 年 10 月 14 日 00:00:00 からの秒数をカウントします。たとえば、1582 年 10 月 15 日の 00:00:01 はリリアン形式では 86,401 (24*60*60+1)、1988 年 5 月 16 日の 19:01:01 16 は 12,799,191,661 になります。リリアン形式の秒の有効な範囲は、86,400 から 265,621,679,999.999 (9999 年 12 月 31 日の 23:59:59:999) までです。