動作または使用法の重要な変更

本セクションでは、Visual COBOL for Eclipse の最新および過去のリリースでの動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

注:このリストには、HotFix リリースで導入された動作の変更は含まれません。それらの変更に関する情報については、HotFix の readme を参照してください。

本リリースでの動作の変更

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リリース 5.0 のこれらの変更の最新リストについては、Micro Focus SupportLine Web サイト製品ドキュメント セクションで入手できる本製品のリリース ノートを参照してください。

通信機能の構文のサポートの終了

通信機能 (COMMS SECTION または COMMUNICATION SECTION) は以前から非推奨になっています。関連する特定の構文については、残っていてもコンパイラでは問題にはならず無視されていました。それらの構文が完全に許容されなくなり、含まれているとコンパイラでエラー (COBCH1895 Communication Facility not supported) が生成されるようになりました。ソースから該当するセクションを削除して再コンパイルする必要があります。

コンパイル

ランタイム エラー メッセージに行番号情報を含めると、プログラムの異常終了時に有用な診断支援が提供されます。これはすでに UNIX および Linux プラットフォームでのデフォルトの動作であり、Windows プラットフォームでもコマンド ラインを使用する場合のコンパイラのデフォルトの動作です。

デバッグ ビルドの場合、通常は ANIM コンパイラ指令を指定し、リリース ビルドの場合、通常はビルド スクリプトに ANIM 指令を指定しません。これらの状況では、以前は気付かなかった .idy ファイルの存在に気付くかもしれません。これらの .idy ファイルの生成は、行番号情報の生成以外のアプリケーションの動作やパフォーマンスには影響しません。.idy ファイルはアプリケーションの実行に必要ではないため、アプリケーションをデバッグする特定の要件がない限り、配布しないでください。

注:IDE または IDE から生成されたビルド スクリプトを使用する場合の動作には変更はありません。

ファイル処理

FTF (ファイル管理記述項) を渡して EXTFH または EXTSM を直接呼び出すアプリケーションは、FCD を正しく初期化する必要があります。これは、未使用または予約済みの領域をバイナリ ゼロで初期化する必要があることを意味します。そうしないと、たとえば EXTSM を呼び出す際に RTS114 エラーを受け取る場合があります。「ファイル制御記述 (FCD)」を参照してください。

リリース 4.0 での動作の変更

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リリース 4.0 のこれらの変更の最新リストについては、Micro Focus SupportLine Web サイト製品ドキュメント セクションで入手できる本製品のリリース ノートを参照してください。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

コンパイル

コンパイラにより、「COBCH1888 Typedef is defined differently in another external program」という E レベルのメッセージが生成されるようになりました。これは、異なる外部プログラムが同じ typedef 名で競合する定義を持っている場合に生成されます。以前の定義が無視された場合に以前の動作を復元するには、指令 HIDEMESSAGE"1888" を使用します。

Enterprise Server セキュリティ

エンタープライズ サーバー リージョンが外部セキュリティを使用して保護されている場合に、Enterprise Server コンソール ログおよび Communications Server ログへの Web アクセスが制限されるようになりました。いずれかのログ ファイルを表示するには、有効なユーザー名およびパスワードを入力する必要があります。

ログへの Web アクセスは、Enterprise Server コンソール ログおよび Communications Server ログのリソースとともに、新しい Communications Server リソース クラスの下の標準 ACL 定義を使用して制御できます。これらのリソースが存在する場合、ユーザーはログの表示を許可される「読み取り」アクセス権を必要とします。リソースが存在しない場合、デフォルトの動作では、有効なユーザー名とおよびパスワードの入力時に「読み取り」アクセスが許可されます。

新しいリソース クラスおよびリソース定義のサンプルは、es_default_ldap_msuser.ldf (Windows) または es_default_ldap_unix.ldf (UNIX) ファイルにあります。このファイルは、製品ディレクトリの bin (Windows) または etc (UNIX) サブディレクトリにあります。

再リンクまたは再コンパイルが必要な実行可能ファイル

注:Windows のみ。

製品のバージョン 4.0 は、以前の Micro Focus 製品よりも新しいバージョンの Microsoft C ランタイム システムに依存しています。つまり、製品の以前のバージョンでビルドされた COBOL 実行可能ファイル (.exe) は、バージョン 4.0 のランタイム製品とは互換性がない可能性があります。バージョン 4.0 でアプリケーションの動作が変わる場合、メインの実行可能ファイルをバージョン 4.0 に再リンクすることを強くお勧めします。これにより、COBOL ランタイム システムが、発生する可能性のあるランタイム エラー条件を完全に処理できるようになります。

元のオブジェクト コードが使用可能で、バージョン 4.0 と再リンクされている限り、バージョン 4.0 と完全に互換性のある新しい実行可能ファイルは、アプリケーションを再コンパイルせずに作成できます。

実行可能ファイルが製品の最新のプログラミングおよびパフォーマンスの強化の恩恵を受けられるように、ソース コードを完全に再コンパイルすることをお勧めします。

IMTK ランタイム構成

このリリースでは [Configure Runtime Environment] ダイアログ ボックスが変更されたため、システムをアップグレードした後、サービスを実行する前にこのダイアログ ボックスで以前に設定した値をすべて再入力する必要があります。

