環境変数:アルファベット順

制約事項: 本トピックは、Enterprise Server 機能が有効な場合にのみ該当します。
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N O P Q R S T U V W X Y Z

C

CASSPOOL_LOCK_RETRY_COUNT
カテゴリ:JES
この環境変数を使用して、スプール モジュールでエラーが発生した場合にレコード ロックの取得を試行する回数を調整できます。

構文

Windows:
SET CASSPOOL_LOCK_RETRY_COUNT=count
UNIX:
CASSPOOL_LOCK_RETRY_COUNT=count
export CASSPOOL_LOCK_RETRY_COUNT

count レコード ロックの取得を試行する回数。

デフォルト

この変数が指定されていない場合のデフォルトは 20 です。

CCITIMEOUT

LSC 形式のアプリケーション (Drag and Drop、SourceConnect、Monitor など) で使用される最大タイムアウト期間を 10 分の 1 秒単位で指定できます。使用可能な最大値は 2,147,483,647 です。

構文

Windows:
SET CCITIMEOUT=value
UNIX:
CCITIMEOUT=value}
export CCITIMEOUT

デフォルト

デフォルトは 1200 (2 分) です。

この例では、値を 4 分に設定します。
SET CCITIMEOUT=2400 
CCIERRLOG
オペレーティング システムからレポートされた最初のインスタンスのエラーを追跡する ccierr.log 内容の出力場所とファイル名を指定します。CCIERRLOG は、構文と内容が詳しく説明されている CCI.INI 内のエントリをオーバーライドします。
CCITCP2
CCITCP2 登録デーモンを実行しているマシンの TCP アドレスは、CCI 構成ユーティリティを使用する代わりに環境変数「CCITCP2」でも設定できます。この方法は、同じマシン上の複数のプロセスがそれぞれ異なる登録デーモンに接続する必要がある場合に便利です。

構文

Windows:
set CCITCP2=hostname
UNIX:
CCITCP2=hostname
export CCITCP2

パラメーター

hostname には、該当セッションから接続する CCITCP2 デーモンが実行されているマシンの TCP ホスト名またはドット付きの 10 進の IP アドレスを指定します。

説明

環境変数の値は、構成ユーティリティを使用して設定した値よりも常に優先されます。構成ユーティリティで設定した値を使用する状態にプロセスを戻すには、次に示すように環境変数を空の文字列に設定します。

set CCITCP2=

または、(システム環境設定でシステム変数を作成するか、CONFIG.SYS ファイルを使用して) この環境変数がシステム全体に設定されている場合、この値は構成ユーティリティを使用して設定した値よりも常に優先されます。

CCITCP2_PORT
登録プロセスに使用されているポート。

構文

Windows:
set CCITCP2_PORT=port
UNIX:
CCITCP2_PORT=port
export CCITCP2_PORT
パラメーター
  • port CCITCP2 登録プログラムが動作するポート。
CCITCPS
CCI サーバーを固定ポート上で起動するには、サーバー名自体に情報を追加するのではなく、CCITCPS_ 環境変数を使用してサーバー名をポートの値に関連付けることができます。

構文

Windows:
set CCITCPS_server_name=port
UNIX:
CCITCPS_server_name=port
export CCITCPS

パラメーター

  • server_name は CCI サーバーの名前です。
  • port は使用する固定 TCP ポートです。

この設定は、この環境変数が設定されている同じセッションまたはプロセスでサーバー アプリケーション プロセスが開始された場合にのみ機能します。

Windows:
set CCITCPS_server_name=MFPORT:3000
UNIX:
set CCITCPS_server_name=MFPORT:3000
export CCITCPS
CCITCPT

クライアントがサーバー名 server_name を持つサーバーに接続しようとしており、そのサーバーで使用されている TCP アドレスおよびポート (3000 など) がわかっている場合は、この環境変数を設定するとクライアントはそのサーバーに直接接続できます。

構文

CCITCPT_server_name=MFNODE:server_hostname,MFPORT:port_number

この環境変数は、クライアントのマシン名の値を設定する代わりに使用できます。クライアントで指定されたマシン名の値をアプリケーション定義メソッドで変更できない場合に便利です。

パラメーター

  • server_name クライアントが接続しようとしているサーバー。
  • server_hostname TCP アドレス。
  • port_number TCP ポート番号。

CCITCPT_server1=MFNODE:server2,MFPORT:3000
CCITRACE
CCI トレースを有効にするときは、CCITRACE 環境変数を次のように設定して、トレースする情報の程度を指定します。

構文

CCITRACE=filename [options]
パラメーター
  • filename トレース内容の出力先ログ ファイルの名前を指定します。このパラメーターを指定しない場合は、現在のディレクトリに ccitrace.log というログ ファイルが作成され、すべての options がデフォルト値に設定されます。
  • options 次のいずれかまたはすべてを指定します。
/F または -F CCI API 呼び出しの詳細をトレース ファイルにログ記録します。デフォルトは、filename または他のトレース オプションが指定されていない場合は OFF、指定されている場合は常に ON です。
/P または -P プロトコル レベル呼び出しの詳細をトレース ファイルにログ記録します。デフォルトは OFF です。このフラグが OFF の場合は、CCI ユーザー レベル API の詳細のみトレースされます。このフラグが ON の場合は、関数トレーシングのレベルが大きく向上する可能性があります。
/D または -D CCI 関数との間で渡されたすべてのバッファーの内容をログに記録します。デフォルトは OFF です。セキュリティ上の理由でデータ トレーシングを禁止するようにアプリケーションがコード化されている場合は、データ トレーシングが許可されない可能性があります。

したがって、CCI API 関数の流れおよび基礎となるプロトコル関数の流れをトレースするが、これらの呼び出しに渡されるユーザー データはトレースしない、デフォルト名が ccitrc1.trc の CCI トレース ファイル (一致する ccitrc1.idx ファイルを持つ) を作成するには、CCITRACE 環境変数の値を /P にします。

トレース オプションは、CCI.INI ファイルを使用して制御することもできますが、CCITRACE 環境変数で指定された値が優先されます。

COBAIF
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

Animator で、アニメート対象プログラムのセッション (.aif) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリ パスを指定します。ここで指定したディレクトリ パスは、情報 (.idy) ファイルと同じディレクトリにセッション ファイルがない場合に使用されます。Animator は、セッション間の情報をセッション ファイルに登録して更新できます。.aif ファイルには、ブレークポイントおよびモニターに関する詳細情報が含まれています。

構文

COBAIF=pathname
export COBAIF

パラメーター

  • 検索ディレクトリのリスト (各項目はコロンで区切られます)。.aif ファイルが配置されているパス。

説明

指定されたディレクトリで .aif ファイルが見つからない場合は、COBIDY 環境変数で指定されたディレクトリが検索されます。このディレクトリにもファイルがない場合は、現在のディレクトリが検索されます。

.aif ファイルが存在しない場合は、Animator で次のように .aif ファイルが作成されます。

  • COBAIF が設定されている場合は、.aif ファイルが COBAIF で最初に指定されているディレクトリに作成されます。
  • COBAIF が設定されていない場合は、.aif ファイルが、環境変数 COBIDY に指定されている、プログラムの .idy ファイルがロードされたディレクトリに作成されます。
  • COBAIF および COBIDY が設定されていない場合、または COBIDY で最初に指定されているディレクトリが見つからない場合は、.aif ファイルが現在のディレクトリに作成されます。
COBAIFNAME
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

アニメートされるプログラムの Animator セッション ファイル (.aif) のベース名を指定します。.aif ファイルには、ブレークポイントおよびモニターに関する詳細情報が含まれています。

構文

COBAIFNAME=basename
export COBAIFNAME

パラメーター

  • Basename .aif ファイルのベース名。

説明

COBSW=+A を使用して Animator を起動し、以降のアニメーション セッションのためにブレークポイントを保存したい場合は、この環境変数を指定する必要があります。また、anim コマンドを使用して Animator を起動する場合にもこの環境変数を指定できます。この場合、ユーザーが指定したベース名は .aif ファイルのベース名としてアプリケーション名を上書きします。

COBANIMOPT
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

Character Animator で使用する追加の指令を指定します。

構文

COBANIMOPT=directive-list
export COBANIMOPT

パラメーター

  • directive-list 指令、または指令のリスト。ファイル名ではない必要があります。

説明

Character Animator を起動すると、まず、COBANIMOPT に指定した指令が読み取られます。次に、コマンド ラインに指定した指令が使用されます (COBANIMOPT に設定された指令よりも、コマンド ラインの指令の方が優先されます)。

COBANIMOPT="MIXEDLANGDEBUG MULTITHREAD"
export COBANIMOPT
COBANIMSRV
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

待機中の Character Animator プロセスをアタッチする COBOL プログラムを指定します。

構文

COBANIMSRV=progid
export COBANIMSRV

パラメーター

  • progid Character Animator のアタッチ先プログラムを識別する ID。

説明

この環境変数は、クロスセッション デバッグで特に役立ちます。

1 つ目のコンソール セッションで次のように指定します。

export COBANIMSRV=myid

myid は、Character Animator が特定の 1 つのプログラムに結び付けられるように使用する一意の ID です。Character Animator を起動するコマンドを次のように入力します。

cobanimsrv

Character Animator は、前の手順で指定された ID に一致する COBOL プログラムが起動されるまで待機します。別のコンソール セッションで次のように入力します。

export COBANIMSRV=myid
cobrun prog1.int

prog1.int が起動されると、このプログラムの一意の ID myid と、最初の手順で Character Animator に指定された ID が一致するため、Character Animator はこのプロセスにアタッチされます。コンソール セッション 1 で Character Animator のメイン画面が表示され、prog1.int の最初の行にカーソルが置かれます。

