テスト カバレッジを使用する場合の制約事項

注: この機能はネイティブ COBOL でのみサポートされます。
テスト カバレッジには次の制約事項が適用されます。
  • テスト カバレッジでは、ネストされたプログラムはサポートされません。特に、ネストされたプログラムの呼び出し時に使用する cobsetjmp() API および coblongjmp() API を呼び出すプログラムには機能しません。
  • プログラムのデバッグ中に実行ポイントを手動で変更すると、予測不可能なテスト カバレッジ結果が生成されます。
  • マルチスレッド プログラム (REENTRANT 指令でコンパイルされたプログラム) がある場合に、そのプログラムをテスト カバレッジを有効にしてコンパイルし、テスト カバレッジ モードで実行すると、生成されるテスト カバレッジ結果は予測不可能なものになります。
  • プリプロセッサでテスト カバレッジを使用すると、元のコードの基本ブロックのみが対象となります。

テスト カバレッジ モードでの実行時にシステム リソースに対する要件が増えるため、プロダクション システムでテスト カバレッジを使用することはお勧めしません。ただし、プロダクション システムへのコンパイル時には、必要に応じてテスト カバレッジを有効にしてかまいません。また、大規模なリモート プロジェクトでコード カバレッジを有効にすると、テスト カバレッジの結果を処理するために必要なプロジェクト ファイルがローカルで転送されて、大量のデータ転送が発生するため、注意が必要です。