概要

拡張 ACCEPT/DISPLAY 構文 (Adis) は、画面節と拡張 ACCEPT/DISPLAY 構文用のランタイム サポート モジュールです。

注: 拡張 ACCEPT/DISPLAY 構文 (Adis) は既存のアプリケーションでのみ使用し、新しいアプリケーションには使用しないことをお勧めします。

Adis は、構成ユーティリティ Adiscf を使用してアプリケーションの条件に合うように構成できます。または、COBOL アプリケーションから Adis の呼び出しを行い、実行時に構成 (たとえば、ファンクション キーを使用可能にする) を行うこともできます。

拡張 ACCEPT/DISPLAY 構文は、標準の ANSI ACCEPT 構文以上の機能を提供しています。

次の表は、標準の ANSI ACCEPT および DISPLAY 構文以上の Adis の機能を示しています。

構文タイプ 機能
ANSI ACCEPT
  • データ項目入力
  • データ項目への曜日、日付、時間の受け取り
ANSI DISPLAY
  • 定数出力
  • データ項目の内容の出力
Adis
  • 画面位置および画面属性の指定
  • データの取り込みおよび表示
    • 個別のフィールドの基本データ項目
    • 複数フィールド画面のグループ項目

      複数フィールド ACCEPT 操作の場合には、FILLER は次のフィールドへスキップする文字数を記述します。DISPLAY 操作では、FILLER は定数間の空白文字数を定義します。FILLER として定義されている全領域は、ACCEPT または DISPLAY 動作の影響は受けません。

    • 画面節項目
  • キーボードのキー構成

キーボード上のキーを設定し、ACCEPT 文実行中に使用できます。

Adis は、次のモジュールで構成されます。

モジュール 説明
adis 主要なサポート モジュール
adisinit 初期化モジュール (拡張 ACCEPT/DISPLAY 構文が最初にロードされた場合にのみ使用)
adiskey キーボード処理モジュール
adisdyna 拡張 ACCEPT/DISPLAY 構文動的属性モジュール

これらの関係を次図に示します。