COBATTR
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

ACCEPT および DISPLAY 文で使用される HIGHLIGHT と LOWLIGHT 句の非標準動作を指定します。これは、旧 COBOL 製品との互換性を提供します。後日サポートが中止される可能性があるため、この環境変数はできるだけ使わないようにしてください。

構文

COBATTR=n
export COBATTR

パラメーター

n 0 から 7 の範囲内の値。これは、次のいずれかの値、または累積値に指定できます。たとえば、値 6 を指定すると、値 4 および 2 について説明されている動作になります。

  • 0

    標準のデフォルト動作を提供します。

    COBOL プログラムが HIGHLIGHT または LOWLIGHT 句に従ってテキストを表示すると、ランタイム システムは端末の terminfo エントリで指定された太字または淡色表示モードをそれぞれ使用します。太字または淡色表示モードが指定されていない場合は、HIGHLIGHT または LOWLIGHT 句には何の効果もありません。

  • 1

    COBOL プログラムが HIGHLIGHT 句に従ってテキストを表示すると、ランタイム システムは太字モードを使用します。ランタイム システムは、通常のテキストにはデフォルトのモードを使用します。端末の terminfo エントリで淡色表示モードを指定しても、何の効果もありません。LOWLIGHT 句にも効果はありません。

  • 2

    高輝度および低輝度の空白文字は、通常モードの空白文字と同じであるとみなされません。

  • 3

    上記の 1 および 2 と同様

  • 4

    COBOL バージョン 3.2 よりも古い製品のデフォルト動作との互換性を提供します。

    COBOL プログラムが HIGHLIGHT 句に従ってテキストを表示する場合、その効果は、端末の terminfo エントリで淡色表示モードが指定されているかどうかによって異なります。淡色表示モードが指定されている場合、ランタイム システムは強調表示されたテキストにデフォルト モードを使用し、通常のテキストに淡色表示モードを使用します。淡色表示モードが指定されていない場合、ランタイム システムは強調表示されたテキストに太字モードを使用し、通常のテキストにデフォルト モードを使用します。LOWLIGHT 句には効果がないため、外観は通常のテキストと同じになります。

COBATTR=1
export COBATTR
COBCONFIG

何らかの方法でランタイム構成可能オプションを調整するランタイム構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET COBCONFIG=pathname
UNIX:
COBCONFIG=pathname
export COBCONFIG

パラメーター

  • pathname ランタイムの調整に使用する COBOL 構成ファイルの名前。

説明

$COBCONFIG を設定しない場合は、$COBDIR/etc/cobconfig が検索されます。

UNIX:
COBCONFIG=/home/mydir/cobconfig
export COBCONFIG
Windows:
SET COBCONFIG=/home/mydir/cobconfig
COBCONFIGJVM
Java 仮想マシン アプリケーションのランタイム構成可能オプションを調整する Java プロパティ ファイルを指定します。Java 仮想マシンで使用する COBOL アプリケーションで COBCONFIG の代わりに使用します。

  • プロパティ ファイルの場所。
COBCONFIG.BLOCK
アプリケーション構成ファイルの場所。
COBCPY

コンパイラおよび Animator がコピーファイルを検索するディレクトリを指定します。

構文

Windows:
SET COBCPY=pathname[:pathname]...
UNIX:
COBCPY=pathname[:pathname]...
export COBCPY

パラメーター

  • pathname

    コンパイラおよび Animator でコピーファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。pathname を複数指定する場合に、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

Windows:
SET COBCPY=/home/group/sharedcopy::mydir/mycpy
UNIX:
COBCPY=/home/group/sharedcopy::mydir/mycpy
export COBCPY

このように指定すると、コンパイラは最初に /home/group/sharedcopy でコピーファイルを検索します。次に現在のディレクトリを検索し、最後に ./mydir/mycpy で検索します。検索は、コピーファイルが見つかるか、存在しないことが認識されるまで続けられます。

COBDATA
Specifies one or more locations, separated by ; (Windows) or : (UNIX), in which to search for data files at run time. As long as the file assignment does not contain a sub-path (that is, a string containing \ or /) then the file assignment is appended to each location specified by COBDATA in order to locate the file.
注: Users modernizing RM/COBOL or ACUCOBOL-GT legacy code can use a sub-path in the file assignment, but only by compiling with the relevant DIALECT or IDXFORMAT values for the respective File Handling systems; setting these values in the File Handling configuration file is not sufficient to achieve this.

ランタイム システムがデータ ファイルを検索するディレクトリを指定します。データ ファイルをグローバルにマップする機能を提供するため、ユーザーは実行時までに名前が認識されていないディレクトリに作業データ ファイルを置くことができます。

構文

UNIX:
COBDATA=pathname[:pathname]...
export COBDATA
Windows:
COBDATA=pathname[:pathname]...
パラメーター
  • 検索ディレクトリのリスト (各項目はセミコロン (Windows) またはコロン (UNIX) で区切られます)。ランタイム システムでアプリケーションのデータ ファイルが検索される場合にこれらのディレクトリが検索されます。pathname を複数指定する場合に、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

説明

COBDATA は、コンパイラ、およびその他のユーティリティに影響します。たとえば、コンパイル時では、プログラム ソースがコンパイラのデータ ファイルになります。COBOL 開発システム ユーティリティを使用する場合は、COBDATA の値を、コロン (:) を先頭にして指定することをお勧めします。

ご使用の環境空間に、COBDATA という名前の環境変数があり、なんらかの値が設定されている場合は、COBDATA が設定されていると見なされます。

ファイルのすべてのマッピング順序は次のようになります。

  1. すべての dd_ 環境マッピング
  2. すべての ASSIGN TO EXTERNAL マッピング
  3. すべての COBDATA 環境変数マッピング

COBDATA 環境変数、または dd_ 環境変数のどちらかで複数のディレクトリを指定した場合、システムは、ユーザー名に対するプレフィックスとしてのスラッシュ (/) が末尾に付く最初の指定ディレクトリを検索します。

ファイル名が見つからない場合、または読み取れない場合は、上記の順番に、最後のディレクトリまで検索されます。最後のディレクトリでも見つからず、ファイルを作成する必要がある場合は、ファイルは最初のディレクトリに作成されます。

ハイフン (-)、またはスラッシュ (/) で始まっているファイル名に関しては、dd_、および COBDATA のマッピングはすべて無視されます。また、環境変数名にハイフンが含まれている場合も無効になります。

この機能を使用する場合は、COB... で始まるファイル名を使用しないでください(これらは COBOL システムで予約済みです)。

COBDATA 環境変数は、どんなモード (出力も含む) で開かれているファイルにも、また、固定長ファイルや可変長ファイルにも使用できます。索引ファイルを使用している場合は、データ ファイルおよび索引の両方を同じディレクトリに置く必要があります。

COBDATA 環境変数は、ファイルを開く場合だけでなくファイルを削除する場合にも、ここに示す規則に従って影響します。

COBOL 開発システム プログラムを使用しようとする場合はまず、COBDATA の設定を解除することをお勧めします。これらのプログラムの多くでは、データ ファイルが開かれるため、COBDATA の値に影響されます。COBDATA を使う必要がある場合は、COBDATA のパスの最初に :$COBDIR/dynload/helptbox.lbr および :$COBDIR/dynload/check.lbr を追加してください。Animator のヘルプ ページが必要な場合は、COBDIR/dynload/advanim.lbr も追加します。

注: Users modernizing RM/COBOL or ACUCOBOL-GT legacy code can use a sub-path in the file assignment, but only by compiling with the relevant DIALECT or IDXFORMAT values for the respective File Handling systems; setting these values in the File Handling configuration file is not sufficient to achieve this.

UNIX:
COBDATA=:demo:/home/data:progs
export COBDATA
Windows:
SET COBDATA=:demo:/home/data:progs

このように COBDATA を設定すると、ランタイム システムは、最初に現在のディレクトリでデータ ファイルを検索するよう指定されます。次に、ディレクトリ ./demo を、次にディレクトリ /home/data を検索し、最後に ./progs を検索するように指定されます。

COBDIR

必要な Micro Focus COBOL システムがインストールされているディレクトリを指定します。COBOL システム コンポーネントおよびユーティリティの多くは、この情報を必要とし、使用します。COBDIR 環境変数が設定されていない場合、COBOL システムは、その環境変数がデフォルトの COBOL システム ディレクトリに設定されているかのように動作します。このデフォルトのディレクトリは、UNIX システムの場合は /opt/microfocus/VisualCOBOL です。

構文
Windows:
SET COBDIR=pathname
UNIX:
COBDIR=pathname
export COBDIR

パラメーター

  • pathname 必要な Micro Focus COBOL システム ソフトウェアが置かれているディレクトリ。

説明

Micro Focus COBOL システムは通常、デフォルトの COBOL システム ディレクトリにインストールされるため、COBDIR を設定する必要はありません。COBDIR は、同じ COBOL システムの複数のバージョンを同時に使用できる場合などのように、ご使用の COBOL システムが別のディレクトリにインストールされている場合にのみ設定する必要があります。

