.NET 6 での単体テストのサポート

.NET 6 コマンド ライン環境内で COBOL 単体テストをビルドおよび実行できるようになりました。

.NET 6 SDK がインストールされたコマンド ライン環境を使用している場合、新しい単体テスト プロジェクト、テスト ケース、およびデータ駆動型テスト ケースを作成するテンプレートをインストールできます。これらのテンプレートは、NuGet パッケージとして、Micro Focus 製品のインストール ディレクトリのサブディレクトリに用意されています。インストール後、dotnet コマンド ライン ユーティリティを使用して、単体テスト プロジェクトをビルドおよび実行できます。

新しい単体テスト プロジェクトでは、プロジェクトをビルドおよび実行するためのすべての設定を含む .cblproj プロジェクト ファイルを使用します。プロジェクトの作成時に、dotnet コマンドを使用して、これらのデフォルトの一部をオーバーライドできます。「dotnet コマンド ライン ユーティリティを使用した単体テスト プロジェクトの管理」を参照してください。

単体テスト (フィクスチャ ファイル) は、プロジェクト ファイルと同じディレクトリに保存する必要があります。デフォルトでは、「Test」というプレフィックスがフィクスチャ ファイル名の前に付けられます。これは、このプレフィックスを持つファイルをビルドするようにビルド プロセスが設計されているためです。

外部依存関係も .NET 6 のサポートによって処理されます。テスト ケースで外部プログラムを呼び出す場合、外部コードのプロジェクトへの参照が追加されます。その後、ローカル プロジェクトをビルドすると、デフォルトの動作では dotnet restore が実行され、テスト ケースのビルド時に依存関係の最新バージョンが復元されて使用されます。

外部コードを呼び出すために使用する必要がある構文を含め、テストの作成は、他の環境でテストを作成する場合と同じです。一部の dotnet コマンドでは、必要な構文の一部が自動的にコーディングされます。たとえば、外部参照を作成すると、ローカル テスト ケースに必要な手続きポインターの宣言が作成されます。

また、テスト ケースは dotnet コマンドで実行することも、.NET 6 固有のテスト ケース ランナーである mfurunil6 (Windows) または cobmfurunil6 (UNIX) を使用して実行することもできます。