Enterprise Server 用のアプリケーション サーバー JCA サポート

このリリースでは、すべての CICS 関連の Java アーティファクトは、Visual COBOL インストール ディレクトリの javaee-ccl ディレクトリ下の新しいディレクトリ構造を使用して提供されています。javaee-ccl ディレクトリ構造は、javaee ディレクトリの構造を模倣しています。たとえば、mfccl.jarbin サブディレクトリではなく javaee-ccl\common ディレクトリにあります。

テスト カバレッジ結果

tcutil ユーティリティから生成されたテスト カバレッジの結果に影響するスキーマの変更により、結果をサードパーティ アプリケーション (XSLT プロセッサなど) に入力して<copyFileCoverage>要素に依存する場合に、代わりに<sourceFileCoverage>にフォーカスするように変換を変更する必要があります。tcutil がすべてのソース ファイル (コピーブックだけでなく) をグローバルにカバーするようになったため、要素はその内容をより適切に反映するように名前が変更されました。

リリース 3.0 での動作の変更

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リリース 3.0 のこれらの変更の最新リストについては、Micro Focus SupportLine Web サイト製品ドキュメント セクションで入手できる本製品のリリース ノートを参照してください。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

コンパイラ指令

FASTINIT 指令のデフォルト設定が以下のとおり変更されました。MF 方言を設定する際に、FASTINIT がデフォルトになりました。この指令は、他の方言ではデフォルトで設定されません (つまり、NOFASTINIT)。

マネージ COBOL

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mscorlib 以外のアセンブリ内の型への参照は、明示的に参照する必要があります。これを実行するには、ILREF コンパイラ指令を使用できます。

以前は、特定の状況で、ILREF"System" 指令を必要とせずに System.dll アセンブリ内の型にアクセスすることをコンパイラが許可していました。

OpenESQL

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新しい OpenESQL OPTIMIZECURSORS SQL コンパイラ指令オプションは、ODBC (DBMAN=ODBC) に対してデフォルトで有効になっています。これにより、WITH HOLD 句および FOR UPDATE 句を使用する埋め込み SQL カーソルが、すべてのデータベースで同じデータ整合性を持つことが保証されます。

以前のリリースで提供された動作を使用するためにアプリケーションで OpenESQL プリプロセッサが必要な場合は、OPTIMIZECURSORS=NO を使用してコンパイルします。

予約語

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  • COBOL 言語に新しい予約語が追加されました。これらはすべて MFLEVEL"19" で有効になります。MFLEVEL"19" は、MF 方言で実行する場合のデフォルト レベルです。以下の単語はいずれもデフォルトの状態では許可されないため、それらを削除または名前変更するか、許可するように環境を特別に構成する必要があります。
    • ALLOCATE
    • FREE
    • JSON
    • END-JSON

    詳細については、「予約語一覧表」を参照してください。

リリース 2.3 Update 2 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

コンパイラ

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  • 以前の製品リリースでは、ネストされたプログラム (ANS85 COBOL で定義) のスコープ ルールは、マネージ COBOL (.NET および JVM) では適用されませんでした。つまり、プログラム A にプログラム B1 と B2 が含まれ、プログラム B1 と B2 にそれぞれ C1 と C2 が含まれる場合、プログラム C1 から C2 を呼び出すことができます。スコープ ルールが適用されないため、B1 と B2 の両方に同じ名前のプログラムを含めることはできませんでした。

    この製品リリースでは、COMMON プログラムを含むネストされたプログラムに対して正しい ANS85 スコープ規則を適用し、ネスト階層の異なるレベルで同じ名前の複数のプログラムを使用できるようにします。このようにして、マネージ COBOL の動作は、ネイティブ COBOL プログラムの動作と互換性が確保されます。

  • 部分的なトークンを置き換えると、トークンの 2 番目の部分が新しい行に表示されなくなりました。これは、新しいテキストが置換対象のテキストよりも大きい場合に発生する可能性があります。

    2869185 (1105763)

  • プログラムに RECORD CONTAINS n CHARACTERS 句があり、長さが n 未満のレコード記述がある場合に、RM/COBOL 索引ファイルを開く際の問題はなくなりました。以前は、最小レコード長に不一致があったため、OPEN (OPEN OUTPUT でなく) で 39 エラーが発生していました。

Enterprise Server

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  • 以前は、インストールすべきでないグループのインストールが可能でした。スタートアップ リストで定義されているグループ名がグループのリストに存在しない場合に、アルファベット順で次のグループが代わりにロードされました。現在では、グループがグループのリストで定義されていない場合に、グループをロードできないという警告が発行されます。

    2869848 (619107)

  • UNIX では、Enterprise Server の構成でファイル パス設定が指定されていない場合の環境変数 TXFILEP のデフォルト設定は $COBDIR/etc/cas でした。この設定は変更され、ファイル パスが指定されていない場合は TXFILEP が読み込まれなくなりました。