Windows:
SET COBDIR=/home/products/cobse20
UNIX:
COBDIR=/home/products/cobse20
export COBDIR

このように指定すると、Cob ユーティリティは、ディレクトリ /home/products/cobse20 で Micro Focus COBOL システム ソフトウェアを検索します。

COBIDY
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

Animator で、アニメート対象プログラムの情報 (.idy) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。ここで指定したディレクトリは、中間コード (.int) ファイルと同じディレクトに情報ファイルがない場合に使用されます。Animator は、セッション間の情報を情報ファイルに登録して更新できます。

構文

COBIDY=pathname
export COBIDY
パラメーター
  • pathname 検索ディレクトリのリスト (各項目はコロンで区切られます)。
COBJIT_ECLIPSE
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

  • true

    Just-In-Time デバッグを有効にします。

  • workspace

    Just-In-Time デバッグの開始時に開く Eclipse ワークスペース。

COBJVM

どの Java 仮想マシン (Java Virtual Machine; JVM) をロードするかを指定します。

構文
Windows:
SET COBJVM=platform_nnn
UNIX:
COBJVM=platform_nnn
export COBJVM

パラメーター

platform_nnn 詳細は次のとおりです。

platform には、次の例に示すように Server Express を実行しているプラットフォームを表す 3 文字のコードを指定します。
  • ibm IBM AIX
  • unx SCO UnixWare
  • sun Oracle SPARC
nnn には、次の例に示すように JVM のバージョンを指定します。
  • 122 バージョン 1.2.2
  • 130 バージョン 1.3.0

説明

COBOL および Java の両方のコンポーネントを含む分散アプリケーションを開発する場合には、COBJVM を設定する必要が生じることがあります。

Windows:
SET COBJVM=ibm_122
UNIX:
COBJVM=ibm_122
export COBJVM
COBKEYTIMEOUT

接続された端末からランタイム システムに転送されたエスケープ シーケンスを、有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を指定します。値は 0.1 秒単位で指定します。

端末のキーが押されると、端末はそれに応答して、1 字、または文字の集合をランタイム システムに送信します。このような文字の集合の先頭は一般に、エスケープ文字であるため、この文字集合をエスケープ シーケンスと呼びます。ファンクション キーが押された場合は、端末がエスケープ シーケンスを送信します。Esc キーに続いて 1 つ以上の英字または数字のデータ キーが押された場合にも、同じ文字集合が端末から送信されます。ランタイム システムで認識される唯一の違いは、各文字が到着する間隔です。これは、ユーザーがエスケープ シーケンスを入力する速度と、これが端末で生成される速度とは異なるためです。

端末が接続しているネットワークで、文字の集まりが別々のパケットでランタイム システムに送信される場合は、各文字がランタイム システムに到着する間隔がネットワークによって変動する可能性があります。COBKEYTIMEOUT を使用すると、一般的なネットワーク遅延を補正できるため、エスケープ シーケンスがランタイム システムで正しく識別されるようになります。

構文

Windows:
SET COBKEYTIMEOUT=n
UNIX:
COBKEYTIMEOUT=n
export COBKEYTIMEOUT

パラメーター

n 1 から 126 までの数字を指定します。この値で、回線またはネットワーク接続を通して、端末からランタイム システムにエスケープ シーケンスが送信される場合に、そのエスケープ シーケンスを有効なデータとして扱う必要がある最大経過時間を設定します。Esc 文字のみが独立して送られてきた場合は、この文字がランタイム システムに受け取られてから 0.n 秒経過すると、この文字がエスケープ シーケンスの開始を表す文字ではないと判断されます。ランタイム システムでは、端末の通信速度から、n に設定する適切なデフォルト値が計算されます。

COBLANG
COBOL プログラムが実行される際の言語環境
  • COBOL 言語環境 (LE) 値。
COBLPFORM
この構成変数は、プリンター チャネル C01 ~ C12 を定義してこれらのチャネルに出力するために使用します。COBLPFORM 構成変数を使用して、各チャネルの行番号を指定します。Null エントリは無視されます。行番号ゼロ、機能名 S01 ~ S052、CSP、または未定義のチャネルは、すべて 1 行目に設定されます。

例 1:

COBLPFORM 1:3:5:7:9:11:13:15:17:19:21:23

この例では、C01 は 1 に等しく、C02 は 3 に等しくなります。

例 2:

COBLPFORM :3::5: :9

この例では、C01 は 3 に等しく、C02 は 5 に等しく、C03 は 1 に等しく、C04 は 9 に等しくなります。チャネルごとに 1 つの行番号のみを指定できます。

上記の例 2 では、チャネル C05 ~ C12 は未定義です。print 文でチャネル C05 ~ C12 を指定すると、行は 1 行目に出力されます。また、上記の例では、C03 は値が空白で未定義であるため、1 に等しくなります。

WRITE BEFORE/AFTER PAGE 文の出力は常に 1 行目から開始されます。次の行に移動するたびに行番号が 1 つ増加します。現在の行と同じ、またはそれ以前の行への移動を要求すると次のページに移動し、要求に応じた行まで改行が生成されます。

COBMAINSTACK

メイン スタックの長さを指定します。

構文

Windows:
SET COBMAINSTACK=n
UNIX:
COBMAINSTACK=n
export COBMAINSTACK

パラメーター

n メイン スタックの長さを表す数値を 1 から nnn の範囲で指定します。

説明

COBMAINSTACK は、次のような場合に、必要に応じて設定します。

  • オブジェクト指向 COBOL Enterprise JavaBeans (EJB) を AIX プラットフォームの WebSphere にディプロイする場合
  • マルチスレッド ランタイム システムを使用する場合

    多数の ELSE 句を含む IF 文がある場合

COBMODE
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
32 ビット モードと 64 ビット モードのどちらでサーバーを起動するのかを指定します。
  • 32

    32 ビット モードでシステムが起動します。

  • 64

    64 ビット モードでシステムが起動します。

COBOPT
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
Cob ユーティリティに渡す、ユーザーのデフォルトのオプションを指定します。

構文

COBOPT="[set environment-variable=value]
[options] ...
[cobextn: .ext [.ext] ... ]"
export COBOPT

または

COBOPT=[pathname/]filename
export COBOPT
パラメーター
  • environment-variable COBOL システムによってサポートされていて、この付録にもリストされているいずれか 1 つの環境変数。
  • value 指定した環境変数に対して設定する値。
  • options 1 つまたは複数の cob コマンド ライン オプション。cob オプションのフォーマットの詳細については、「COBOL システム インターフェイス (Cob)」の章を参照してください。
  • .ext 標準の .cob、.CBL、.cbl に加えて Cob が COBOL ソース ファイルとして扱う必要があるファイルを示すファイル名拡張子。拡張子はピリオドで始まる必要があります。また、複数の拡張子を 1 行で指定する場合は、スペースまたはタブ文字で区切る必要があります。ユーザーは、複数の cobextn 行を使用できます。
  • pathname COBOL システムがオプション ファイルを検索するディレクトリ。
  • filename cob オプションが含まれているファイルの名前。

行の先頭に、識別子 set または cobextn: のいずれかが指定されていない場合は、その行が options 行として扱われます。

説明

COBOPT には、オプションや、オプションを指定しているファイルへのパスを設定することができます。この環境変数に指定したオプション (または指定したパスにあるファイルに指定されたオプション) で、$COBDIR/etc/cobopt に定義されているシステムのデフォルトのオプションを補足したり、上書きしたりできます。オプションは、複数行で指定できます。すべての行は、「COBOL システム インターフェイス (Cob)」の章で説明されている、ファイル $COBDIR/etc/cobopt と同じ形式で指定する必要があります。

COBOPT="CANS85
set COBCPY=$COBDIR/srclib/:$HOME/mylib:"
export COBOPT

このように設定すると、ANSI 85 規格の COBOL 構文が有効になり、指定されたパスのリストに COBCPY が設定されます。

COBOPT=temp/options

この設定では、cob オプションが、temp ディレクトリのファイル options に指定されていることを示します。

COBPATH

ランタイム システムで、動的にロード可能な .int ファイル、および .gnt ファイル、または呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。

構文

Windows:
SET COBPATH=pathname[:pathname]...
UNIX:
COBPATH=pathname[:pathname]...
export COBPATH

パラメーター

pathname ランタイム システムで、動的にロード可能なプログラム (.int、および .gnt、または呼び出し可能な共有オブジェクト) ファイルが検索される場合の検索先ディレクトリのリスト (各項目はセミコロン (Windows) またはコロン (UNIX) で区切ります)。pathname を複数指定する場合、空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

Windows:
SET COBPATH=u:/home/mydir/srclib:otherlib
UNIX:
COBPATH=u:/home/mydir/srclib:otherlib
export COBPATH
COBPRFDIR
PROFILE コンパイラ指令を使用してコンパイルされたプログラムによって作成される .ipf ファイルの場所。
  • 検索ディレクトリのリスト (各項目はセミコロン (Windows) またはコロン (UNIX) で区切られます)。
COBPRINTER

標準入力ストリーム (stdin) を介して DISPLAY UPON PRINTER 文からの出力を受信する印刷スプーラーの名前を指定します。

構文

Windows:
SET COBPRINTER=command-line
UNIX:
COBPRINTER=command-line
export COBPRINTER

パラメーター

  • command-line システムによってサポートされていて、かつシステム シェルによって実行できるコマンド ライン。通常は、単純に印刷スプーラーまたは他の実行可能ファイルの名前を指定しますが、値の設定時にシェルをエスケープすると、任意のコマンド ライン引数を使用できます。

