Enterprise Server プロセス

制約事項: 本トピックは、Enterprise Server 機能が有効な場合にのみ該当します。
CASCD - リージョン コンソール デーモン
CASCD は、リージョン プロセスやコンソール ログ メッセージを管理します。すべてのリージョンに対して、これらのコンソール デーモン プロセスのいずれかが存在します。これは、casstart プロセスによって開始されます。

CASCD は、リージョンの存在期間中に実行される他のすべてのプロセスの親です。プロセスが終了したことを検出すると、CASMGR に通知してそれらを再起動します。

役割:

  • プロセスの開始
  • 開始したプロセスの監視
  • 終了したプロセスのサーバー マネージャーへの通知
  • コンソール メッセージ
CASMGR - リージョン サーバー マネージャー
CASMGR は CASCD プロセスによって開始され、コンソール デーモンと連携してプロセス管理を提供します。リージョンごとに 1 つのサーバー マネージャー プロセスがあり、共有メモリ内の DCA 制御ブロックによって表されます。

役割:

  • MFDS からの構成データに基づいて、IPC エリア (共有メモリ) を作成し管理する
  • Enterprise Server のシステム状態を制御する
  • エラー回復処理を担当する
  • タイムアウトやデッドロックがないか、リージョンの状態を監視する
CASTSC - リージョン一時記憶域、チャネル、およびコンテナー コントロール (TSC)
CASTSC は一時記憶域、チャネル、およびコンテナーを制御します。リージョンごとに 1 つのプロセスがあります。プロセスは CASCD によって起動されます。

役割:

  • Historical Statistics Facility
  • 補助トレース ログ
  • 利害関係者へのシステム イベントの配布
MFCS - Micro Focus 通信サーバー

MFCS は、クライアントと Enterprise Server 間の通信を処理するリージョン通信コンポーネントです。容量のニーズに応じて、リージョンごとに 1 つ以上の通信サーバーを使用できます。

MFCS は CASCD によって開始され、Web サービス リスナーを含んでいます。

これは、共有メモリ内の TCTS 制御ブロックで表されます。