IDE

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  • この更新により、Eclipse ワークスペースで定義された既存の接続が変更されます。接続の値がデフォルト以外の場合、それらの値は元のデフォルト設定に戻る可能性があります。このリリースをインストールした後、リモート接続を初めて使用する前に、設定を確認し、必要に応じて修正する必要があります。

    2852872 (1103699)

Micro Focus Directory Server

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  • mfds コマンドの「-n」オプションは、IPv4 アドレスに加えてネットワーク アドレスとしてホスト名をサポートするようになりました。

    2816871 (1099564)

モニターおよび管理

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  • コンソールへの表示を実行するアプリケーションによってコンソール ログに書き込まれるメッセージには、標準のメッセージ ID (CASMG0001I) が含まれるようになりました。

    2854207 (1103659)

ランタイム システム

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  • command_line_linkage チューナーは廃止されました。代わりに COMMAND-LINE-LINKAGE コンパイラ指令を使用して、同等の機能を実現できます。

    2838118 (1101539)

    注意:リリース 4.0 以降、このチューナーは非推奨ではなくなりました。

リリース 2.3 Update 1 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

Application Workflow Modeller

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  • File_Descriptor_Has_Action 関係で使用されるツールは、リソース処理をサポートするようになりました。つまり、ダイアログ テーブル アクション内で定義されたツールは、選択されたテーブル行のプロパティを変更できます。

    2835290 (1101493)

  • 標準の Visual COBOL プロジェクト モデルには、コンテキスト メニュー アクションが追加されました。これらは、DBD、PSP、および IMS ファイルを DBD、PSP、または IMS データベース エディター開くための [Open With...] の下にあります。
  • ベースラインからコンポーネントを再コンパイルする際に REXX エラーが発生しなくなりました。

データ ツール

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  • データ ファイルをフィルター処理する際に、有効な一時ディレクトリが設定されていない場合、[Preferences] ダイアログ ボックスのオプションを使用して設定するように求められます。
  • ファイル サイズ (ヘッダー サイズなし) がディスク上のレコード サイズの倍数でない場合、エディターでファイルを開けなくなりました。代わりにエラーが発生します。
  • レコード レイアウトに表示されるレベル番号は、構造ファイルの作成時に使用された .idy ファイルで使用されているレベルに対応しています。

エディターの記述支援

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  • 提案の自動トリガーが有効になった状態で数字を入力した場合に、コンテンツ アシストの提案が提供されなくなりました。

IDE

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  • コマンド ラインから複数の実行可能ファイルにコンパイルする場合は、正しいログがコンソールに出力されるように -logger パラメーターを指定する必要があります。

    2848855 (1102932)

  • ファイルを格納するフォルダーを追加して JVM COBOL プロジェクトに追加したファイル (プロジェクトのプロパティの [Micro Focus > JVM Build Path > Source page] の [Source] タブを使用) 用に、新しいコンテキスト メニュー コマンド ([Copy to Output Directory]) がCOBOL Explorer に追加されました。ファイルに対してこのコマンドを選択すると、プロジェクトのビルドがトリガーされ、ファイルが出力ディレクトリにコピーされます。

    2699374 (1094326)

ランタイム システム

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  • 監査マネージャーには、新しいタイムアウト オプションが追加されました。クライアントが「CBL_AUDIT_EVENT」API を使用して監査イベントを送信すると、イベントは共有メモリ ブロックの次の利用可能なスロットに配置されます。共有メモリがいっぱいの場合 (つまり、使用可能なスロットがない場合)、イベントはスロットが使用可能になるまで再試行されます。

    監査マネージャーが実行されていない場合、イベントは共有メモリから削除されず、スロットは使用できなくなります。したがって、新しい TIMEOUT オプションを使用して、クライアントが TIMEOUT 期間に達するまで送信を再試行するようにします。その後、監査イベントの送信を停止します。監査マネージャーがリサイクルされると、イベントの送信が再開されます。

    すべての監査マネージャー クライアントに対して TIMEOUT を設定するには、監査マネージャーの構成ファイルで次の行を指定します。
    mfaudit.timeout = n
    n は、ミリ秒単位のタイムアウト値です。

    個々の監査マネージャー クライアントに対して TIMEOUT を設定するには、「CBL_AUDIT_CONFIG_PROPERTY_SET」APIを使用します。これは整数のプロパティ値を取り、この値はミリ秒単位のタイムアウト値とします。

    両方の方法を使用して TIMEOUT を設定した場合、このプロパティがゼロに設定されていない限り、クライアント プロパティ TIMEOUT が優先されます。そのような場合、構成ファイルの TIMEOUT が使用されます。「TIMEOUT」プロパティで「CBL_AUDIT_CONFIG_PROPERTY_GET」API を使用すると、クライアント プロパティの TIMEOUT 値のみが返されます。構成ファイルで設定された値は返しません。

    2838689 (1101685)

  • IS DBCS、IS KANJI、および IS JAPANESE クラス条件テストの実装に、以下の変更が加えられました。
    • IS [NOT] DBCS