説明

ユーザーの COBOL プログラムで DISPLAY UPON PRINTER 文が実行されるたびに、新しく command-line が実行されます。実行された各コマンドでは、DISPLAY 文で参照されるデータが受信され、データの最後には、システムにファイルの終わりを示す条件が受信されます。

Windows:
SET COBPRINTER="myspooler -a $TMPDIR\spoolfile"
UNIX:
COBPRINTER="myspooler -a $TMPDIR/spoolfile"
export COBPRINTER
COBSES

使用する UNIX Session Recorder の機能を指定します。

構文

COBSES={option[filename]}...
export COBSES
パラメーター

option には次のうちの 1 つまたは複数を使用できます。

  • -a Animator に対して行われたキーストロークまたは Animator からの画面出力を含める
  • -f filename 早送りモードで記録を再生する
  • -p filename 通常の速度で filename 内の記録を再生する
  • -r filename キーストロークを記録する
  • -s filename 画面出力を記録する
  • -t terminal number マルチユーザー画面記録の端末番号を指定する

これらのフラグはすべて大文字と小文字が区別されます。また、-r フラグは、-f または -p とともに指定することはできません。

注: UNIX Session Recorder を使い終わったら、COBSES の設定を解除してください。解除しない場合、COBOL プログラムの実行が妨げられます。解除するには、COBSES を空白文字に設定し、この設定をシェルにエクスポートします。
COBSSL
If using SSL connections specifies the location of the DemoCA directory.If not found,SSLDIR is inspected instead.
COBSW
アプリケーションの実行時に、ランタイム システムに認識させる、ランタイム システム スイッチの設定を指定します。

構文

Windows:
SET COBSW=[+/-}s...
UNIX:
COBSW=[+/-}s...
export COBSW
パラメーター

設定または設定解除するランタイム スイッチのリスト。

  • + はスイッチを設定します。
  • - はスイッチを設定解除します。

Windows:
SET COBSW=+0+D
UNIX:
COBSW=+0+D
export COBSW

このように設定すると、ランタイム スイッチ 0、および ANSI COBOL デバッグ スイッチが有効になります。

COBTERMINFO
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
ランタイム システムで、COBOL アプリケーションに必要な端末情報が保存されている Terminfo データベースが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。これにより、COBOL アプリケーションは、同じ端末の使用時に非 COBOL アプリケーション (vi など) によって使用されるものとは異なる terminfo 設定を使用できるようになります。
構文
COBTERMINFO=pathname[:pathname]...
export COBTERMINFO

パラメーター

pathname COBOL アプリケーションに適応する端末の設定が保存されている Terminfo データベースの検索ディレクトリのリスト (各項目はコロンで区切ります)。空の pathname は現在の作業ディレクトリを示します。

説明

COBOL システムは、標準の UNIX 環境変数 TERM の値を、使用している端末の名前として受け取ります。この名前は、Terminfo データベース内の適切な端末情報の検索に使用されます。ランタイム システムでは最初に、COBTERMINFO に指定されているデータベースが検索され、ここで該当する端末情報が見つからない場合は次に、標準の UNIX 環境変数 TERMINFO に指定されているデータベースが検索されます。

COBTERMINFO を設定していない場合は、$COBDIR/terminfo に設定されていると見なして、ランタイム システムが動作します。

COBTERMINFO に最初に指定するディレクトリは、この COBOL システムに提供されている Terminfo データベースが最初に検索されるよう、$COBDIR/terminfo にすることをお勧めします。一般的に使用される端末の場合は、この terminfo に、通常の UNIX システムの Terminfo データベースで使用できるものより多くの設定が含まれ、より COBOL に適したものが含まれています。Animator を使用してデバッグする場合は、COBTERMINFO を $COBDIR/terminfo に設定する必要があります。

COBTERMINFO は、UNIX システム間で互換性がある Terminfo データベースを識別する場合にも使用できます。このようなデータベースは、標準の UNIX データベースと同じ形式ですが、UNIX の処理系に依存するその他の端末情報は含まれていません。多くの UNIX システムの Terminfo データベースには、このような追加情報が含まれているため互換性がありません。COBOL システムでは、このような互換性のない詳細情報は無視されます。

COBTERMINFO=$COBDIR/terminfo:/home/mydir/terms
export COBTERMINFO
CODEWATCH_SRCPATH
CodeWatch の呼び出し時に指定されたディレクトリ内で何も見つからなかった場合に使用するデバッガー用のソース ファイルの場所
  • 検索ディレクトリのリスト (各項目はセミコロン (Windows) またはコロン (UNIX) で区切られます)。
CODEWATCH_STBPATH
CodeWatch の呼び出し時に指定されたディレクトリ内で何も見つからなかった場合に使用するデバッガー用の STB ファイルの場所。
  • 検索ディレクトリのリスト (各項目はセミコロン (Windows) またはコロン (UNIX) で区切られます)。
COLUMNS
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

端末の画面、またはウィンドウの列幅を指定します。この変数を指定すると、端末に指定されているデフォルトの値は上書きされます。

構文

COLUMNS=n
export COLUMNS

パラメーター

n 端末の画面、またはウィンドウの列幅を、カラムの位置で指定します。

説明

COLUMNS が設定されていないか null である場合は、指定された端末の terminfo エントリに定義されている cols の値がデフォルトで使用されます。また、X 端末を使用している場合には、現在の端末ウィンドウの幅が使用されます。端末タイプは、標準の UNIX 環境変数、TERM を使用して指定されます。

ウィンドウを使用しない環境では、端末の画面領域のサイズを変更できないため、COLUMNS の値を設定する必要はありません。ワイド モードに切り替えられる端末 (通常は 80 から 132 列) には、w で終わる端末名があります。このような端末では自動的にサポートされるため、COLUMNS を設定する必要はありません。

ウィンドウを使用した環境では、ウィンドウ サイズが変更できます。このような環境では、terminfo の cols の値よりも、ウィンドウの最初のサイズが優先して使用されます。ウィンドウ サイズを変更すると、新しいサイズが再読み込みされます。新しいサイズが最初のサイズよりも大きい場合は、超過した列が使用されないことがあります。

ウィンドウの幅を最大まで使用するには、プラットフォームによっては、COLUMNS を、ウィンドウの現在の列幅に設定する必要があります。

実際のウィンドウの幅と合わない COLUMNS の値を使用すると、予期しない結果になります。

COLUMNS=100
export COLUMNS

D

DB2DBDFT
SQL 文を処理する DB2 SQL プリコンパイラのデフォルト データベース。

  • デフォルト データベースの場所と名前。

E

ENTRYNAMEMAP
使用するエントリ名マップ ファイルの場所を指定します。

構文

Windows:
SET ENTRYNAMEMAP={filename|directory}; ...
UNIX:
ENTRYNAMEMAP={filename|directory}; ...
export ENTRYNAMEMAP

パラメーター

filename エントリ マップ ファイル。

directory エントリ名マップ ファイルが格納されているディレクトリ。エントリ名マップ ファイルは mfentmap.dat という名前にする必要があります。

説明

エントリ ポイント マッパー サポートを有効にするには、entry_name_mapper チューナーを設定する必要があります。

ENTRYNAMEMAP が設定されていない場合、ランタイム システムは COBDIR 環境変数で指定された各フォルダー内でエントリ名マップ ファイル mfentmap.dat を探します。

エントリ名マップ ファイルが複数見つかり、同じエントリ ポイントの定義がファイルによって異なる場合、最初に見つかったエントリ名マップ ファイル内の定義が優先されます。ランタイム システムがエントリ名マップ ファイルを検索する順序を変更するには、COBDIR 環境変数または ENTRYNAMEMAP 環境変数のパス内でのファイルの順番を変更する必要があります。

ES_ALLOC_EXPAND
デフォルト値は Y で、割り当てパスを指定する際に環境変数を展開します。この動作をオーバーライドする場合は、N に設定します。これにより、パスで使用される変数は展開されません。

構文

Windows:
SET ES_ALLOC_EXPAND=value
UNIX:
ES_ALLOC_EXPAND=value
export ES_ALLOC_EXPAND

Y 割り当てパスの指定に使用される環境変数を展開します。

N パスで使用される変数を展開しません。

デフォルト

デフォルト値は、Y です。

ES_ALLOC_OVERRIDE
デフォルト値は Y で、割り当てパスを指定する際に環境変数を展開します。この動作をオーバーライドする場合は、N に設定します。これにより、パスで使用される変数は展開されません。

構文

Windows:
SET ES_ALLOC_OVERRIDE=rules-file
UNIX:
ES_ALLOC_OVERRIDE=rules-file
export ES_ALLOC_OVERRIDE

rules-file データセット規則ファイルのファイル パスおよび名前。

ES_CAS_API
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
コマンド ラインからではなく呼び出しによって casout または cassub が実行されているかどうかを示します。
構文
UNIX:
ES_CAS_API=value
export ES_CAS_API
Windows:
SET ES_CAS_API=value
  • ON ユーティリティは呼び出しによって起動されており、コンソールやコマンド ラインにメッセージは送信されません。
デフォルト

