通信プロセスを構成する際の考慮事項

制約事項: 本トピックは、Enterprise Server 機能が有効な場合にのみ該当します。

複数の通信プロセス

エンタープライズ サーバー インスタンス用に複数の通信プロセスを構成する場合は、次の点を考慮する必要があります。

  • たとえば、TN3270 トラフィック用の通信プロセスと Web サービスおよび ESMAC 用の通信プロセスのように、通信のタイプごとに異なる通信プロセスを構成できます。このような構成では、いずれかの通信プロセスで障害が発生しても他の通信プロセスが中断されることはないため、他のタイプの通信には影響しません。
  • 同じ種類のクライアントに対して複数の通信プロセスを実行し、クライアントごとに異なるポートに接続するように構成することもできます。
  • 通信プロセスでポートを共有することはできません。通信リスナーに固定ポートを使用する場合、それらのリスナーを同時に実行する際は、各リスナーに異なるポートが割り当てられている必要があります。
  • 通信プロセス間での対話のフェールオーバーは Enterprise Server ではサポートされていません。

その他の考慮事項

  • Rumba+ Desktop などの一部のクライアントでは、接続を確立する際に一連のポートを試すように構成できます。それ以外のクライアントでは、メインの通信プロセスから応答がない場合は別の通信プロセスを試すように手動での構成が必要になることがあります。
  • COBOL Web サービス クライアントでは、ポート番号を指定する代わりに、使用可能なエンタープライズ サーバー リスナーを検索するように構成できます。