      CHARSET"EBCDIC" が有効である場合に、文字列内の各文字が有効な DBCS 文字であると見なされると、IS DBCS 検査は真を返す。有効な文字は、最初のバイトが 0x41 から 0xFE の範囲にあり、かつ 2 番目のバイトが 0x41 から 0xFE の範囲にある文字か、EBCDIC スペース (0x4040) である文字である。CHARSET"ASCII" が有効である場合に、DBCS 検査は OS の呼び出しを使用して、文字列に有効な 2 バイト文字のみが含まれているかどうかを判別し、有効であれば真を返す。

    • IS [NOT] KANJI

      CHARSET"EBCDIC" が有効である場合に、文字列内の各文字が有効な漢字であると見なされると、IS KANJI 検査は真を返す。有効な文字は、最初のバイトが 0x41 から 0x7F の範囲にあり、かつ 2 番目のバイトが 0x41 から 0xFE の範囲にある文字か、EBCDIC スペース (0x4040) である文字である。CHARSET"ASCII" が有効である場合に、IS KANJI 検査は OS の呼び出しを使用して、文字列に有効な漢字のみが含まれているかどうかを判別し、有効であれば真を返す。

    • IS [NOT] JAPANESE

      CHARSET"EBCDIC" が有効である場合、IS JAPANESE 検査はサポートされず、翻訳時に「COBCH1806 この機能は選択した文字集合ではサポートされない」というメッセージが表示されて翻訳エラーになる。

      CHARSET"ASCII" が有効である場合に、IS JAPANESE 検査は、文字列に 2 バイトの日本語文字または半角のカタカナ文字のみが含まれている場合は真を返し、有効であれば真を返す。NSYMBOL"NATIONAL" が有効である場合、これらの字類検査はサポートされず、翻訳時に「COBCH0303 作用対象が誤ったデータ形式である」というメッセージが表示されて翻訳エラーになる。

    2812895 (1098401)

SQL:OpenESQL

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  • DB2 CONCAT 関数および演算子は、文字、数値、および日時データに対して HCOSS 提供の dbo.CONCAT を使用して SQL Server に変換されるようになりました。BINARY または VARBINARY データを使用している場合、HCOSS 提供の dbo.CONCAT_BINARY 関数を適用する必要があります。以前のバージョンの Enterprise Developer でディプロイされた HCOSS アプリケーションは、文字列またはバイナリ連結を使用している場合に、この影響を受けます。メインフレーム方言 DB2 || 演算子および CONCAT 関数は、新しい SQL Server スカラー関数 dbo.CONCAT() を呼び出すようになりました。DB2 連結構文を使用する dialect=mainframe を含む既存のプログラムはすべて再コンパイルする必要があります。これらのプログラムがアクセスするすべての既存の SQL Server データベースに dbo.CONCAT をインストールする必要があります。アプリケーションの SQL Server データベースに新しい関数を作成するには、次のいずれかを実行できます。
    • 顧客データベースに対して DSN バインドを実行するまたは
    • %ALLUSERSPROFILE%\Micro Focus\Enterprise Developer\hcoss\InstallDigitsFunction.sql スクリプトを実行する

    これは、データベースに対する 1 回限りの変更です。

    2843818 (1102248)

SQL Option for DB2

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  • ALIAS を使用したクエリの実行中に、誤ったエラーが返されることがありました。

    2830383 (1100609)

リリース 2.3 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号 (ある場合) は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

CAS セキュリティ

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  • Enterprise Server External Security Facility に MLDAP ESM Module 2.0 が含まれるようになりました。これには、リソース アクセス セキュリティ チェックに対して最適なリソース アクセス ルールおよび ACE を識別する新しいアルゴリズムが含まれています。このアルゴリズムは高速で、大半の顧客の期待にマッチします。この新しいアルゴリズムは、オプション機能「username substitution」も提供します。これは、Security Manager の構成テキスト領域の [Operation] セクションで「rule substitutions」を「yes」に設定することで有効にできます。これを有効にすると、リソース ルール名の文字列「${user}」が、リクエストを行うユーザーの名前に置き換えられます。たとえば、「USERS.${user}.**」という名前の DATASET ルールは、2 番目の修飾子として要求元ユーザーの名前を持つデータセットに適用されます。まれに、リソースへのアクセスに関する複雑であいまいなセキュリティ ルールを使用している場合は、新しいアルゴリズムの結果として、動作に変化が生じることがあります。古いアルゴリズムは引き続きサポートされており、Security Manager の構成の [Operation] セクションで「version 1 authentication」を「yes」に設定することで有効にできます。

    2807531 (1097783)

CAS XA スイッチ モジュール

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  • XA スイッチ モジュールは、動的登録をサポートするようになりました。

    2682101 (1092325)

  • 複数の XA リソース マネージャーが定義されている場合、XA スイッチ モジュールはバッチのみの操作をサポートするようになりました。

    2664675 (1091082)