ユーティリティはメッセージをログ記録しようとします。

ES_CERT_REG
cascertreg ユーザー証明書ユーティリティの登録情報を格納するディレクトリを指定します。
構文
UNIX:
ES_CERT_REG=pathname
export ES_CERT_REG
Windows:
SET ES_CERT_REG=pathname

pathname 登録が格納されているディレクトリのパス名。

デフォルト

デフォルトでは、ディレクトリは指定されていません。この場合は、cascertreg コマンドで指定する必要があります。

ES_CESN_NO_OS390
無効なユーザー資格情報に対する CESN トランザクション応答のデフォルト動作をオーバーライドします。デフォルト動作では、「Your userid is invalid」または「Your password is invalid」がレポートされます。
構文
UNIX:
ES_CESN_NO_OS390=value
export CESN_NO_OS390
Windows:
SET CESN_NO_OS390=value
  • この変数を任意の値に設定すると、CESN は特定の無効ユーザーまたは無効パスワード メッセージの代わりに無効な資格情報メッセージを生成します。
デフォルト

特定の無効ユーザー/パスワード メッセージが生成されます。

ES_CONSOLE_LOG (非推奨)
制約事項: この環境変数は Windows 環境にのみ該当します。
コンソール メッセージを Windows イベント ログに送信します。
注: ES_CONSOLE_LOG は非推奨です。下位互換性のみを目的として提供されています。代わりに MFDS 構成オプションを使用することをお勧めします。
構文
ES_CONSOLE_LOG=port
export ES_CONSOLE_LOG

次の各オプションを単独または組み合わせて指定できます。

  • I - 情報メッセージを Windows イベント ログに送信します。
  • W - 警告メッセージを Windows イベント ログに送信します。
  • E - エラー メッセージを Windows イベント ログに送信します。
  • S - 重大メッセージを Windows イベント ログに送信します。
デフォルト
この値が設定されていない場合、コンソール メッセージは Windows イベント ログに送信されません。
ES_CSKL_NO_MSG_CONSOLE
console.log への CSKL のメッセージ書き込みを停止します。
構文
UNIX:
ES_CSKL_NO_MSG_CONSOLE=value
export ES_CSKL_NO_MSG_CONSOLE
Windows:
ES_CSKL_NO_MSG_CONSOLE=value
  • 任意。CSKL メッセージはコンソール ログに書き込まれません。
デフォルト
この値が設定されていない場合、CSKL メッセージがコンソール ログに書き込まれます。
ES_DB_FH

Enables or disables database file handler support. This is required if your data files are stored in a datastore, or your enterprise server region stores some of its resources in a database; see Micro Focus Native Database File Handling and Enterprise Server Region Database Management for more information.

Syntax

UNIX:
ES_DB_FH=value
export ES_DB_FH
Windows:
SET ES_DB_FH=value

Values

  • Y|y|true - file handling is directed through the Micro Focus Database File Handler (MFDBFH).
  • N|n|false - database file handler support is disabled.

Default

Database file handler support is disabled.

ES_DB_SERVER

Specify the name of the database server to be used for region database operations.

There also needs to be a corresponding <server> entry for the database server within the configuration file specified by the MFDBFH_CONFIG environment variable. <dsn> entries for the region, cross-region and master databases must also be specified in the configuration file to enable use of region database operations.

Syntax

UNIX:
ES_DB_SERVER=server-instance
export ES_DB_SERVER
Windows:
SET ES_DB_SERVER=server-instance

Values

server-instance is the name of a valid database server instance. For example, set ES_DB_SERVER=(local)\SQLEXPRESS.

Default

Not set.

Example

Using the example above, you would be required to have something similar to that below in your mfdbfh.cfg file:

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> 
<datastores>
   <server name="(local)\SQLEXPRESS" type="sqlserver" access="odbc"> 
       <dsn name="SS.MYMASTER" type="database" dbname="master"/> 
       <dsn name="SS.CAS.ESDEMO" type="region.cas" region="ESDEMO" feature="all"/> 
       <dsn name="SS.CAS.CROSSREGION" type="crossregion.cas"/>
   </server> 
</datastores>
ES_DDBG_PORT_RANGE
ダイナミック デバッグに使用するポートの範囲。
ポート番号をハイフンまたはカンマで区切って範囲を指定します。ポート番号が小さい方から大きい方の順に指定する必要があります。
構文
UNIX:
ES_DDBG_PORT_RANGE=value
export ES_DDBG_PORT_RANGE
Windows:
ES_DDBG_PORT_RANGE=value
  • low_port-high_port
デフォルト
この値が設定されていない場合、ダイナミック デバッグではランダム ポートを使用します。

ES_DDBG_PORT_RANGE=8001-8040 
			 
ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON
Enterprise Server Monitor and Control (ESMAC) の起動時のデフォルト ユーザー (「mfuser」) のサインオンを無効にします。
構文
UNIX:
ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON=value
export ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON
Windows:
ES_DISABLE_DFLTUSR_SIGNON=value
  • Y または y ESMAC へのアクセス時に「mfuser」として自動でログオンせずに、MFDS 内部セキュリティ アカウントを使用して Enterprise Server Administration にログオンします。
デフォルト
この値が設定されていない場合、ESMAC にサインインするデフォルトのユーザーとして mfuser が使用されます。
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE
ESMAC カタログ ビューで個々のカタログ エントリを表示する際の行数、またはジョブ リスト ビューの SYSOUT ファイルを表示する際の行数を制限します。
構文
UNIX:
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE=value
export ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE
Windows:
ES_ESMAC_DISP_MAX_OVERRIDE=value
  • 表示行数を示す整数。最大数は 99999 です。
デフォルト
10000
ES_HSF_CFG
.csv ファイル (cashsf-a.csv または cashsf-b.csv) 内の HSF レコードに含める複数の追加フィールドを構成できます。

構文

Windows:
SET ES_HSF_CFG=cfg-options
UNIX:
ES_HSF_CFG=cfg-options
export ES_HSF_CFG

パラメーター

以下の構文を使用して cfg-options を定義します。
field_name=value;[field_name=value;]...
次の値を使用します。
フィールド名 範囲 デフォルト
CUSTOM 0-5 0
CICSF 0-20 5
TSQ 0-20 5
TDQ 0-20 5
注: フィールドが明示的に設定されていない場合、または指定された値が範囲外の場合は、フィールドのデフォルト値が使用されます。

次に例を示します。ES_HSF_CFG=CUSTOM=2;CICSF=10;TSQ=32 は、2 個のカスタム フィールド、10 個の CICS ファイル フィールド、5 個の TSQ フィールド、および 5 個の TDQ フィールドを生成します。

カスタム フィールドは、ES_WRITE_CUSTOM_HS F ライブラリ ルーチンを使用して書き込まれます。

ES_MAX_CATALOG_LINES
ESMAC カタログ ビューに表示されるエントリの数を制限します。
構文
UNIX:
ES_MAX_CATALOG_LINES=number
export ES_MAX_CATALOG_LINES
Windows:
ES_MAX_CATALOG_LINES=number
  • number 表示する行数。最大は 99999 です。
デフォルト
デフォルトは 5000 です。
ES_MEM_STRATEGY
サポートされるメモリ プロセスのタイプを選択します。
注: メモリ ストラテジは memory_strategy ランタイム チューナーによって設定することもできます。
ES_OLD_DYN_PDS
動的 PDS メンバーが JCL DD 文で指定されている場合の動作を指定します。

Y 以前のデフォルトの動作を有効にします。JCL DD ステートメントで参照されている場合に、動的 PDS の物理ファイルがカタログ化および作成されます。

N JCL ユーティリティまたはユーザー プログラムを使用して作成されている場合にのみ、動的 PDS メンバーの物理ファイルが作成およびカタログ化されます。

デフォルト

デフォルト値は、N です。

ES_OLD_SEC_TSTD
セキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されるのを防止します。
構文
UNIX:
ES_OLD_SEC_TSTD=value
export ES_OLD_SEC_TSTD
Windows:
SET ES_OLD_SEC_TSTD=value
  • 任意の値。
デフォルト
デフォルトではセキュリティ リポジトリで宣言されていない TS または TD キューに対してセキュリティが施行されます。
ES_OTMA_TIMEOUT
OTMA クライアントが応答を待つ秒数。デフォルト値は 120 です。
構文
UNIX:
ES_OTMA_TIMEOUT=seconds
export ES_OTMA_TIMEOUT
Windows:
SET ES_OTMA_TIMEOUT=seconds
  • seconds - 待機する秒数。最大は 43199 です。
デフォルト
120 秒。
ES_PROG_PATH
ES_PROG_PATH=Y を設定すると、JESYSMSG および SYSLOG のデータセットにプログラムのロード パスが表示されます。
注: これはネイティブのエンタープライズ サーバー リージョンにのみ適用されます。
ES_RLS_FILE_SUPPORT
あるプログラムが更新目的で読み取りを行っているためにレコードがロックされている際に、他のプログラムがそのレコードにアクセスできないようにする必要がある場合は、この環境変数を設定して、ロックを保持しているプログラムが完了するまで無効なレコードが返されるのを防止できます。ファイル共有のタイムアウトも、ファイル共有構成ファイルで /t 0 を使用して 0 に設定する必要があります。

構文

UNIX:
ES_RLS_FILE_SUPPORT=value
export ES_RLS_FILE_SUPPORT
Windows:
SET ES_RLS_FILE_SUPPORT=value

