制約事項: 本トピックは、Enterprise Server 機能が有効な場合にのみ該当します。
データ取得の対象となる最低限の項目は次のとおりです。
- エンタープライズ サーバーのシステム ディレクトリ (%USERPROFILE%\Documents\Micro Focus User\Visual COBOL\WORKAREA\ESName(Windows) または $COBDIR/var/mfcobol/es/WORKAREA/ESName(UNIX))。これには次のものが含まれます。
- コンソール ログ:console.log および console.bak。
- 通信プロセス ログ ファイル。「通信プロセス ログ ファイル」のトピックを参照してください。
- トレース診断データセット casauxta.rec および casauxtb.rec
- システム異常終了ダンプ casdumpa.rec、casdumpb.rec、または casdumpx.rec (存在する場合)
- 外部的にトリガーされたダンプ (システム異常終了ダンプの場合と同じファイル名)
注: エンタープライズ サーバーが Windows LocalService アカウントのもとで実行されている場合は、Windows によってディレクトリが隠されている可能性があります。詳細については、「システム ディレクトリ」を参照してください。
- ファイル cobver(Windows) または cobver(UNIX) のコピー。このファイルは、%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL\etc(Windows) または $COBDIR/etc(UNIX) にあり、使用している製品の名前およびバージョンが保持されています。
- mf-server.dat ファイル (存在する場合)。このファイルは、
%ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Visual COBOL\bin and
\bin64
(Windows) または
$COBDIR/etc(UNIX)
にあります。
- Directory Server の構成ディレクトリ。通常は %ALLUSERS%\Micro Focus\Enterprise Developer\mfds(Windows) または
$COBDIR/etc/mfds(UNIX) ディレクトリにあります。
- Directory Server のログ ファイル (通常は %ProgramData%\Micro Focus\Enterprise Developer(Windows) または /var/mfcobol/logs(UNIX) にあります)。「Directory Server のジャーナル」のセクションを参照してください。
- 有効になっている可能性がある他のコンポーネント (Fileshare など) のログ。
- マシン上で実行されているプロセスのリスト。ユーザーは 2 つのリストを取得する必要があります (データ取得リストの開始時に1つ、終了時に 1 つ)。これは、Windows タスク マネージャーから(Windows) または 次のコマンドを実行して(UNIX)取得できます。
ps -ef
- 共有メモリ領域およびセマフォのリスト。これは、Process Explorer などのサード パーティ ツールを使用して(Windows) または 次のコマンドを実行して(UNIX)取得できます。
ipcs -a
- netstat コマンドの実行によって取得されるネットワーク接続およびリスニング ソケットのリスト
注: このコマンドの構文はUNIX プラットフォームによって異なります。
- オプションとして、開いているファイルのリスト。これは、Process Explorer などのサード パーティ ツールを使用して(Windows) または 次のコマンドを実行して(UNIX)取得できます。
lsof
このコマンドはサードパーティの UNIX ツール サプライヤーから入手できます。
注:
- Process Explorer (Windows) または ipcs コマンド(UNIX)など、情報収集のために使用するオペレーティング システムツールには、さまざまなオプションが用意されています。最も有用なオプションについては、Micro Focus テクニカル サポートからアドバイスを受けることができます。
- これらの項目の多くはエンタープライズ サーバー ディレクトリに保持されるため、そのディレクトリ全体の取得から始めるのが最良のやり方です。
データ取得プロセスが非破壊的であること (つまり、健全なシステムに被害を与えないこと)、およびデータ取得プロセスが非ブロッキングであること (つまり、不健全なシステムで完了しない可能性があるものには応対しないこと) が重要です。