  • Visual COBOL 2.2 update 2 では、特定の指令の組み合わせが指定された場合に、Micro Focus は未定義のランタイム動作を識別していました。その組み合わせは、SIGN"EBCDIC"、CHARSET"ASCII"、およびHOST-NUMMOVE、HOST-NUMCOMPARE、または SIGN-FIXUP のいずれかです。以前のバージョン (Visual COBOL 2.2 update 1 以前) でこの組み合わせが指定された場合、ASCII 文字と EBCDIC 文字の混合を避けるには、SIGN”EBCDIC” 指令を無視すべきでした。ただし、SIGN”EBCDIC” は依然として適用されており、実行時の動作は未定義でした。したがって、この指令の組み合わせは Visual COBOL 2.2 update 2 以降では無効になり、指定した場合はコンパイル時に拒否されます。

    2786397 (1095265)

コンパイラ

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  • ネイティブ COBOL の場合、データ部のサイズ制限は 2GB -1 になりました。

    2796076 (1096384)

  • COBDATA はコンパイルには影響しません。コンパイラの出力は、COBDATA が設定されているかどうかに関係なく同じ場所です。

    以前は、sign-fixup、host-num-move、または host-num-compare では sign(EBCDIC) を指定できませんでした。この組み合わせはネイティブ COBOL でサポートされるようになりましたが、マネージ COBOL コードでは無効のままです。これは、バージョン 2.2 U2 HotFix 10 以降に適用されます。

    2824577 (1100823)

データ ツール

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  • DFCONV は正しい戻りコードを返すようになりました。以前は、常に 0 を返していました。

ファイル処理

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  • カスタム ファイル ハンドラー (DYNREDIR を使用) は、連結ファイルの各部分に対して呼び出されるようになりました。

    2795077 (1096322)

ファイル ロック

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  • Visual COBOL 2.3 より前のバージョンでは、UNIX および Linux プラットフォームで、OPEN 文において指定されているか CBL_OPEN_FILE の呼び出しにおいて使用されている sharing 句のセマンティクスが正しく適用されない場合がありました。バージョン 2.3 以降は、チューナーstrict_file_locking=trueが設定されていると (デフォルト)、sharing 指定は正しく適用されます。

    動作の変更点として考えられる例を、以下に示します。

    • Process-A で、読み取り専用アクセスによって、他のプロセスからの書き込みアクセスを拒否する共有モード (SHARING WITH READ ONLY) でファイルを開きます。
    • 次に、Process-B で、読み取り専用アクセスによって、他のプロセスからの読み取りアクセスを拒否する共有モード (SHARING WITH NO OTHER) でファイルを開こうとします。

    strict_file_locking=trueが設定されていると、Process-A で読み取りアクセスのみを許可してファイルが正常に開かれているため、Process-B でファイルを開くことはできません。

    strict_file_locking=falseが設定されていると、Process-B で正常にファイルが開かれます。

    アプリケーションが予期しない OPEN 状態を検出した場合、またはファイルを開けない場合は、この新しいファイル ロック動作が原因である可能性があります。そのような状況の場合は、アプリケーションのファイル ロックおよびファイル共有の要件を見直し、デフォルト設定を使用するようソース コードをリファクタリングすることをお勧めします。元のファイルのロックおよび共有の動作は、strict_file_locking=falseを設定することで復元できます。

IDE

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  • Visual COBOL for Eclipse に Eclipse 4.4.2 (Luna) が同梱されるようになりました。このため、バージョン 2.3 よりも前のバージョンの Visual COBOL でビルドされた JVM COBOL コードもアプリケーションに含まれている場合は、アプリケーションのそれらの部分をリビルドする必要があります。リビルドを行わないと、コンパイル時または実行時にエラーが発生します。
  • Visual COBOL for Eclipse に Eclipse 4.4.2 (Luna) が同梱されるようになりました。アプリケーションに以前のバージョンの製品でビルドされた JVM COBOL コードが含まれている場合、アプリケーションのこれらの部分をリビルドする必要があります。リビルドを行わないと、コンパイル時または実行時にエラーが発生します。

    (609469)

  • プロジェクトには、次の 2 つの接続モードのいずれかを指定できます。ターゲットの場所をローカル ドライブとしてマウントする NFS/Samba、およびターゲットの場所への純粋なリモート接続である RSE。Mainframe COBOL などのプロジェクト タイプの場合、RSE をサポートしない一部のツールを使用するには、NFS/Samba が必要です。他のほとんどのプロジェクトでは、[Remote Settings] コンテキスト メニュー オプションを使用して接続モードを切り替えることができます。ダイアログ ボックスには、接続モードを選択できるようにするラジオ ボタンがあります。モードを変更する際には、適切なタイプの既存の接続を選択するか、新しい接続を作成する必要があります。NFS/Samba モードに切り替える場合は、プロジェクトへのローカル パスを指定する必要があります。

    2792882 (1096196)

  • eclipse.ini ファイルで「-Denable.projectrepair=true」を設定すると、.cobolProj および .pliProj ファイルが修復され、プロジェクトの更新時にワークスペースが反映されます。

    2696707 (1095994)

J2EE コネクタ

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  • このリリースでは、適切なアルゴリズムに設定できる mf.ssl.algorithm という Java の新しいコマンド ライン引数が提供されます。

    2799213 (1096684)

MF Server Administrator (GUI)

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  • MFDS または ESMAC インターフェイスのいずれかを介して入力されたパスワードは、同じエンコードを使用するようになりました。