  • Y|y - レコードが別のプロセスによってロックされている場合に無効なレコードが返されないようにします。

デフォルト

RLS ファイル サポートはオフです。

ES_SEP_DORMANT_TIME
一時 SEP 休止時間のオーバーライドを許可します。ステートフル要求の完了時に一時 SEP を自動的に終了するのではなく、サーバー マネージャーで、終了をスケジュールするまでのアイドル時間を使用可能にします。これにより、新しい要求で、新しいインスタンスを起動するのではなく、SEP を再利用できるようになります。この環境変数によって、アイドル時間を制御できます。

構文

UNIX:
ES_SEP_DORMANT_TIME=seconds
export ES_SEP_DORMANT_TIME
Windows:
ES_SEP_DORMANT_TIME=seconds

  • seconds アイドル時間の秒数。

デフォルト

2 秒間のアイドル時間が経過すると、一時 SEP は終了します。

ES_SERVER
デフォルトのサーバー名 (casstart または casstop で -r スイッチを指定していない場合に使用されます)。

構文

UNIX:
ES_SERVER=name
export ES_SERVER
Windows:
ES_SERVER=name

  • name サーバー名。

デフォルト

ESDEMO/ESDEMO64

ES_SYSOUT_HOLD
SYSOUT ファイルのステータスが Out Hold に設定されます。
ES_USR_DFLT_ESMAC
ESMAC 認証用にログオンしているユーザーがいない場合にデフォルト ユーザーのオーバーライドを許可します。

構文

UNIX:
ES_USR_DFLT_ESMAC=user
export ES_USR_DFLT_ESMAC
Windows:
SET ES_USR_DFLT_ESMAC=user

  • user - デフォルトのユーザー名。

デフォルト

mfuser

ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC
サーバーのセキュリティを強化するためにデフォルトの ESMAC ユーザーを無効にできます。ログオン画面の [DEFAULT] ボタンが無効になり、有効なユーザー ID およびパスワードの入力が常に求められるようになります。

構文

UNIX:
ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC=value
export ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC
Windows:
ES_ESM_DISABLE_DFLTUSER_ESMAC=value

  • Y|y - デフォルトの ESMAC ユーザーは無効になります。

デフォルト

デフォルトの ESMAC ユーザーは無効になりません。

ES_XA_LOG_SUPPRESS
in-doubt XA トランザクションの XA ロギングおよび回復を抑制します。

構文

UNIX:
ES_XA_LOG_SUPPRESS=value
export ES_XA_LOG_SUPPRESS
Windows:
ES_XA_LOG_SUPPRESS=value

  • Y|y - XA ロギングは抑制されます。

デフォルト

デフォルトでは、値は指定されておらず、XA ロギングは抑制されません。

ES_XA_RECONNECT

This variable is used by the CRCN transaction to determine the frequency in which the enabled resource managers are checked for an available connection. Set the variable to a value that represents the delay, in seconds, between two monitoring sessions.

Syntax

UNIX:
ES_XA_RECONNECT=<interval>
export ES_XA_RECONNECT
Windows:
SET ES_XA_RECONNECT=<interval>

Values

  • <interval> - the duration, in seconds, between checks for an available connection by the CRCN transaction.

Default

No value is set and the XA reconnect feature is not enabled.

EXTFH
呼び出し可能ファイル ハンドラーの構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET EXTFH=filename.cfg
UNIX:
EXTFH=filename.cfg
export EXTFH

パラメーター

filename.cfg 構成ファイルの名前。

Windows:
SET EXTFH=/home/mydir/myconfig.cfg
UNIX:
EXTFH=/home/mydir/myconfig.cfg
export EXTFH

F

FHREDIR
Fileshare クライアントに使用させる構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET FHREDIR=filename.cfg
UNIX:
FHREDIR=filename.cfg
export FHREDIR

パラメーター

filename.cfg 構成ファイルの名前。

Windows:
SET FHREDIR=/home/mydir/myconfig.cfg
UNIX:
FHREDIR=/home/mydir/myconfig.cfg
export FHREDIR
FS

Fileshare Server に使用させる構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET FS=filename.cfg
UNIX:
FS=filename.cfg
export FS

パラメーター

filename.cfg 構成ファイルの名前。

Windows:
SET FS=myconfig.cfg
UNIX:
FS=myconfig.cfg
export FS
FSCOMMS
Fileshare システムがシングル ユーザー モードで実行されることを指定します。

構文

Windows:
SET FSCOMMS="\$local"
UNIX:
FSCOMMS="\$local"
export FSCOMMS

パラメーター

"\$local" Fileshare システムをシングル ユーザー モードで実行します。

H

HCOBND (非推奨)
DB2 外部コンパイラー モジュール (ECM) で生成されるバインド ファイルに使用するディレクトリを指定します。
注: HCOBND は非推奨です。下位互換性のみを目的として提供されています。代わりに BIND または BINDDIR コンパイラ指令オプションのいずれかを使用することをお勧めします。

構文

Windows:
SET HCOBND=pathname
Windows:
HCOBND=pathname
export HCOBND

パラメーター

pathname バインド ファイルを格納するために DB2 ECM で使用するディレクトリ。

Windows:
SET HCOBND=d:\mydir\binds
UNIX:
SET HCOBND=/mydir/binds
export HCOBND

説明

DB2 ECM は、この環境変数が設定解除されるか、または別のディレクトリが再設定されるまでは指定されたディレクトリを使用します。DB2 コンパイラの指令オプション BIND はこの環境変数をオーバーライドします。

I

ISPPROF
ISPF ダイアログ プロファイルの場所。

J

JAVA_HOME
JDK の場所を指定します。

L

LANG
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
ロケールを指定します。

構文

LANG=language[_territory[.codepage]]
export LANG
パラメーター
  • language プログラムを実行する際の言語。
  • _ (下線) language および territory の区切り文字 (territory を指定する場合)。
  • territory プログラムを実行する国。
  • . (ピリオド) territory および codepage の区切り文字 (codepage を指定する場合)。
  • codepage プログラムに使用する文字セット。

LANG=fr_FR
export LANG
LD_LIBRARY_PATH
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

UNIX システム、cob コマンド、およびランタイム システムで共有ライブラリと呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。デフォルト以外のディレクトリに製品がインストールされている場合は、すべてのプラットフォーム (LIBPATH を使用する AIX を除く) で $COBDIR/lib を含めるようにこの変数を設定する必要があります。また、アプリケーションによって使用される呼び出し可能な共有オブジェクトを含むディレクトリもこのパスに含まれている必要があります。デフォルトのディレクトリ (/opt/microfocus/VisualCOBOL) に製品がインストールされている場合は、この変数を設定する必要はありません。

構文

LD_LIBRARY_PATH=pathname[:pathname]...
export LD_LIBRARY_PATH
パラメーター

pathname 1 つのパス、または コロン (:) で区切られた複数のパスのリスト。

説明

指定するディレクトリの 1 つとして、$COBDIR/lib も指定してください。COBDIR 環境変数に関しては、これ以前で説明しています。

この環境変数は、システムの環境変数です。詳細については、ご使用の UNIX オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。

LD_LIBRARY_PATH=$COBDIR/lib:/home/mydir/myapp:$LD_LIBRARY_PATH
export LD_LIBRARY_PATH
LIB
DB2 LIB ディレクトリの場所。
LIBLIST
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
Micro Focus 用に予約されています。Micro Focus テクニカル サポートから指示があった場合にのみ使用してください。
LIBPATH
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
UNIX システム、Cob、およびランタイム システムで共有ライブラリと呼び出し可能な共有オブジェクトが検索される場合の検索先ディレクトリを指定します。この変数は、AIX ベースのシステムでのみ使用できます。デフォルト以外のディレクトリに製品がインストールされている場合は、$COBDIR/lib を含めるようにこの変数を設定する必要があります。また、アプリケーションによって使用される呼び出し可能な共有オブジェクトを含むディレクトリもこのパスに含まれている必要があります。デフォルトのディレクトリ (/opt/microfocus/VisualCOBOL) に製品がインストールされている場合は、この変数を設定する必要はありません。

構文

LIBPATH=pathname[:pathname]...
export LIBPATH

パラメーター

pathname 共有ライブラリを検索するディレクトリ。

LIBPATH=$COBDIR/lib:/lib:/usr/lib
LINES
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
端末の画面またはウィンドウの深さを指定します。この値は、指定されている端末のデフォルト値をオーバーライドします。

構文

LINES=n
export LINES

パラメーター

n 端末の画面またはウィンドウの深さを行数で指定します。

説明

LINES が設定されていないか null である場合は、指定された端末の terminfo エントリに定義されている lines 値がデフォルトで使用されます。また、X ウィンドウを使用している場合には、現在の端末ウィンドウの深さが使用されます。端末タイプは、標準の UNIX 環境変数 TERM で指定されます。

ウィンドウを使用しない環境では、端末の画面領域のサイズを変更できないため、LINES の値を設定する必要はありません。

ウィンドウを使用する環境では、ウィンドウ サイズを変更できます。この場合、terminfo の lines 値よりもウィンドウの初期サイズが優先して使用されます。ウィンドウ サイズを変更すると、新しいサイズが再読み込みされます。新しいサイズが初期サイズよりも大きい場合は、超過した行が使用されないことがあります。

