LDAP リポジトリを使用して Micro Focus アプリケーションの情報を保持するには、そのスキーマを Micro Focus オブジェクトをサポートするように拡張する必要があります。これを行うには、拡張機能を含む LDIF (Lightweight Directory Interchange Format) ファイルを作成します。
この作業には mfds -L コマンド ライン ユーティリティを使用します。
mfds -L [schema partition Distinguished Name] option ldif-filename [schema-version-1] [schema-version-2]
schema partition Distinguished Name | スキーマ定義が保持されているディレクトリ情報ツリー内のパーティションの DN を指定します。スキーマ パーティションには、attributeSchema や classSchema などのオブジェクト クラス インスタンスが保持されています。 |
option | ターゲット ディレクトリ サーバー タイプを指定します。0 = Microsoft Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス (Active Directory Lightweight Directory Service;
AD LDS) 、1 = Active Directory (デフォルト)、2 = OpenLDAP、3 = Sun Directory。
注: ldif-filename を指定する場合は、このパラメーターの値も指定する必要があります。
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ldif-filename | エクスポート先ファイルの名前を指定します。
デフォルト:mfds_schema_[ mfds version ].ldf (例:mfds_schema_1.05.09.ldf) |
schema-version-1 | 生成するスキーマ拡張のバージョンを指定します。0 = 現在のスキーマ バージョン (デフォルト)。数値が 0 より大きくなるほど、スキーマ バージョンは古くなります。 |
schema-version-2 | このオプションは、前のスキーマからアップグレードする場合に使用します。schema-version-2 が指定されていてその値が schema-version-1 未満の場合、出力ファイルは schema-version-1 および schema-version-2
の差分になります。
schema-version-2 の値が schema-version-1 以上の場合、このオプションは無視されます。 |
this_machine.mycom.com AD サーバーを使用して Active Directory 専用の mfds-schema.ldf という LDIF ファイルを作成するには、次のコマンドを実行します。
mfds -L DC=mycom,DC=com 1 c:\mfds-schema.ldf
ただし、実際には、特定のスキーマ パーティションの DN の値を使用するのではなく、ルート DN を外部で指定できる移植可能な LDIF ファイルが必要になる場合があります。Windows LDFIDE ツールを使用してリポジトリ スキーマを拡張すると、生成される LDF ファイルで DC=X をスキーマ パーティション名として使用できます。これにより、インポート時に置き換えが可能になります。次に例を示します。
mfds -L DC=X 1
ほとんどのインストール システムで十分なはずです。