自由形式のデータ入力

自由形式モードは、数字フィールドまたは数字編集フィールド (あるいはその両方) に対して選択できます。これを行うには Adiscf を使用します。

自由形式フィールドへのデータ入力中に、フィールドは適切な長さの英数字フィールドとして処理されます。フィールドの形式が PICTURE 文字列に合わせて再度整えられるのは、ユーザーがそのフィールドから離れる場合のみです。数字、符号文字、および小数点以外の文字はすべて廃棄されます。

フィールドは、メモリ上で占有するバイト数と同数の文字を画面上で占有します。ただし、暗黙符号や小数点に対して追加文字が割り付けられている場合を除きます。したがって PIC S99V99 と定義されたデータ項目は、固定形式モードでは 4 文字を占有するのに対し、自由形式モードでは画面上で 6 文字を占有します。

プログラムは、DE-EDIT"1" コンパイラ指令セットを使用してコンパイルします。これは、自由形式では、画面項目の PICTURE 句に準拠しないデータを使用できるためです。DE-EDIT"2" を使用して USING または TO データ項目に転記した場合、これらのデータはゼロと解釈されます。

データ入力は英数字フィールドの場合と同じです。

拡張 ACCEPT 文が使用されている場合には、SPACE-FILL、ZERO-FILL、LEFT-JUSTIFY、RIGHT-JUSTIFY および TRAILING-SIGN 句は、自由形式の非編集フィールドにしか適用できません (固定形式フィールドの場合は無視されます)。