    2792382 (1096011)

ランタイム システムの更新

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  • COBOL Server は、さまざまな開発製品を使用してビルドされたアプリケーションを実行できる実行環境を提供します。このため、バージョン 2.3 よりも前の Visual COBOL を使用してビルドされたメインの COBOL 実行可能ファイル (.exe) がアプリケーションに含まれている場合は、必ずその実行可能ファイルをリビルドし、新しいランタイム システムとともにパッケージ化する必要があります。リビルドは、IDE またはコマンド ラインから実行できます。

    以前のバージョンの Visual COBOL を使用してビルドされた他の COBOL サブプログラムには、リビルドは必要ありません。

リリース 2.2 Update 2 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

コンパイラ

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  • メインフレーム方言で HOSTRW 指令を使用する場合、報告書作成機能は、ASA 制御文字の全範囲を生成し、メインフレーム印刷ファイルをエミュレートします。

    2697615 (1094527)

  • Fixed Binary (p<=7) は、デフォルトで 2 の補数の 8 ビット符号付き 2 進整数になりました。

ドキュメント

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  • MFALLOC_PCFILE 環境変数のデフォルト設定が変更され、デフォルトが Y に設定されるようになりました。つまり、DCB 属性が DSORG=PS のファイルをカタログ化する際に、物理ファイルが存在しない場合はこのファイルが作成されます。以前は、デフォルトは N に設定されていたため、ファイルは作成されませんでした。

    2697571 (1094370)

Enterprise Server

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  • Enterprise Server External Security Facility に MLDAP ESM Module 2.0 が含まれるようになりました。これには、リソース アクセス セキュリティ チェックに対して最適なリソース アクセス ルールおよび ACE を識別する新しいアルゴリズムが含まれています。このアルゴリズムは高速で、大半の顧客の期待にマッチします。

    この新しいアルゴリズムは、オプション機能「username substitution」も提供します。これを有効にするには、セキュリティ マネージャーの構成テキスト領域の[Operation]セクションで「rule substitutions」を「yes」に設定しますこれを有効にすると、リソース ルール名の文字列「${user}」が、リクエストを行うユーザーの名前に置き換えられます。たとえば、「USERS.${user}.**」という名前の DATASET ルールは、2 番目の修飾子として要求元ユーザーの名前を持つデータセットに適用されます。まれに、リソースへのアクセスに関する複雑であいまいなセキュリティ ルールを使用している場合は、新しいアルゴリズムの結果として、動作に変化が生じることがあります。古いアルゴリズムは引き続きサポートされており、Security Manager の構成の[Operation]セクションで「version 1 authentication」を「yes」に設定することで有効にできます。

    2807531 (1097783)

J2EE コネクタ

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  • パッケージ com.ibm.ctg.client の listSystem.properties ファイルには、一部のセクションのドキュメントがありませんでした。

リリース 2.2 Update 1 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

COBSQL

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  • COBSQL は、EXEC SQL 文エラーが発生した後、適切な COBOL 構文エラーを表示するようになりました。

    2673619 (1093197)

リリース 2.2 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

共通通信インターフェイス

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  • 新しいオプション use_global_namespace は、Windows%SystemRoot% フォルダー内の CCI.INI ファイルで使用できます。use_global_namespace が設定されている場合、すべての ccishared メモリ オブジェクトはシステム全体のアドレス空間に作成され、さまざまなユーザーがホストするアプリケーション (システム サービスを含む) が通信できます。この機能を使用するには、CCI.INI ファイルを編集して use_global_namespace を「yes」に設定します。[ccismem-base] これは、単一システムでのユーザー間の対話を許可します。このオプションを使用すると (use_global_namespace=yes)、すべてのユーザーが同じネームスペースにアクセスできるようになるため、セキュリティが低下します。このオプションの値が「yes」以外の場合、またはオプションがない場合、既存の動作は変更されません。

    2195519 (1062800)

コンパイラ

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  • DIALECT(ENTCOBOL) の下の NSYMBOL 指令のデフォルト設定は NSYMBOL(NATIONAL) に変更されました。これは、同等の IBM デフォルトをエミュレートすることを目的としたものです。

    2657471 (1090355)

  • RM/COBOL および ACUCOBOL の互換性を改善するために、グループ レベルの SIGN 句は、グループ内の非 DISPLAY 用途の符号付き数値データ項目に適用されなくなりました。これは、グループ内の符号なし数値データ項目および非数値データ項目には適用されないのと同様です。

    2549904 (1082171)

  • 以前は、コードは生成されませんでしたが、DISPLAY 文で許可されない形式の ON EXCEPTION および NOT ON EXCEPTION 指定がコンパイラでは許可されていました。このため、DISPLAY 文が別の文の ON EXCEPTION 指定にある場合、NOT ON EXCEPTION 指定が、意図された包含文 (ACCEPT や CALL 文など) ではなく、誤って DISPLAY 文とバインドされていました。

IDE

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  • [Problems] ビューに、問題が発生したプログラムの名前を表示する「Program」列が追加されました。ビューにこの列がデフォルトで表示されていない場合は、[View Menu] の [Configure Columns] ダイアログ ボックスから追加できます。