ウィンドウの深さを最大まで使用するには、プラットフォームによっては、LINES をウィンドウの現在の深さに設定する必要がある場合があります。

実際のウィンドウの深さと合わない LINES の値を使用すると、予期しない結果になります。

LINES=50
export LINES

M

MAINFRAME_FLOATING_POINT
浮動小数点データ項目に使用する形式を指定します。使用可能な形式は IBM 16 進数および IEEE です。

構文

Windows:
SET MAINFRAME_FLOATING_POINT=fpstatus
UNIX:
MAINFRAME_FLOATING_POINT=fpstatus
export MAINFRAME_FLOATING_POINT

パラメーター

fpstatus 浮動小数点データ項目に使用する形式。次のどちらかです。

  • true IBM 16 進形式の浮動小数点データ項目を使用することを指定します。
  • false IEEE 形式の浮動小数点データ項目を使用することを指定します。

MAINFRAME_FLOATING_POINT を true 以外に設定した場合は、false に設定した場合と同じことになります。

この環境変数の設定は、NATIVE-FLOATING-POINT 指令によってオーバーライドできます。

MF_ALIAS
プログラム エイリアスを指定します。各セット (ペア) の長さは 16 文字です (プログラム名に 8 文字、エイリアスに 8 文字)。最大 10 個のペアを指定できます。このリストは最初に検索されるため、組み込みリストをオーバーライドする可能性があります。見つからない場合は、組み込みエイリアス テーブルが検索されます。
MF_AMODE31ONLY
すべてのプログラムが AMODE(31) であることを示します。
MF_CBLQDA
オプション ファイル (FILE-CONTROL 段落で SELECT OPTIONAL 構文を使用して開かれたファイル) または OUTPUT 用に開かれたファイル (オプションかどうかは問わない) の OPEN I-O 文または OPEN EXTEND 文を処理する際に QSAM ファイルを動的に割り当てるかどうかを決定します。指定できる値は OFF および ON です。デフォルトは OFF で、動的割り当てを許可しないように指定します。
これは、CBLQDA 言語環境 (LE) ランタイム オプションのエミュレーションです。
ON に設定した場合に、JCL に含まれている開くファイルの DD 文にスペルミスがあるか、JCL にその文が含まれていないと、OPEN 文の結果として一時ファイルが作成され、プログラムの実行後に削除されます。I-O または EXTEND 用に開かれたオプション ファイルの場合は、戻りコード 05 が返されます。OUTPUT 用に開かれたファイルの場合は、戻りコード 00 が返されます。
この変数は、VSAM アプリケーションまたは JCL ユーティリティ プログラムには影響しません。
注: ESDS ファイルを使用し、この変数を ON に設定しているプログラムでは、FILETYPE が 15 または 16 に設定されていることを確認してください。それ以外の場合、このファイルは変数の影響を受け、QSAM ファイルとして扱われます。
MF_CHARSET
システム文字セットを指定します (ASCII または EBCDIC)。
MF_DUPJOBS
同じ名前のジョブを実行できるようにします。
値:
  • Y (デフォルト)
  • N
MF_ROOT_CERT
MF Directory Server プロセスと任意のクライアント アプリケーションでルート証明書ファイルの値を取得できるようにします。
MF_SMS
SMS サポートを有効にします。
MF_SPOOL_HK_LEX_SCAN

スプール ハウスキーピングの実行時に、ジョブに関連付けられた MFELX* ファイルも削除するかどうかを決定します。

構文

Windows:
SET MF_SPOOL_HK_LEX_SCAN=Y|N
UNIX:
MF_SPOOL_HK_LEX_SCAN=Y|N
export MF_SPOOL_HK_LEX_SCAN

Y ファイルは削除されます。

N ファイルは削除されません。

デフォルト

デフォルトは Y です。

MF_SPOOL_HK_OUTPRT
スプール ハウスキーピングの実行時にステータスが [Output] または [Printed] の完了キューのファイルも削除するかどうかを決定します。

構文

Windows:
SET MF_SPOOL_HK_OUTPRTC=value
UNIX:
MF_SPOOL_HK_OUTPRT=value
export MF_SPOOL_HK_OUTPRTC

Y 完了キューのファイルは削除されます。

N完了キューのファイルは削除されません。

デフォルト

デフォルトは Y です。

MF_SPOOL_HK_TESTDATE
スプール ハウスキーピングの標準の日付をオーバーライドします。

構文

Windows:
MF_SPOOL_HK_TESTDATE=YYYYMMDD
UNIX:
MF_SPOOL_HK_TESTDATEC=YYYYMMDD
export MF_SPOOL_HK_TESTDATEC

YYYYMMDD 標準の日付をオーバーライドする日付。

デフォルト

この変数を設定しなかった場合、スプール ハウスキーピングの標準の日付が使用されます。

MF_SPOOL_HK_WRITE_PROFILES
データ セットのアーカイブ時にプロファイル ファイル (.PRO ファイル) を作成するかどうかを決定します。

構文

Windows:
SET MF_SPOOL_HK_WRITE_PROFILES=Y|N
UNIX:
MF_SPOOL_HK_WRITE_PROFILES=Y|N
export MF_SPOOL_HK_WRITE_PROFILES

Y プロファイル ファイルは作成されます。

N プロファイル ファイルは作成されません。

デフォルト

デフォルトは Y です。

MF_SYSLOGDSN
Syslog データセット名。
MF_USESCA5
サーバーがバージョン 5 の Open Service Component Architecture を使用する必要があることを指定します。
  • ON (デフォルト)
  • OFF
MFALLOC_LOC
The default allocated data set location.
For a database-hosted data set location, you need to include the full SQL URL, for example, set MFALLOC_LOC=sql://localhost/JCLTEST?folder=/JCLDEMO/data
MFALLOC_PROP
割り当て時に生成される PC データセット名の規則 (つまり、デフォルトのカタログ PC DSN フォーマット)。
MFAUDIT_LOGS
監査ファイルの場所。
MFCSCFG
クライアント サーバー結合のクライアント プログラムで使用される構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET MFCSCFG=filename
UNIX:
MFCSCFG=filename
export MFCSCFG

パラメーター

filename 構成ファイルの名前。

Windows:
SET MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg
UNIX:
MFCSCFG=/home/mydir/mfclisrv.cfg
export MFCSCFG

説明

MFCSCFG の値は、コマンド ラインで値が定義されている場合はその値によってオーバーライドされます。どちらの方法でもファイル名が指定されていない場合は、デフォルト名の構成ファイル mfclisrv.cfg が現在のディレクトリ内で検索されます。それでもファイルが見つからない場合は、各構成パラメーターのデフォルト値が使用されます。

MFDBFH_CONFIG

Specifies the location and the name of the configuration file that defines the database server instances and associated databases.

Syntax

UNIX:
MFDBFH_CONFIG=value
export MFDBFH_CONFIG
Windows:
SET MFDBFH_CONFIG=value

Values

value represents the full path and filename of your database configuration file.

Default

Not set.

MFDBFH_CONNECTION_POOLING

Specify whether database connection pooling is to be enabled or not when the database file handler is in effect.

Syntax

UNIX:
MFDBFH_CONNECTION_POOLING=TRUE|FALSE
export MFDBFH_CONNECTION_POOLING
Windows:
SET MFDBFH_CONNECTION_POOLING=TRUE|FALSE

Paramaters

TRUE
Connection pooling is enabled, which keeps database connections open, and then reuses them where possible in preference of creating a new connection.
FALSE
Connection pooling disabled. This setting comes at a cost to performance, as a new physical connection is established each time. You may want to disable connection pooling during testing, when databases are more frequently added and dropped: if pooling is enabled, and existing connections remain open, it may stop you from dropping that particular database.

Default

MFDBFH_CONNECTION_POOLING=TRUE

MFDBFH_RECORD_LOCKING

Specifies the type of record locking that it is to be used when the database file handler is in effect.

Syntax

UNIX:
MFDBFH_CONFIG=table|database
export MFDBFH_CONFIG
Windows:
SET MFDBFH_CONFIG=table|database

Paramaters

table
A file's record locks are held in a seperate lock table. (When using this locking mode, the behavior of record locking COBOL file operations closely follows the same behavior when using Fileshare.)
database
The native record locking mechanism of the database engine is used to establish and test locks on the data file records. This method improves performance, but at the cost of the locking behavior not exactly matching that of traditional COBOL record locking; see Database Record Locking for a list of differences for each database engine.

Default

MFDBFH_RECORD_LOCKING=table
注: If the value of this variable is set to anything other than 'database', this default is used.
MFDBFH_SCRIPT_DIR

Specifies the location of the scripts and stored procedures required when the database file handler is in effect.

Syntax

UNIX:
MFDBFH_SCRIPT_DIR=value
export MFDBFH_SCRIPT_DIR
Windows:
SET MFDBFH_SCRIPT_DIR=value

Values

value represents a path to the directory containing the required resources.

Default

value defaults to the \etc\mfdbfh\scripts sub directory of your product installation directory.

