AWM ツール タイプの使用に関するシナリオ例

例:ローカル ファイルの参照

これは、Visual COBOL のインストールの一部である標準の Visual COBOL プロジェクト モデルの例です。

アクション OFFL_ACT_CONT_Browse_LocalOSFile は、COBOL コピーブックなど、このモデルで従属ソース要素を参照するために使用されます。

このアクションは、AWM 機能パッケージの次の 2 つのツールで構成されています。

  • Create Temporary File
  • Edit Local File


このアクションは、次のように定義される終了アクションに関連しています。


Browse Action Properties

AWM ツール「Create Temporary File」は、選択された要素に応じて、固定サフィックス「cpy」を付加し、読み取り専用フラグを true に設定して、一時ワークスペース ファイルを作成します。


Temp File Creator Tool

入力ファイル記述子は、ローカル OS ファイルを指します。ファイル記述子には、次のプロパティがあります。


File Descriptor for a Local File

出力ファイルは、次のプロパティを持つワークスペース ファイルを指します。


File Descriptor for a Workspace file

「Create Temporary File」ツールの出力パラメーターは、「Edit Local File」ツールで入力パラメーターとして使用されます。


Browse Local File Tool

関連する終了アクションでは、AWM ツール「Cleanup Edit Session」が呼び出されます。このツールは、新しく作成されたワークスペース ファイルを入力パラメーターとして取得して、エディターの終了時に削除します。


Browse Clean Up Action

Browse Clean Up Tool

例:構造化ファイルのマージ

この例は、標準の Visual COBOL プロジェクト モデルに基づいています。

AWM ツール「Merge Structured Files」は、このモデルでローカル プロジェクトの従属要素をマージするために使用されます。ローカル プロジェクトの子は、フォルダーおよびファイルの混合またはカテゴリです。この場合は、IMTK カテゴリです。

アクション OFFL_ACT_ELIST_GetEclipseChildren は、要素タイプ Eclipse プロジェクトの「Get Children」アクションとして定義されています。


Project Get Children Action

アクション OFFL_ACT_ELIST_GetEclipseChildren は、次の 3 つのツールで構成されています。

  • 選択されたプロジェクトに属する IMTK カテゴリを取得するツール。
  • 選択されたプロジェクトの子フォルダーおよびファイルを取得するツール。
  • 上記の 2 つのツールの結果ファイルをマージするツール。

Get Eclipse Children Action

Get IMTK Categories Tool

Get Eclipse Children Tool

Merge Resources Tool

最初の 2 つのツールの出力ファイル記述子は、次のようにモデル化されます。


File Descriptor IMTK Categories

File Descriptor Resource Children

「Merge Structured Files」ツールによって返されるファイル記述子の構造は、次のとおりです。


File Descriptor Merge Resources

このファイル記述子は、アプリケーション エクスプローラー ビュー でローカル プロジェクトの子を表示するために使用されます。