    2608496 (1088530)

  • COBOL エディターのルーラーのアウトラインは、現在のソース形式に応じて modelChanged で変更されるようになりました。

    2488419 (1077143)

  • Web サービスまたは Java インターフェイス マッピングを削除すると、それに関連するファイルがリポジトリ ディレクトリから削除されるようになりました。ファイルが削除された後にリポジトリ ディレクトリが空になると、そのディレクトリ自体が削除されます。
  • プロジェクトにファイルが追加されると、IDE が自動的に指令を決定するようになりました。コマンドを使用して、プロジェクトの指令の決定を手動で実行することもできます。

Interface Mapping Toolkit

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  • プログラム ベースのサービス インターフェイスの場合、COBOL ソースのプログラム ID 名が小文字で、引用符で囲まれていない場合、対応するエントリ ポイント名は、サービス インターフェイス操作で使用される際に大文字に変換されます。以前は、小文字のままでした。この変更により、エントリ ポイント名の新しいスペルが原因でプログラムの注釈を更新すると、既存のサービス インターフェイスが無効になります。これを回避するには、注釈を更新する前に、COBOL ソースのプログラム ID 名を引用符で囲む必要があります。

MF Directory Server

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  • 登録済みの Enterprise Server 定義を XML ファイルにエクスポートするための mfds コマンド ライン オプションで、「*」オプションがサポートされるようになりました。これにより、指定されたサーバーではなく、登録されているすべてのサーバーがエクスポートされます。複数のサーバー定義がターゲット ディレクトリにエクスポートされ、デフォルト名 ALLSERVERS.xml でファイルに保存されるようになりました。インポート オプションで、単一の XML ファイルからの複数のサーバー定義のインポートもサポートされるようになりました。

    2641890 (1088838)

  • mdump は、新しいオプション「-e」をサポートするようになりました。これにより、セキュリティ マネージャー構成の詳細を照会できます。このオプションには次の値を指定できます。「1」:返されたエンタープライズ サーバーに適用されるセキュリティ構成を示します。「2」:MFDS のセキュリティ構成およびデフォルトの Enterprise Server セキュリティ構成を示します。これには、MFDS バージョン 1.15.00 以降が必要です。「3」:設定済みのすべての外部セキュリティ マネージャーのプロパティを返します。

    2487164 (1081693)

MF Server Administrator (GUI)

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  • ユーザーを外部のセキュリティ マネージャーに追加する際に、Enterprise Server Administration の [Add New User] ウィザードの [Advanced Configuration] セクションにパスワードの有効期限を含められるようになりました。フィールド値は、汎用的な時刻形式 (YYYYMMDDHHMMSS.0Z) を使用して指定され、ユーザーのパスワードの有効期限が切れて更新が必要かどうかを計算するために MLDAP ESM が使用できます。この値を指定できるのは、ユーザーを追加する際にこのページを使用する場合のみです。これを編集するには、外部ディレクトリ サービス構成ツールを使用する必要があります。

    2562118 (1083203)

要求ハンドラー

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  • BIS が C:\ProgramData\AcuCorp\BIS\LogFiles というディレクトリにログ ファイルを作成する問題が修正されました。BIS は、指定されない限りログ ファイルを作成しなくなり、BIS ロギング サービスはデフォルトで無効になりました。これを有効にするには、次のグローバル環境変数を使用する必要があります。BIS_LOG=[ OFF | ON | <directory> ] 値の詳細は以下のとおりです。
    • OFF - ロギングを無効にします (BIS_LOG が指定されていない場合、または空白のままの場合と同じです)
    • ON - ロギングを有効にし、ログ ファイルをデフォルトの場所に配置します。デフォルトの場所は読み取り専用にしないでください。
    • <directory> - ロギングを有効にし、ログ ファイルを指定したディレクトリに配置します。BIS 要求ハンドラーがこのディレクトリへの書き込み権限を保持していることを確認してください。ディレクトリは、絶対パスまたはネットワーク パスである必要があります。指定したディレクトリが存在しない場合、BIS によってディレクトリが作成されます。包含元のディレクトリが存在する必要があります。

    BIS_LOG 変数は、BIS アプリケーション プールを開始またはリサイクルする際にのみ検査されます。BIS_LOG を設定または変更した後、変数を有効にするには IIS を再起動する必要があります。

リリース 2.1 Update 1 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

ドキュメント

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  • Vision および RM/COBOL データ ファイルへのアクセス時に機能が失われないようにするには、適切な IDXFORMAT コンパイラ指令設定またはファイル処理オプションを使用し、CALLFH (ACUFH) コンパイラ指令は使用しないでください。詳細については、「Vision ファイルへのアクセスの構成」および「Configuring Access to RM/COBOL Data Files」を参照してください。

