機能パッケージの機能のモデリング

ツールを使用するには、まず、機能パッケージをモデルで定義する必要があります。

機能パッケージは、モデル エディターで選択できるように AWM モデル拡張ポイントを実装する必要があります。

機能パッケージは、[Function Packages > New Child] を選択することでモデルに追加できます。


Function Package 1

または、[Tool Descriptors > New Child > Create Function Package] をクリックします。


Function Package 2

機能パッケージを作成すると、IDE にインストールされている使用可能なすべての機能パッケージを示すダイアログ ボックスが開きます。

モデルに機能パッケージがすでに含まれている場合は、リンク要素タイプ、リンク プロパティを定義したり、これらの機能パッケージからツールを選択したりすることができます。

機能パッケージ ツールを選択するには、[Tool Descriptors > New Child] をクリックします。



機能パッケージ プロバイダーでは機能パッケージの属性を定義でき、AWM モデル エディターで機能パッケージを選択すると、これらの属性が [Properties] ビューに表示されます。詳細については、各機能パッケージの説明を参照してください。

機能パッケージの機能では、ツール記述子パラメーターやプロパティなどの他のモデル オブジェクトへの参照を使用できます。ツール記述子パラメーターは、ツール記述子を作成または変更したときに常に自動的に生成されます。これは、特定のツール属性が設定されている場合にのみ作成されるように、特定の条件を指定できます。

リンク プロパティやリンク要素タイプなど、機能パッケージに関連する他の機能で、他のモデル オブジェクトを参照することができ、その場合は、オブジェクトの ID を作成前に定義する必要があります。このような機能を作成すると、[Enter Object IDs] ダイアログが自動的に開きます。このダイアログで、参照先のオブジェクト ID を指定する必要があります。


Enter Object IDs dialog

参照先のモデル オブジェクトが機能パッケージによって作成された後、パッケージの他の機能でそのオブジェクトを自動的に検出して再利用できます。たとえば、リンク要素タイプおよびリンク プロパティで同じプロパティを参照できます。参照先のプロパティを含めて、このような機能のいずれかを定義すると、他の機能を定義する際にその参照が自動的に検出および設定されます。

[Declare Function Package <type>] および [Remove Function Package Declaration] コンテキスト メニューアクションを使用すると、モデル オブジェクトの機能パッケージ宣言を手動で設定および設定解除できます。詳細については、「Context Menu Actions in the AWM Model Editor」を参照してください。宣言は機能パッケージの機能の定義時に自動的に設定されるため、通常、これは必要ありませんが、手動で宣言を設定すると便利なシナリオがいくつかあります。

最も一般的なシナリオは、機能パッケージの機能で他のモデル オブジェクトを参照することができない旧バージョンの AWM で作成されたモデルの維持です。モデルには機能パッケージの機能がすでに含まれている場合があります。たとえば、手動で作成されたオブジェクト (リソース識別子プロパティなど) への参照を含むリンク プロパティです。正しい関数パッケージ宣言を設定することにより、モデル エディターで、プロパティを参照する機能パッケージの機能を新しく作成した際にそのプロパティが自動的に検出および再利用されます。