MFE.SMS
SMS サポートを有効にします。
MFEXTMAP
マッパー ファイルの場所。
MFLECONFIG

言語環境 (LE) ランタイム オプションの構成ファイルを指定します。

構文

Windows:
SET MFLECONFIG=filename
UNIX:
MFLECONFIG=filename
export MFLECONFIG

パラメーター

filename 使用する LE ランタイム オプションを含むファイル。

MFLOCKING
ロッキング サポートを有効にします。
MFLOGDIR
クライアント サーバー結合のログ ファイルが使用するディレクトリを指定します。

構文

Windows:
SET MFLOGDIR=dirname
UNIX:
MFLOGDIR=dirname
export MFLOGDIR

パラメーター

dirname ログ ファイルのディレクトリの名前。

Windows:
SET MFLOGDIR=/home/mydir/logs
UNIX:
MFLOGDIR=/home/mydir/logs
export MFLOGDIR
MFPRELOAD_USE
MFPRELOAD を呼び出してパフォーマンスを改善します。
MFREXX_LSEQ_RECSIZE_MAX

ゼロのレコード長でカタログ化されている行順編成ファイルの読み取り/書き込み時の REXX EXECIO コマンドに対するレコード長を指定します。

  • 使用するレコード長 (デフォルト = 255)
MFREXX_NOT
REXX のデフォルト (「¬」) に加えて、NOT 演算子に使用する 1 つ以上の文字を指定します。
  • 各演算子を表す 1 つまたは複数の文字。指定した各文字は、デフォルトの演算子に加えて使用されます。各追加文字は、一重引用符または二重引用符で囲んで定義するか、16 進法で定義する必要があります。複数の文字は、スペースまたはカンマで区切ります。
MFREXX_OR
REXX のデフォルト (「|」) に加えて、OR 演算子に使用する 1 つまたは複数の文字を指定します。
  • 各演算子を表す 1 つまたは複数の文字。指定した各文字は、デフォルトの演算子に加えて使用されます。各追加文字は、一重引用符または二重引用符で囲んで定義するか、16 進法で定義する必要があります。複数の文字は、スペースまたはカンマで区切ります。
MFSUB
SUBI または ASUBI を使用するかどうかを指定します。
  • SUBI
  • ASUBI
MFSYSCATDIR
システム カタログ ディレクトリの場所。
MFTRACE_ANNOTATIONS
トレース ファイルの場所。
MFTRACE_CONFIG
CTF 構成ファイルの場所。
MFTRACE_LOGS
CTF ログ ファイルの場所。
MFTSO_DEBUG
デバッグ メッセージの表示を制御します。
MFUSER
デフォルトのユーザー ID。
MFUSERCAT_LOC
ユーザー カタログの場所。
MULTMFENTMAP
< や & などの特殊文字を同等の HTML エンティティ (例えば、&lt; や &amp;) に置き換えるかどうかを指定します。

O

OOSW
オブジェクト指向ランタイム スイッチ

P

PATH
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

ランタイム システムも含むすべての UNIX プログラムで、実行する実行可能プログラムが検索されるディレクトリを指定します。

構文

PATH=pathname[:pathname]...
export PATH

パラメーター

pathname 実行可能ファイルを検索するディレクトリ。

PATH=$COBDIR/bin:$PATH
export PATH

R

RANDOM
SSL を使用している場合、RANDOM 変数の数値として格納される外部生成ランダム データは、SSL ハンド シェーキングで使用される一時的なキー ペアを生成するための初期ソルト値に挿入されます。RANDOM 値は初期ソルト値の一部のみを形成し、ランダム性を高めるのに役立ちますが、必須の要件ではありません。

S

SORTCOMPRESS
ソートされる各レコードで圧縮ルーチンを実行するかどうかをシステムに伝えます。

構文

Windows:
SET SORTCOMPRESS=5
UNIX:
SORTCOMPRESS=5
export SORTCOMPRESS

パラメーター

5 指定できるのはこの値のみです。これにより、ソート レコードのランレングス符号化が考慮されるため、レコードに複数の繰り返し文字が含まれている場合はパフォーマンスが大幅に向上します。

説明

ソートするレコードに、複数の空白文字など、繰り返される単一の文字が多く含まれる場合は、この変数の使用をお勧めします。この変数を使用すると、メモリの使用やソート処理の効率が向上します。

Windows:
SET SORTCOMPRESS=5
UNIX:
SORTCOMPRESS=5
export SORTCOMPRESS
SORTSCHEME
ソートスキームを有効にします。SORTSPACE と併用すると、パフォーマンスが改善されます。

構文

Windows:
SET SORTSCHEME=1
UNIX:
SORTSCHEME=1
export SORTSCHEME
  • SORTSCHEME=1 - これは、この環境変数に対する唯一の有効値です。詳細については、SORTSPACE を参照してください。
SORTSPACE
SORT 操作用に内部ワークスペースに割り当てられるメモリの量。これは、さまざまなフォーマットで指定できます。たとえば、64M、2G、および 1000000 を指定して、それぞれ 64 メガバイト、2 ギガバイト、および 1000000 バイトのソート メモリ領域を与えることができます。

構文

Windows:
SET SORTSPACE=n[K|k|M|m|G|g]
UNIX:
SORTSPACE=n[K|k|M|m|G|g]
export SORTSPACE

パラメーター

n[K|k|M|m|G|g SORT 操作用に内部ワークスペースに割り当てられるメモリの量。K または k はキロバイト、M または m はメガバイト、G または g はギガバイトを表します。文字なしはバイトを意味します。デフォルトは 1 メガバイトです。

説明

SORTSPACE に大きい値を指定すると通常、ソート速度が向上します。ただし、コンピューターの主メモリ容量を超える値を指定すると、オペレーティング システムが使用可能なメモリを検索しなければならなくなり、パフォーマンスが低下します。

Windows:
SET SORTSPACE=1024K
UNIX:
SORTSPACE=1024K
export SORTSPACE

SORTTEMPSPACE
SORT 操作用の一時ワークスペースに割り当てるメモリの量を指定します。

構文

Windows:
SET SORTTEMPSPACE=n[K|k|M|m|G|g]
UNIX:
SORTTEMPSPACE=n[K|k|M|m|G|g]
export SORTTEMPSPACE

パラメーター

n[K|k|M|m|G|g] SORT 操作用の一時ワークスペースに割り当てられるメモリの量。K または k はキロバイト、M または m はメガバイト、G または g はギガバイトを表します。文字なしはバイトを意味します。割り当てることができるメモリの最小量は 32 メガバイトです。

説明

SORTTEMPSPACE によって、SORT で使用するメモリの割り当てを調整でき、一般にメモリ断片化の影響を受けるシステムのパフォーマンスを向上できます。

Windows:
SET SORTTEMPSPACE=250MB
UNIX:
SORTTEMPSPACE=250MB
export SORTTEMPSPACE
SORTTYPE
ソート タイプを定義します。

構文

Windows:
SET SORTTYPE=2
UNIX:
SORTTYPE=2
export SORTTYPE
  • SORTTYPE=2 SORT はファイル ハンドラーの使用を強制されるため、フォーマット変更は extfh.cfg ファイルから取得されます。
  • この変数を未設定にすると、SORT はパフォーマンスを改善するために CBL_ ルーチンを使用してファイルの読み取り/書き込みを試みます。
注: 2 はこの環境変数に対する唯一の有効値です。
SSLDIR
SSL 接続を使用している場合に、この値は、システムの OpenSSL ディレクトリの一般的な場所を指定します。

T

TERM
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
使用する端末のタイプを定義します。

構文

TERM=name
export TERM

パラメーター

name terminfo データベース内の端末の名前。

TERM=at386
export TERM
TERMINFO
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。

ランタイム システムも含むすべての UNIX プログラムで、UNIX システムの Terminfo データベースが検索されるディレクトリを指定します。

構文

TERMINFO=pathname
export TERMINFO

パラメーター

pathname UNIX システムの Terminfo データベースが置かれているディレクトリの名前。

説明

UNIX システムの Terminfo データベースは、端末を使用する必要があるすべての UNIX アプリケーションで使用されます。COBOL アプリケーションでは、vi のような一般的な UNIX アプリケーションと比べ、より多く、より高度な端末機能が使用されるため、必要な Terminfo の詳細情報も多くなります。端末の機能のうち、端末の初期化時に設定され、ファンクション キーの使用を制御するような機能は一般に、通常の COBOL アプリケーションで必要な機能と矛盾します。このような場合、COBOL で必要とされるその端末情報を、別の Terminfo データベースに格納し、COBTERMINFO を使用して参照できます。

TMPDIR
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
SUNIX システムのデフォルトのディレクトリの代わりに、一時ファイルを格納するディレクトリを指定します。

構文

TMPDIR=pathname
export TMPDIR

パラメーター

pathname UNIX アプリケーションの一時作業ファイル用ディレクトリ。一時作業ファイルは、Cob のような COBOL ユーティリティや、ランタイム システムで、SORT などの文が実行された場合に作成されることがあります。ディレクトリを指定しない場合は、システムのデフォルトのディレクトリが使用されます。

説明

ヒープの作成時、または整列時に、ランタイム システムでデータをディスクにページングする必要がある場合は、この環境変数を使用する必要があります。

TXFILEP
The location of Micro Focus VSAM files. This can be a location on disk or a datastore location within a database. For database-hosted files, use the notation sql://host[/instance]/datastore[?folder=/path] - see The dbfhdeploy Command Line Utility for more information.

U

USER
制約事項: この環境変数は UNIX 環境にのみ該当します。
デフォルトのユーザー名。

X

XFHLOG
注: This variable is applicable to Windows platforms only.
Determines the location of the log file when the LOG option is active.

Syntax:

SET XFHLOG=DEFAULT

Parameters:

DEFAULT - generates the log file in the current directory.

Comments:

If the XFHLOG variable is not set, the log file is created in C:\ProgramData\Micro Focus\File Handler\[version-number].

where [version-number] represents the version of your Micro Focus product.

The effect of this variable can be overridden by the LOGFILENAME configuration option.