Enterprise Server

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  • HSF の強化点は次のとおりです。
    • JCL ファイルの新しいレコード タイプ (JCLF)。
    • JCL JOBSTART レコードにジョブ クラスが追加されました。
    • JCL STEP レコードに条件コードが追加されました。
    • CICS レコードごとに最大 5 つの一時データ キューの統計が追加されました (既存の TSQ 統計と同じ)。HSF ファイルは、次のヘッダーで作成されるようになりました。#HSFVer=02 Type,PID,Task,Date,Time,Tran/Job,User/DDName/CC,LU/Step,Prog/DSName,Latent/ReadCount,Resp/WriteCount,API/RewriteCount,SQL/DeleteCount,IMS,DSType,DSAccessType,File1,Count1,Time1,File2,Count2,Time2,File3,Count3,Time3,File4,Count4,Time4,File5,Count5,Time5,TS1,Count1,Time1,TS2,Count2,Time2,TS3,Count3,Time3,TS4,Count4,Time4,TS5,Count5,Time5,TD1,Count1,Time1,TD2,Count2,Time2,TD3,Count3,Time3,TD4,Count4,Time4,TD5,Count5,Time5

    2552658 (1082755)

IDE

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  • プログラム ブレークポイントの設定を、[Run] メニューまたは [Breakpoints] ビュー ツール バーの [Add Program Breakpoint] をクリックし、表示されるダイアログにプログラム名を入力して行えるようになりました。

    2606838 (1087239)

  • セキュアなユーザー資格情報のないローカル Enterprise Server リージョンを、casstart で開始して、casstop コマンドで停止するようになりました。

    2606835 (1087238)

OpenESQL

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  • シングルトン SELECT 文に対して複数の行が返された場合に、SQLWARN4 フラグが設定されていませんでしたが、シングルトン SELECT 文が複数の行を返す場合に、OpenESQL ランタイムは SQLWARN フラグを正しく設定するようになりました。

    2593798 (1085945)

リリース 2.1 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

IDE

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  • IDE で、プロジェクトに追加するディレクトリをコピーパスに追加するかどうかを指定できるようになりました。これは、プロジェクトのプロパティの [Micro Focus COBOL > Build Paths] の [Copybook Paths] タブで構成します。

    (589096)

ランタイム システム

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  • Linux のターミナル エミュレーター内でフルスクリーン アプリケーションを実行する場合、ターミナルの実際のサイズは起動時に読み取られ、ターミナルのサイズが変更されると再読み取りされます。この動作は、AIX、HP/UX、および Solaris でもサポートされています。Micro Focus vt220 terminfo エントリは、24 行表示を正しく記述するようになりました。vt220-25 terminfo エントリは、以前の動作との互換性を確保するために含まれています。

    2579335 (1084817)

Vision ファイル システム

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  • COBFSTATCONV=rmstat を設定して、RM/COBOL ファイル状態コードを返すようにアプリケーションを構成すると、ANSI'85 コードが返されます。

    2553438 (1082469)

リリース 2.0 での動作の変更

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本セクションでは、動作または使用法の重要な変更について説明します。これらの変更は、既存のアプリケーションの動作や、ツールの使用方法に影響を与える可能性があります。

各問題の後に続く番号は、サポート インシデント番号と、その後に続く、報告された問題インシデント (Reported Problem Incident;RPI) 番号 (かっこ内) です。

コンパイラ

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  • $set コマンドで使用される場合の ILUSING コンパイラ指令の範囲が変更されました。指令のスコープはグローバルではなく、設定されているソース ファイルのみに制限されるようになりました。この新しい動作により、ソース ファイルがコンパイルされなくなる可能性があります。これを解決するには、必要な ILUSING 文を必要な個々のソース ファイルに追加するか、コマンドラインで ILUSING 指令を追加します。または、IDE を使用して、[Additional Directives] フィールドに指令を設定することにより、必要な動作を実現します。

DB2

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  • DB2 ECM は、64 ビット モードでメインフレーム データベースに対してコンパイルする際に返されるランタイム エラーを解決できるように更新されました。

    2549058 (1082441)

ファイル処理

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  • DISP=SHR としてカタログ化されたファイルを読み取る際に、ファイル ハンドラーはパフォーマンスを向上させるために読み取りをバッファリングするようになりました。

    2518330 (1079491)

IDE

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  • シーケンス領域に入力すると、カーソルの後のテキストが右に移動し、領域の最後の文字は削除されません。領域内の文字を上書きするには、Insert キーを押して挿入モードに切り替えます。[Pressing Tab in the sequence number area moves caret to area A] オプションを選択していない場合は、シーケンス領域で Tab キーを押すとテキストがインデントされます。複数行を選択して Tab キーを押すと、テキストが領域のマージンに揃えられます。
  • シーケンス領域での入力は、通常のテキスト エディターでの入力と同様に機能するようになりました。カーソルの後のすべてのテキストが右に移動し、領域の最後の文字は削除されません。領域内の文字を上書きする場合は、Insert キーを使用して挿入モードを上書きに切り替えられます。

ランタイム システム

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  • Windows 7 では、64 ビットのネイティブ COBOL アプリケーションをビルドすると、常にプロジェクト全体がリビルドされます。これは、Microsoft ProjectTracker ツールが原因です。このツールは COBOL プロジェクトが依存関係を追跡するために使用しますが、Windows 7 のセキュリティ更新のために機能していません。この製品には、この問題を回避するための修正が含まれています。