ここでは、構成ファイルを作成または更新して、1 つ以上のリージョン データベースおよび 1 つのリージョン間データベースのエントリを追加する手順を示します。
構成ファイルを作成または更新する場合は、dbfhconfig コマンド ライン ユーティリティを使用する必要があります。
目的とするデータベース インスタンス用にすでに構成されているファイルを構成する場合は、手順 4 にジャンプできます。その際、前に使用したのと同じ <server-name> を使用してください。
set MFDBFH_CONFIG=<location-and-name-of-file>
この変数を設定しない場合、MFDBFH.cfg という名前のファイルが現在のディレクトリにあると見なされます。
dbfhconfig -add -server:<server-name> -provider:db2
<server-name> は、データベース サーバー インスタンスの名前です。localhost:<port> のエントリも有効で、デフォルトでマシン名になります。Db2 データストアで構成ファイルをすでに更新している場合、このエントリはすでに存在するため、このことを通知するメッセージが表示され、次の手順にスキップできます。
次に、インスタンス内の必要なデータベースを指定します。
dbfhconfig -add -server:<server-name> -dsn:<name> [-db:<existing-db>] [odbcdsn:<dsn-name>] -type:region -name:<region-name> -feature:<options> [-user:<user-name>] [-password:<password>] [-connect:<connection-string>]
<name> は、リージョン データベースの ODBC データ ソースに指定する名前 (この場合、後の手順で使用するため、名前をメモしておいてください)、または接続文字列を使用する場合にはリージョン データベースを参照するサーバー構成内の一意の名前です。<existing-db> は、データストアを格納する既存のデータベースの名前です。このオプションを省略すると、データストアが独自のデータベースに格納されていると見なされます。<dsn-name> は、共有データベース接続として使用されるデータ ソースの名前です (ODBC データ ソースを使用し、単一の物理データベースを使用する場合)。詳細については、「データベース接続」を参照してください。<region-name> は、このデータベースを利用するエンタープライズ サーバー リージョンの名前です。<options> は、リージョンでデータベースを使用する機能のリストです。<user-name> および <password> は、インスタンスの有効な資格情報です。接続文字列を使用する場合は、これらのオプションを指定する必要はありません。<connection-string> は、ODBC データ ソースを使用せずにデータベース接続を確立する場合のデータベース接続文字列です。データベース固有の構文については、「データベース接続文字列」を参照してください。
dbfhconfig -add -server:<server-name> -dsn:<name> -type:crossregion [-db:<existing-db>] [odbcdsn:<dsn-name>] [-user:<user-name>] [-password:<password>] [-connect:<connection-string>]<name> は、リージョン間データベースの ODBC データ ソースに指定する名前 (この場合、後の手順で使用するため、名前をメモしておいてください)、または接続文字列を使用する場合にはリージョン間データベースを参照するサーバー構成内の一意の名前です。<existing-db> は、データストアを格納する既存のデータベースの名前です。このオプションを省略すると、データストアが独自のデータベースに格納されていると見なされます。<dsn-name> は、共有データベース接続として使用されるデータ ソースの名前です (ODBC データ ソースを使用し、単一の物理データベースを使用する場合)。詳細については、「データベース接続」を参照してください。
次の構成ファイルには、データストア、リージョン データベース、およびリージョン間データベースが含まれており、直接接続の構文が使用されています。このデータベースへの接続を確立するにはログイン資格情報が必要であるため、シークレット Vault も有効になっています。詳細については、「Micro Focus データベース ファイル ハンドラーのシークレット Vault の構成」を参照してください。
<datastores usevault="true">
<server name="localhost:50000" type="db2" access="odbc">
<dsn name="DB2.VSAM" type="datastore" dsname="VSAM" optio="none +ooseq" dbname="MYMFFILS" connect="$$vault$$"/>
<dsn name="DB2.ESDEMO" type="region.cas" region="ESDEMO" feature="all" dbname="MYMFFILS" connect="$$vault$$"/>
<dsn name="DB2.CROSSREGION" type="crossregion.cas" dsname="$XREGN$" dbname="MYMFFILS" connect="$$vault$$"/></server>
</datastores>